この記事のポイント
- HPVワクチンは「子宮頸がん」など、ヒトパピローマウイルス(HPV)が関わる病気を防ぐ目的のワクチンです。
- 対象は小学6年〜高校1年相当の女子が定期接種(公費)の中心で、年齢や種類により接種回数が異なります。
- 接種後の痛みや失神(迷走神経反射)に備えた配慮が行われ、接種後は一定時間の安静が推奨されます。
- 対象:小学校高学年〜思春期のお子さんの接種を検討する保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 対象年齢・接種回数・公費の対象か | 自治体の予防接種窓口・かかりつけ小児科 |
| 接種後の腕の痛み・体調の変化 | 接種した医療機関・かかりつけ医 |
| 夜間・休日に急な体調不良 | #8000(こども医療電話相談) |
| 失神・けいれんなど緊急時 | 119番 |
重要:HPVワクチンは接種をするかどうかをご家庭で考える時間が大切なワクチンです。効果と起こりうる症状の両方を、自治体から届く案内や接種医の説明で確認し、疑問は接種前にかかりつけ医へ。接種後に気になる症状が続くときも、まず接種した医療機関に相談してください。
HPVワクチンは何の病気を防ぐ?
厚生労働省「予防接種・ワクチン」 より:HPVワクチンは子宮頸がんなどの予防を目的に位置づけられています。
- HPVは性的接触で広がりやすいありふれたウイルスです。
- 一部のHPVは子宮頸がんなどの原因になることが知られています。
- ワクチンは感染前の接種で予防効果が高いとされます。
- このため、性交渉が始まる前の年代が接種対象とされています。
対象年齢と接種時期
国立感染症研究所「日本の予防接種スケジュール」 より:HPVワクチンは対象年齢と回数が定められた定期接種です。
- 定期接種の中心は小学6年〜高校1年相当の女子です。
- 標準的な接種時期は中学1年生の間とされています。
- ワクチンの種類や開始年齢によって接種回数が変わります。
- 対象期間内は公費(無料)で受けられます。
一般的な副反応と接種後の配慮
こども家庭庁「母子保健・予防接種」 より:予防接種後の反応には個人差があり、接種後の見守りが大切とされています。
- 接種部位の痛み・腫れ・赤みはよくみられる反応です。
- 緊張や痛みで一時的に気が遠くなる失神が起こることがあります。
- このため接種後は座って一定時間、安静にして様子を見ます。
- 気になる症状が続くときは接種した医療機関に相談します。
接種を考えるときの進め方
日本小児科学会「一般の方へ」 より:接種は情報を確認したうえで判断する姿勢が大切とされています。
- 自治体から届く案内やリーフレットに目を通します。
- 効果と起こりうる症状の両方を本人と一緒に確認します。
- 疑問があれば接種前にかかりつけ医へ相談します。
- 体調が悪い日は無理せず接種日を調整します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| ネットの不安情報だけで判断する | 効果と症状を公平に比べられなくなる |
| 接種後すぐに立ち上がって動き回る | 失神(迷走神経反射)で転倒する危険がある |
| 体調が悪い日に無理に接種する | 副反応か体調不良か判断しづらくなる |
| 痛みや症状が続くのに我慢して様子見だけする | 必要な相談・対応が遅れることがある |
| 本人の不安や疑問を置き去りにして進める | 納得のない接種は本人の負担になりやすい |
よくある誤解
Q. HPVワクチンは何歳から打てますか?
A. 定期接種の中心は小学6年〜高校1年相当です。標準は中学1年生の間とされますが、対象や回数は自治体の案内で確認しましょう。
Q. 男の子は対象外ですか?
A. 定期接種の中心は女子ですが、取り扱いは制度や自治体で異なる場合があります。詳しくは自治体の予防接種窓口で確認してください。
Q. 接種後に気が遠くなることがあると聞きました。
A. 緊張や痛みによる失神が起こることがあるため、接種後は座って一定時間安静にします。心配なときは接種医に伝えましょう。
Q. 何回打つ必要がありますか?
A. ワクチンの種類や開始年齢で回数が変わります。スケジュールはかかりつけ医や自治体の案内で確認してください。
Q. 接種するか迷ったら、どこに相談すればいい?
A. 効果や対象の疑問は自治体の予防接種窓口やかかりつけ医に、接種後の症状は接種した医療機関に相談しましょう。
この記事の根拠
- 国立感染症研究所「日本の予防接種スケジュール」
- 厚生労働省「予防接種・ワクチン」
- こども家庭庁「母子保健・予防接種」
- 日本小児科学会「一般の方へ」
まとめ
- HPVワクチンは子宮頸がんなど、HPVが関わる病気を防ぐ定期接種です。
- 対象の中心は小学6年〜高校1年相当の女子で、標準は中学1年です。
- 接種回数はワクチンの種類や開始年齢によって変わります。
- 接種後は失神に備え、座って一定時間安静にすることが大切です。
- 効果や対象の疑問は自治体やかかりつけ医に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医にご相談ください。

