メインコンテンツへスキップ
6〜8歳🏥健康・医療

インフルエンザ、2026年は8月に流行入り:9月の学級閉鎖・出席停止・予防接種はどうする?

2026年は第34週(8月17〜23日)に全国の定点報告が1.0を超え、東京・神奈川は8月中に流行開始。新学期に学級閉鎖が出始めた今、親が確認すべき受診の目安・出席停止の数え方・予防接種の時期を整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026年9月7日8分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・東京都・神奈川県 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026年9月7日2026年9月7日現在の情報参考文献:11

※記載内容は上記時点の情報です。制度・数値・窓口などは変わることがあるため、重要な事項は公式情報でご確認ください。

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

共有LINEX

この記事のポイント

  • まず結論:2026年は 第34週(8月17〜23日)に全国の定点当たり報告数が1.11 となり、流行開始の目安「1.0」を超えました。東京・神奈川は8月中に流行開始、9月に入って学級閉鎖の報告が出始めています
  • 今すぐ決めておくこと:①どの症状ならその日に受診か ②出席停止の数え方(発症日・解熱日は「0日」) ③予防接種をいつ受けるかをかかりつけ医に相談
  • 数字の見方:定点報告数は「流行の目安」。お子さんが感染する確率ではありません。公式の週次発表を1か所だけ追えば十分
  • 対象:保育園・幼稚園・小学校に通うお子さんを持つ保護者向け

SNSや口コミで見られる「リアルな困りごと」

「9月なのにもうインフル?学級閉鎖のお知らせが来て、予防接種まだなのに…と焦った。」

「保育園の呼び出しコール、着信音だけで心拍数が上がるようになった。」

「解熱したのに『まだ登園できません』の日数計算、毎回自信がない。」

こうした声は、SNS や子育てコミュニティで実際によく見られるテーマです(編集部が想定した典型例として整えています)。今年は例年より1か月以上早く流行が始まったので、「まだ心の準備ができていない」のが普通です。

ここから先は、国と自治体の公式発表をもとに、9月の今、親が確認しておくことを順に整理します。

発熱した、その日に受診?様子見?

流行状況に関係なく、判断の軸はここです。

状況 対応
すぐ救急(119) 異常言動(うわ言・つじつまの合わない言葉・突然走り出す)/けいれん/意識がぼんやり/呼吸が苦しそう/唇や顔色が悪い
その日のうちに小児科 突然の38℃以上の発熱+全身のだるさ・関節痛/家族・クラスに感染者がいる/3か月未満の発熱/水分がとれない・おしっこが減った/5歳未満・基礎疾患あり(重症化リスク群)
早めに受診 発熱から 48時間以内(抗インフルエンザ薬の適応の窓)
家庭で様子見 水分がとれて、機嫌よく遊べる時間がある、呼吸が落ち着いている

夜間・休日で迷ったら #8000こども医療電話相談事業)で看護師等に相談できます。

抗インフルエンザ薬の年齢別の選び方・解熱剤の注意(アセトアミノフェン以外は使わない)・異常行動への備えは、子どものインフルエンザ:抗インフル薬の選択・出席停止・家庭ケア に詳しくまとめています。インフルエンザ脳症のサインは 子どものインフルエンザ対策 を参照してください。

2026年は何が「早い」のか:公式発表の数字

全国:第34週(8月17〜23日)に流行入り

厚生労働省「インフルエンザの発生状況について」(2026年8月28日) より:

  • 第34週の全国の定点当たり報告数は 1.11(流行開始の目安「1.0」を超過)
  • 感染症法が施行された1999年以降では、2009年に次いで2番目に早い流行入り(前年から流行が続いていた2023年を除く)

例年の流行入りは11〜12月です。今年は2〜3か月早いことになります。

東京・神奈川:8月中に流行開始

東京都「東京都内でインフルエンザが流行開始」(2026年8月27日) より:

  • 第34週(8月17〜23日)の都内の定点当たり報告数は 1.49
  • 昨年(令和7年)は第39週(9月22〜28日)に流行開始。1か月以上早い
  • 夏休み明けで児童・生徒の接触機会が増えるため、学校・家庭での感染拡大に注意

神奈川県「インフルエンザの流行が始まりました!」(2026年) より:

  • 第33週(8月10〜16日)の県内の定点当たり報告数は 1.37。東京より1週早く目安を超えた
  • 昨年は第39週に 1.24 で流行開始。1か月半ほど早い

9月に入り、学級閉鎖の報告が出始めた

船橋市「船橋市内で今シーズン初の学級閉鎖がありました」 より:

  • 市内の小学校で今シーズン初のインフルエンザ様疾患による学級閉鎖(2026年9月4日〜9月6日

他の自治体でも新学期以降に学級閉鎖が報告されています。お住まいの自治体の状況は、各都道府県の感染症情報センターの「学級閉鎖等の状況」ページで確認できます。

注意:ここに載せた数値は2026年9月7日時点の公式発表です。定点報告数は毎週更新されるので、最新の状況は次の「流行状況の見方」からご自身で確認してください。

流行状況はどこを見ればいい?(毎週更新される公式ページ)

情報源は3つあれば十分です。SNS の「〇〇でインフル爆増」より、まずこちらを。

見たいこと 公式ページ 更新
全国の定点報告数(週ごと) 厚生労働省 インフルエンザに関する報道発表資料 9〜4月は毎週金曜
都道府県ごとの流行レベル(色分け地図) 厚生労働省 インフルエンザ流行状況レベルマップ 週次
感染症全体の週報・過去との比較 国立健康危機管理研究機構 感染症発生動向調査週報(IDWR) 週次
東京都の週次データ・保健所別 東京都インフルエンザ情報 週次

「定点当たり報告数」の読み方:都道府県が指定した医療機関(定点)1か所あたり、1週間に何人のインフルエンザ患者が受診したかの平均です。1.0 超え=流行開始の目安、10 超え=注意報、30 超え=警報の水準として使われます。お子さんが感染する確率そのものではなく、「地域でどれくらい広がっているか」の温度計だと思ってください。

学級閉鎖になったら:仕事と登園・登校はどうなる?

学級閉鎖中、本人が元気でも登校はできない

学級閉鎖は「そのクラスの子は登校しない」措置です。本人が元気でも登校はできません。閉鎖の期間・オンライン授業の有無・学童の受け入れは学校・自治体によって違うので、学校からの連絡文書をそのまま確認してください。

本人が発症したら:出席停止の数え方

学校保健安全法施行規則 第十九条 より:

発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで

数え方の注意:発症日・解熱日は「0日目」(その日は数に入れない)。条文が「発症した」「解熱した」と書いているとおり、発症した日・解熱した日は算定に入れず、その翌日を1日目として数えます。

  • 発症日=体温が急に上がった日(0日)
  • 解熱日=薬を使わず平熱に戻った最初の日(0日)
  • 両方の条件を満たした日の翌日から登校・登園できます
  • 抗インフルエンザ薬で熱が早く下がっても、「発症後5日」の条件は短くなりません

具体的な日付の例(「9月10日に発熱、13日に解熱」など)は 子どものインフルエンザ:抗インフル薬の選択・出席停止・家庭ケア の「出席停止の数え方」で確認できます。

保育園の登園基準は自治体・園によって「登園届」「意見書」の扱いが違います。園に直接確認してください。

予防接種、今年はいつ受ける?

子どものインフルエンザワクチンは何歳から?回数・時期・卵アレルギー にまとめたとおり、子どものインフルエンザワクチンは任意接種で、生後6か月から13歳未満は2回接種(間隔2〜4週間)、13歳以上は1回です。効果が出るまでに2週間ほどかかるとされ、例年は「流行が本格化する前の秋」に受けるのが一般的です。

今年は流行入りが早いぶん、「いつ受けるか」をかかりつけ医に早めに相談するのが現実的です。次の点を伝えると相談がスムーズです。

  • お子さんの年齢(13歳未満なら2回接種の間隔をどう取るか)
  • 卵アレルギー・基礎疾患の有無
  • 園・学校でのすでに出ている流行状況
  • ワクチンの入荷時期(医療機関によって9月中〜10月以降と差があります)

ワクチンの供給時期・接種開始日は医療機関ごとに違います。「今年は早めに打つべき」と本記事が断定するものではなく、接種時期の判断は必ずかかりつけ医と相談してください。

家庭でできること:流行が早い年の「基本」

流行が早くても、やることは変わりません。特別な対策より、いつもの対策を9月から始めるだけです。

  • 手洗い:帰宅後・食事前・トイレ後。石けんで20〜30秒
  • 咳エチケット:マスクができる年齢なら、咳・くしゃみのときはマスクか肘で
  • 睡眠と食事:新学期の疲れが出る時期。寝不足は免疫の敵
  • 看病の備え:解熱剤(アセトアミノフェン)の残量、経口補水液、体温計の電池、兄弟姉妹の隔離スペース
  • 仕事の段取り:学級閉鎖・出席停止は1週間前後続きます。祖父母・病児保育・在宅勤務の選択肢を今のうちに確認
  • 登校前の検温:発熱に気づかず登校すると、クラス全体の閉鎖につながります

やってはいけないこと

  • 解熱剤にアスピリン・ロキソプロフェン系を使う(子どもはアセトアミノフェン一択)
  • 熱が下がったからと「発症後5日」を待たずに登校させる(法定の出席停止期間は薬で短縮しない)
  • 発症から2日間、子どもを1人にする(異常行動は薬の有無に関わらず報告されています。窓・玄関のロックを)
  • SNS の「〇〇で爆増」だけで受診を決める(定点報告数は地域の温度計。受診の判断は症状で)
  • 予防接種の時期を自己判断で前倒し・見送りする(かかりつけ医と相談)

よくある誤解

Q. 8月に流行入りなんて、今年のインフルは特別に強いの? A. 公式発表が示しているのは「時期が早い」ことで、「症状が重い」ことではありません。ウイルスの型や重症度の傾向は今後の週報で更新されます。数字の意味を分けて受け取ってください。

Q. 夏なのにインフル?熱中症との見分けは? A. 突然の高熱に全身のだるさ・関節痛・咳が伴えばインフルエンザを疑います。熱中症は暑い環境で起き、頭痛・吐き気・めまいが前に出ます。迷ったら受診で、検査で分かります。

Q. 学級閉鎖のクラスの子と遊んでしまった。すぐ検査すべき? A. 症状が無いうちの検査は、正確に判定できないことがあります。発熱などの症状が出てから受診してください。それまでは手洗いと検温を。

Q. 予防接種を打てば、学級閉鎖でも登校できる? A. できません。学級閉鎖はクラス単位の措置で、個人の接種歴に関係なく適用されます。

この記事の根拠

まとめ

  • 2026年は 第34週(8月17〜23日)に全国で流行入り(定点1.11)。東京1.49・神奈川1.37と、首都圏は8月中に流行開始。9月に学級閉鎖が出始めた
  • 受診の軸は流行状況ではなく症状。異常言動・けいれん・呼吸困難は 119、迷ったら #8000
  • 出席停止は 「発症後5日 かつ 解熱後2日(幼児3日)」。発症日・解熱日は「0日」と数え、薬で熱が下がっても短縮しない
  • 予防接種は 生後6か月から・13歳未満は2回。今年の接種時期はかかりつけ医と早めに相談
  • 最新の流行状況は 厚労省の週次発表・レベルマップ・IDWR の3か所で足りる

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発表情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報であり、掲載している数値は2026年9月7日時点の目安です。流行状況・学級閉鎖の基準・ワクチンの供給状況は変わりうるため、受診・接種の前に各公式ページや医療機関でご自身で直接ご確認ください。本記事の情報のみで判断せず、緊急時は 119、迷うときは #8000 へ。最終的な判断は医療機関の指示を優先してください。

🌱

次のステージ:Mid Stage9〜10歳

お子さんが成長したら、こちらもどうぞ

あわせて読みたい

当サイトの情報は公的機関や専門家の発信をもとに編集部が独自にまとめたものです。各情報源の機関が監修・承認したものではありません。健康や発達について心配がある場合は医師や専門家にご相談ください。