この記事のポイント
- B型肝炎ワクチンは「B型肝炎ウイルス」の感染を防ぐ。感染が長く続くと肝臓の病気につながることがあるため、乳児期から予防します。
- 接種は3回が基本。標準では生後2カ月から始め、一定の間隔をあけて進めます。
- 接種部位の腫れや軽い発熱が出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
- 対象:生後すぐ〜1歳ごろの赤ちゃんを持つ保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 接種開始時期・回数・間隔の不安 | かかりつけ小児科・自治体の予防接種窓口 |
| 母子間の感染予防の進め方 | 出産した医療機関・かかりつけ小児科 |
| 夜間・休日に高熱やぐったりしている | #8000(こども医療電話相談) |
| けいれん・呼吸が苦しいなど緊急時 | 119番 |
重要:B型肝炎は母子間(出産時)に感染が起こることがあり、その場合は通常の定期接種とは別の予防の流れになります。お母さんがB型肝炎ウイルスを持っている場合は、出産した医療機関の指示に従ってください。一般の赤ちゃんは定期接種のスケジュールで進めます。
B型肝炎ワクチンは何の病気を防ぐ?
厚生労働省「予防接種・ワクチン」 より:B型肝炎ワクチンはB型肝炎ウイルス感染の予防を目的としています。
- B型肝炎ウイルスは血液や体液を通じて感染します。
- 乳幼児期に感染すると、体内に長く残りやすいとされます。
- 感染が長く続くと、将来肝臓の病気につながることがあります。
- ワクチンで感染そのものを防ぐことが予防の基本です。
接種の時期と回数
国立感染症研究所「日本の予防接種スケジュール」 より:B型肝炎ワクチンは回数と間隔が定められた定期接種です。
- 標準では生後2カ月から接種を始めます。
- 計3回の接種で、1回目・2回目・3回目の間隔に目安があります。
- 開始が遅れた場合もスケジュールを組み直して進められます。
- 定期接種なので、対象期間内なら公費(無料)で受けられます。
一般的な副反応と見守り方
こども家庭庁「母子保健・予防接種」 より:予防接種後の反応には個人差があり、経過の見守り方を知っておくことが大切です。
- 接種部位の赤み・腫れ・しこりが出ることがあります。
- 軽い発熱や機嫌の悪さがみられることもあります。
- 多くは数日以内に自然に落ち着いていきます。
- 高熱が続く・ぐったりするなど通常と違うときは受診します。
他のワクチンとの組み合わせ
日本小児科学会「一般の方へ」 より:複数の予防接種を計画的に進める工夫が紹介されています。
- B型肝炎はHibや肺炎球菌など他の定期接種と時期が重なります。
- 同時接種で来院回数を減らし、打ち忘れを防ぎやすくなります。
- スケジュールはかかりつけ小児科と相談して組み立てます。
- 体調を崩したときは無理せず接種日を調整します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 1回打ったから大丈夫と途中でやめる | 3回そろわないと十分な免疫がつきにくい |
| 接種部位を強くもむ・冷やしすぎる | 自然な経過を妨げることがある |
| 高熱やぐったりを「接種のせい」と決めつけ放置する | 別の感染症が隠れていることがある |
| 母子感染の予防指示を自己判断で省く | 必要な予防が抜け、感染リスクが残る |
| 体調が悪い日に無理に接種する | 副反応か病気か判断しづらくなる |
よくある誤解
Q. B型肝炎ワクチンは赤ちゃんから必要ですか?
A. 乳幼児期に感染するとウイルスが長く残りやすいため、定期接種として乳児期からの接種がすすめられています。
Q. なぜ3回も打つのですか?
A. 1〜2回では免疫が十分につきにくいためです。間隔をあけて3回重ねることで、しっかり予防する設計になっています。
Q. 接種後に少し熱が出ました。大丈夫?
A. 軽い発熱はよくみられ、多くは数日で落ち着きます。高熱が続く・ぐったりするときは受診してください。
Q. お母さんがB型肝炎の場合はどうなりますか?
A. 通常の定期接種とは別の予防の流れになります。出産した医療機関の指示に従って進めてください。
Q. 接種時期や回数で迷ったら、どこに相談すればいい?
A. 回数や間隔の不安は自治体の予防接種窓口やかかりつけ小児科に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 国立感染症研究所「日本の予防接種スケジュール」
- 厚生労働省「予防接種・ワクチン」
- こども家庭庁「母子保健・予防接種」
- 日本小児科学会「一般の方へ」
まとめ
- B型肝炎ワクチンはB型肝炎ウイルスの感染を防ぐ定期接種です。
- 標準では生後2カ月から始め、計3回を一定の間隔で接種します。
- 接種部位の腫れや軽い発熱が出ても、多くは数日で落ち着きます。
- 母子感染がある場合は、別の予防の流れになるので医療機関の指示に従います。
- 回数や時期の不安は自治体やかかりつけ小児科に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医にご相談ください。

