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0〜2歳🍎食育・栄養🏥健康・医療

子どもの水分補給:年齢別必要量・脱水のサイン・経口補水液の正しい使い方

学童(30kg目安)で1日1.8〜2.4Lが維持必要量。子どもは体内水分70〜80%・体温調節未熟で脱水しやすい体。乳幼児はスプーン5〜10mL/5〜10分おき、幼児〜小学生はコップ75〜150mL/15〜30分おき。経口補水液とスポーツドリンクの使い分けまで整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-297分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・大塚製薬工場(OS-1) ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:学童(30kg目安)で 1日1.8〜2.4L が維持必要量
  • 乳幼児:スプーン5〜10mL/5〜10分おき、幼児〜小学生:コップ75〜150mL/15〜30分おき
  • 使い分け:普段は水・お茶/運動時はスポーツドリンク/嘔吐下痢時は経口補水液(OS-1等)
  • 対象:0〜12歳のお子さんを持つ保護者向け

受診のタイミング

状況 対応
すぐ救急 ぐったり・反応が鈍い/半日〜1日 おしっこが出ない/意識がぼんやり/けいれん/呼吸が苦しい
すぐ受診 嘔吐・下痢が続いて水分が取れない/6か月未満で発熱+脱水傾向/皮膚をつまんでなかなか戻らない/泣いても涙が出ない
家庭ケアで様子見 軽い汗・短時間の運動後/普段通り元気でおしっこも出ている/少量ずつ水分が取れている

夜間・休日で判断に迷うときは かかりつけ小児科 に電話してください。

1日に必要な水分量

大塚製薬工場 や厚労省の指針より、目安量:

年齢・体重 1日の維持必要水分量
0歳(乳児) 体重1kgあたり 100〜150mL(哺乳量込み)
1〜2歳 1.0〜1.4L
3〜5歳(15kg程度) 1.0〜1.5L
6〜9歳(25kg程度) 1.4〜1.8L
10〜12歳(30kg程度) 1.8〜2.4L

食事に含まれる水分 も含めた量。飲料だけで全量摂る必要はありません。

水分量を増やすべき状況

  • 夏(暑い日) :+20〜30%
  • 発熱時:+20〜30%
  • 下痢・嘔吐時:失われた分を追加
  • 運動時:30分以上の活動で別途補給

なぜ子どもは脱水しやすいか

OS-1 幼児・乳児の脱水症 より:

体の仕組み

項目 内容
体内水分割合 乳幼児 70〜80%(成人60%)
体温調節機能 発達途中、汗のかき方が未熟
腎機能 成人より未熟、水分保持が苦手
体表面積 体重比で大、水分蒸発が多い
本人の自覚 乳幼児は「のどが渇いた」を言葉にできない

結果

  • わずかな水分不足でも脱水になりやすい
  • 大人より早く重症化する
  • 本人の訴えを待たず、定期的に飲ませる が原則

脱水のサイン

軽度〜中等度

  • 唇・口の中が乾く
  • おしっこの回数が普段より少ない
  • おしっこの色が濃い
  • 元気がない・機嫌が悪い
  • 泣いても涙が少ない

中等度〜重度(要受診)

  • 皮膚をつまんでなかなか戻らない
  • 目がくぼんで見える
  • 手足が冷たい
  • 呼吸が速い・浅い
  • 半日〜1日おしっこが出ない
  • ぐったり・反応が鈍い

「半日以上おしっこが出ない」は重要サイン。乳幼児は特に注意。

飲ませ方の基本

「少量を頻回」が原則

年齢 頻度
乳児(〜1歳) スプーン1〜2杯(5〜10mL) 5〜10分おき
幼児(1〜5歳) コップ半分〜1杯(75〜150mL) 15〜30分おき
小学生 コップ1杯(150〜200mL) 30分〜1時間おき

一気飲みは避ける

  • 吐く・下痢を悪化 させる
  • 吸収効率も悪い
  • 「ペットボトル直接ガブ飲み」より「少しずつコップで

タイミング

  • 起床後
  • 食事と一緒に
  • 遊び・運動の前後
  • 入浴後
  • 就寝前
  • 発汗を見たら

飲み物の使い分け

飲み物 普段 運動時 嘔吐・下痢時 熱中症時
△(運動程度で)
麦茶(カフェインなし)
牛乳 ⭕(食事として) × × ×
果汁ジュース △(量を制限) ×
スポーツドリンク △(薄める)
経口補水液(OS-1等) × ×

スポーツドリンクと経口補水液の違い

消費者庁 より:

  • スポーツドリンク:日常〜運動時用、糖分多め
  • 経口補水液:脱水時用、ナトリウム・カリウムが約3〜4倍、糖分は少なめ
  • 経口補水液は WHO 経口補水療法(ORT) に用いる病者用飲料

経口補水液(OS-1等)の使い方

  • 下痢・嘔吐・熱中症
  • 目安:体重1kgあたり 30〜50mL/日(乳幼児)
  • 健康時の普段使いは推奨されない(塩分が多い)
  • 少量ずつ・頻回

熱中症対策

暑い日の水分補給

  • 暑くなる前から飲む(喉が渇いてからでは遅い)
  • 塩分も意識:汗で失われる
  • 直射日光下では特に頻回
  • 室内でも油断しない:エアコン使用で脱水気づきにくい

子どもの熱中症リスク

  • 大人より高い位置の暑さ:地面に近く照り返し
  • 車内放置は絶対NG:数分で重症化
  • 遊びに夢中 で水分補給を忘れる
  • マスク着用時 も注意

経口補水液を準備しておく

  • 常備しておく(賞味期限管理)
  • 症状が出てから買いに行くのは遅い
  • 家庭・車・外出バッグに

病気の時の水分補給

嘔吐の時

  • 嘔吐直後30〜60分は何も与えない(胃を休ませる)
  • スプーン1杯から開始
  • 吐かなければ少しずつ増やす
  • 経口補水液が最適

下痢の時

  • 失われた水分・電解質 を補う
  • 経口補水液 が第一選択
  • 牛乳・濃いジュースは下痢を悪化させる

発熱の時

  • 平時より20〜30%多めに
  • 冷たい水・常温の水を本人の好みで
  • 体を冷やしすぎない

詳細は別記事「ノロウイルス胃腸炎」を参照。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「のどが渇いた」と言うまで待つ 子どもは渇きを言語化できない、その時点で既に脱水傾向
一気飲みさせる 吐く・吸収悪化
濃いジュースを大量に 糖分過多で下痢・脱水悪化
冷たすぎる飲み物を一気に 胃を冷やす、お腹を壊す
経口補水液を健康時に常飲 塩分過多
「水を飲みたがらない」と諦める 飲み物・温度・容器を工夫する
車内放置 数分で熱中症リスク、絶対NG
エアコン使用中の油断 室内でも脱水起こる

よくある誤解

Q. 牛乳で水分補給できる?

A. 食事としての位置づけ。水分・栄養補給にはなるが、運動時・脱水時には不向き。

Q. ジュースなら飲んでくれる

A. 糖分過多・虫歯リスク。少量に留め、水・麦茶を基本に。

Q. 経口補水液は健康な子も飲んでいい?

A. 塩分が多いので普段使いは推奨されません。脱水時・熱中症リスク時に。

Q. スポーツドリンクは薄めるべき?

A. そのままが本来の効果。乳児用は子ども用に薄めるものもある。

Q. 「水分摂りすぎ」はある?

A. 大量に一度に飲むと水中毒(低ナトリウム血症)のリスクが極めて稀にある。普通の量なら問題なし。

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児科。重度の脱水は救急対応も。

この記事の根拠

  • 消費者庁 経口補水液の適正使用について
  • 厚生労働省 水分補給と休憩(熱中症ガイド)
  • 大塚製薬工場 OS-1 幼児・乳児の脱水症
  • 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド

まとめ

  • 学童(30kg目安)で1日1.8〜2.4L が目安、年齢・状況で調整
  • 子どもは 体内水分70〜80%・体温調節未熟 で脱水しやすい
  • 「少量を頻回」 が原則:乳児はスプーン5〜10mL、学童はコップ1杯
  • 使い分け:普段は水・麦茶/運動時はスポーツドリンク/嘔吐下痢・熱中症は経口補水液
  • 脱水サイン:おしっこ減少・唇乾き・元気消失・皮膚の戻り悪い
  • 半日以上おしっこが出ない」は要受診
  • 車内放置・エアコン使用中の油断 にも注意

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。お子さまの個別の症状については、必ずかかりつけ医・小児科の医師にご相談ください。

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