この記事のポイント
- 寝つきの悪さや夜泣きは1〜3歳に多い。発達の途中で起きやすく、多くは一時的なものです。
- 「必要睡眠時間」は幅で考える。1〜2歳でおおむね11〜14時間が一つの目安。昼寝も合わせて見ます。
- 整えるのは「リズム」と「環境」。起きる時間・光・寝る前の過ごし方が寝つきを左右します。
- 対象:1〜3歳ごろの子どもの睡眠に悩む保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 寝つきの悪さ・夜泣きが続いてつらい | かかりつけ小児科 |
| 強いいびき・寝ている間の息止まり | かかりつけ小児科 |
| 発育や生活全体の不安 | こども家庭庁の母子保健情報・自治体の保健センター |
| 夜間・休日に体調が心配 | #8000(小児救急相談) |
重要:1〜3歳の寝つきの悪さや夜泣きの多くは成長とともに落ち着きます。ただし、強いいびきや息が止まる様子、極端な不眠が続くときは睡眠の問題が隠れていることもあるため、かかりつけ小児科で相談しましょう。
1〜3歳に必要な睡眠時間の目安
厚生労働省「睡眠(健康づくりのための情報)」 より:年齢に応じて必要な睡眠時間には幅があるとされています。
- 1〜2歳はおおむね11〜14時間が一つの目安です。
- 昼寝を含めた合計で考え、数字にこだわりすぎないことが大切です。
- 必要な睡眠時間には個人差があり、機嫌や日中の様子も手がかりになります。
- 足りているかは「日中ごきげんに過ごせているか」で見ます。
寝つきをよくする「リズムと光」の整え方
こども家庭庁「母子保健(子どもの健康)」 より:規則正しい生活リズムが、子どもの心身の発達を支えるとされています。
- 朝は決まった時間に起こし、朝の光を浴びる習慣をつけます。
- 昼寝が遅い・長いと夜の寝つきが悪くなることがあります。
- 寝る前は照明を落とし、静かな時間に切り替えます。
- 入眠の流れ(お風呂→絵本→就寝)を毎日同じにすると寝つきやすくなります。
夜泣きとのつき合い方
日本小児科学会「子どもの健康・病気の解説」 より:夜泣きは発達の過程でよく見られ、多くは時間とともに落ち着くとされています。
- すぐ抱き上げず、少し様子を見ると自分で再び眠ることもあります。
- 空腹・暑さ・寒さ・おむつなど、不快の原因がないか確認します。
- 親が疲れすぎないよう、家族で交代する工夫も大切です。
- 夜泣きが続いてつらいときは、ひとりで抱えず小児科に相談します。
寝る前のメディアと環境
日本小児科医会「スマホ・メディアと子どもの生活」 より:就寝前の強い光や刺激は、寝つきに影響しうるとされています。
- 寝る前のテレビ・スマホ・動画は寝つきを妨げやすくなります。
- 寝室はできるだけ暗く静かにし、室温を快適に保ちます。
- 興奮する遊びは早めに切り上げ、落ち着く時間をつくります。
- 睡眠は「整える」もの。完璧を目指さず続けることが大切です。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 寝る直前までスマホ・動画を見せる | 強い光と刺激で寝つきが悪くなる |
| 夜泣きのたびにすぐ完全に起こしてあやす | 自分で眠る力が育ちにくくなることがある |
| 昼寝を夕方遅くまで長くさせる | 夜の寝つきが悪くなりやすい |
| 必要睡眠時間の数字だけにこだわる | 個人差が大きく親子とも疲れやすい |
| 強いいびき・無呼吸を様子見で放置する | 受診が必要なサインを見逃すことがある |
よくある誤解
Q. 夜泣きは育て方のせいですか?
A. いいえ。夜泣きは発達の過程でよく見られるもので、親の関わり方が原因とは限りません。多くは時間とともに落ち着きます。
Q. 必要な睡眠時間は必ず守らないとダメですか?
A. 目安には幅があります。合計の睡眠と日中の機嫌を見て、数字に縛られすぎないことが大切です。
Q. 寝つきが悪いとき、添い寝をやめるべきですか?
A. 家庭の方針で構いません。大切なのは、毎日同じ入眠の流れを保ち、安心して眠れる環境を整えることです。
Q. 昼寝はさせないほうが夜眠りますか?
A. 1〜3歳は昼寝が必要な時期です。時間帯や長さを調整し、夕方遅くまで寝かせないようにします。
Q. 睡眠の悩みが続くとき、どこに相談すればいい?
A. 寝つきや夜泣きが続いてつらいとき、いびきや無呼吸が気になるときはかかりつけ小児科へ、夜間・休日は#8000に相談できます。
この記事の根拠
- 厚生労働省「睡眠(健康づくりのための情報)」
- 日本小児科学会「子どもの健康・病気の解説」
- 日本小児科医会「スマホ・メディアと子どもの生活」
まとめ
- 1〜3歳の寝つきの悪さや夜泣きは多くが一時的で、成長とともに落ち着きます。
- 必要な睡眠時間は1〜2歳で11〜14時間が目安。昼寝も含め幅をもって考えます。
- 朝決まった時間に起こし光を浴びることが、夜の寝つきを助けます。
- 寝る前のスマホ・動画は控え、暗く静かな環境を整えます。
- 強いいびきや無呼吸、続く不眠は様子見せず小児科に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医にご相談ください。

