この記事のポイント
- 3〜6歳は寝つきの悪さや夜中の覚醒が起きやすい。多くは発達の途中で見られる一時的なものです。
- 夜驚症(夜中に突然泣き叫ぶ)はこの年齢に多い。本人は覚えておらず、たいてい自然に落ち着きます。
- 必要睡眠時間は3〜5歳でおおむね10〜13時間が目安。リズムと環境を整えるのが基本です。
- 対象:3〜6歳ごろの子どもの睡眠に悩む保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 寝つきの悪さ・夜中の覚醒が続く | かかりつけ小児科 |
| 夜驚症が頻繁・けがの心配がある | かかりつけ小児科 |
| 強いいびき・寝ている間の息止まり | かかりつけ小児科 |
| 夜間・休日に体調が心配 | #8000(小児救急相談) |
重要:夜驚症や寝つきの悪さの多くは成長とともに落ち着きます。ただし、強いいびきや息が止まる様子、回数が多くけがの危険がある夜驚は、睡眠の問題が隠れていることもあるため、かかりつけ小児科で相談しましょう。
3〜6歳に必要な睡眠時間の目安
厚生労働省「睡眠(健康づくりのための情報)」 より:年齢に応じて必要な睡眠時間には幅があるとされています。
- 3〜5歳はおおむね10〜13時間が一つの目安です。
- 昼寝は減っていく時期で、なくなる子も出てきます。
- 必要な睡眠時間には個人差があり、日中の機嫌が手がかりになります。
- 足りているかは「園で元気に過ごせているか」で見ます。
寝つきをよくする生活リズム
こども家庭庁「母子保健(子どもの健康)」 より:規則正しい生活リズムが、子どもの心身の発達を支えるとされています。
- 朝は決まった時間に起こし、朝の光を浴びる習慣をつけます。
- 昼寝が遅い・長いと夜の寝つきが悪くなることがあります。
- 寝る前は照明を落とし、静かに過ごす時間に切り替えます。
- 入眠の流れを毎日同じにすると、寝つきが安定しやすくなります。
夜驚症(夜中に突然泣き叫ぶ)への対応
日本小児科学会「子どもの健康・病気の解説」 より:夜驚症はこの年齢に見られ、多くは成長とともに落ち着くとされています。
- 突然泣き叫び、声をかけても通じないことがありますが本人は覚えていません。
- 無理に起こさず、けがをしないよう見守るのが基本です。
- 疲れすぎや寝不足が引き金になることがあります。
- 回数が多い・けがの心配があるときは小児科に相談します。
寝る前のメディアと環境
日本小児科医会「スマホ・メディアと子どもの生活」 より:就寝前の強い光や刺激は、寝つきに影響しうるとされています。
- 寝る前のテレビ・スマホ・動画は寝つきを妨げやすくなります。
- 寝室はできるだけ暗く静かにし、室温を快適に保ちます。
- 興奮する遊びは早めに切り上げ、落ち着く時間をつくります。
- 睡眠は整えるもの。完璧を目指さず続けることが大切です。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 夜驚の最中に無理やり起こす・強く揺さぶる | かえって興奮が長引き、けがにつながることがある |
| 寝る直前までスマホ・動画を見せる | 強い光と刺激で寝つきが悪くなる |
| 昼寝を夕方遅くまで長くさせる | 夜の寝つきが悪くなりやすい |
| 必要睡眠時間の数字だけにこだわる | 個人差が大きく親子とも疲れやすい |
| 強いいびき・無呼吸を様子見で放置する | 受診が必要なサインを見逃すことがある |
よくある誤解
Q. 夜驚症は心の病気ですか?
A. 多くは発達の途中で見られるもので、成長とともに落ち着きます。本人は覚えておらず、無理に起こさず見守るのが基本です。
Q. 必要な睡眠時間は必ず守らないとダメですか?
A. 目安には幅があります。合計の睡眠と日中の機嫌を見て、数字に縛られすぎないことが大切です。
Q. この年齢でも昼寝は必要ですか?
A. 昼寝は減っていく時期で、なくなる子もいます。夜の寝つきに影響しないよう、遅い時間の昼寝は避けます。
Q. 寝つきが悪いとき、添い寝をやめるべきですか?
A. 家庭の方針で構いません。毎日同じ入眠の流れを保ち、安心して眠れる環境を整えることが大切です。
Q. 睡眠の悩みが続くとき、どこに相談すればいい?
A. 寝つきや夜驚が続くとき、いびきや無呼吸が気になるときはかかりつけ小児科へ、夜間・休日は#8000に相談できます。
この記事の根拠
- 厚生労働省「睡眠(健康づくりのための情報)」
- 日本小児科学会「子どもの健康・病気の解説」
- 日本小児科医会「スマホ・メディアと子どもの生活」
まとめ
- 3〜6歳の寝つきの悪さや夜中の覚醒は多くが一時的で、成長とともに落ち着きます。
- 必要な睡眠時間は3〜5歳で10〜13時間が目安。昼寝も含め幅をもって考えます。
- 夜驚症はこの年齢に多く、無理に起こさずけがをしないよう見守るのが基本です。
- 寝る前のスマホ・動画は控え、暗く静かな環境とリズムを整えます。
- 強いいびきや無呼吸、頻繁な夜驚は様子見せず小児科に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医にご相談ください。

