離乳食完了期(パクパク期)の進め方|固さ・量・手づかみと窒息注意
こども家庭庁・厚生労働省の授乳・離乳ガイドをもとに、離乳食完了期(1歳〜1歳半ごろ)の固さ・1回量の目安・手づかみ食べ・窒息に注意したい食材をまとめました。
離乳完了期
1日3回食+補食。形のあるものを歯ぐきで噛みつぶせるようになります。
ℹ️ 離乳完了期(1歳〜1歳6か月ごろ)は「授乳・離乳の支援ガイド」の区分、次の1〜2歳は「日本人の食事摂取基準」の区分です。原典が異なるため年齢が重なります。
1日の回数と、飲み込みやすい固さの目安です。
| 項目 | 目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 食事の回数必要に応じて1日1〜2回の補食(間食)を加えます。 | 1日3回 | こども家庭庁 |
ℹ️ この時期の「1回あたりの目安量」は、原典の記載を確認できたものから順に掲載しています。 現時点では未掲載のため、こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」でご確認ください。
組み立て方の一例として編集部が作成した献立です。公的機関が示した献立ではありません。 分量の根拠は上の目安量の表(出典つき)をご覧ください。
3回食+補食の日
窒息丸くてつるっとした食品は4等分に切る
あめ・ぶどう・ミニトマト・さくらんぼ・球形の個装チーズ・うずらの卵・白玉団子などは、そのままだと気道をふさぎます。4等分に切るか、加熱してやわらかくしてから与えてください。姿勢を良くして食べることに集中させ、泣いているときに食べ物を与えないことも大切です。
窒息硬い豆やナッツ類は5歳以下には食べさせない
硬い豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないよう注意喚起されています。小さく砕いても、かけらが気管に入り込むと肺炎や気管支炎を起こすおそれがあります。
アレルギー自己判断で食物を除去しない
食物アレルギーの原則は「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」です。血液検査や皮膚テストが陽性というだけでは診断にはならず、除去の必要もありません。心配だからと自己判断で食品を除くと、必要な栄養が不足することがあります。必ず医師の診断を受け、指示に沿って進めてください。
アレルギー表示が義務づけられているのは8品目
えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)の8品目は、加工食品への表示が義務づけられています(くるみは2025年4月1日に完全施行)。このほかに表示が推奨される品目が20あります。加工食品を使うときは原材料表示を確認してください。
アレルギーアレルギーが心配でも、開始を遅らせない
食物アレルギーの発症を心配して離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、予防効果があるという科学的根拠はありません。離乳の開始として適当な時期は生後5〜6か月ごろです。すでにアレルギーが疑われる場合は、自己判断せず医師に相談してください。
味つけ味つけは薄く、素材の味から
離乳期から幼児期は、大人の料理から取り分ける前に味つけ前のものを分けるか、湯で薄めます。濃い味に慣れると薄味を受けつけにくくなります。
こども家庭庁・厚生労働省の授乳・離乳ガイドをもとに、離乳食完了期(1歳〜1歳半ごろ)の固さ・1回量の目安・手づかみ食べ・窒息に注意したい食材をまとめました。
牛乳は飲み物としては1歳を過ぎてからが基本で、それ以前は離乳食の調理に少量を加熱して使います。厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』をもとに、飲料として与える時期、飲みすぎによる鉄不足への注意、乳アレルギーや温度の配慮を整理しました。
ヨーグルトは中期ごろから使える乳製品で、カルシウムやたんぱく質がとれます。厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』をもとに、プレーン(無糖)を少量から始めること、乳アレルギーへの配慮、加糖・はちみつ入りを避けること、与え方を整理しました。
チーズは手軽なたんぱく質・カルシウム源ですが、塩分・脂肪が多く与え方に注意。塩分の少ないものから少量、加熱して使う考え方、牛乳(乳)アレルギーやナチュラルチーズのリステリアへの注意を、厚生労働省のガイドをもとに整理しました。
消費者庁の警告:2014〜2019年の食品による14歳以下の窒息死80件のうち5歳以下が73件(9割)。硬い豆・ナッツ類は5歳以下に与えない、ぶどう・ミニトマトは4等分が原則。年齢別危険食品と緊急時の対処法を整理しました。
食物アレルギーは離乳食期に気づくことが多く、卵・乳・小麦が主な原因。除去や再開は必ずアレルギー専門医の指示で(自己判断は危険)。表示義務8品目、年齢別の考え方、園・学校・外食での誤食対策、エピペンへの備えまで0〜12歳を整理しました。
こども家庭庁/2019年改定版(策定時は厚生労働省)
こども家庭庁/2012年(平成24年)3月策定(策定時は厚生労働省)
文部科学省/令和3年(2021年)2月改正・同年4月1日施行
厚生労働省/2025年版(適用期間: 令和7年度〜令和11年度)
農林水産省
東京都
消費者庁
消費者庁
乳汁から食べ物へ。回数と固さを月齢で少しずつ進めます。
大人の食事から取り分けつつ、薄味と量の目安を押さえる時期。
給食が1日の食事の一部を担います。家庭では朝夕で不足を補います。