この記事のポイント
- 6〜9歳は運動量が増え、水分補給の量も増える。運動の前・途中・後にこまめに飲む習慣が熱中症予防の基本です。
- 運動時は水・麦茶が基本、状況で経口補水液。大量に汗をかいたときや暑い日の長時間運動では使い分けます。
- 熱中症は早めの気づきが命を守る。めまい・頭痛・気分が悪い・汗が止まるは危険サイン。涼しい場所で水分をとります。
- 対象:6〜9歳の運動時の水分補給と熱中症対策に悩む保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 熱中症・脱水が心配・体調が悪い | かかりつけ小児科 |
| 飲み物の種類や量の不安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 食事を含めた水分・栄養の相談 | 保健所・市区町村の保健センター |
| ぐったり・けいれん・反応が鈍い | 119番(救急要請) |
重要:運動中・運動後の熱中症は急速に進みます。「頭痛・吐き気・めまいがする」「汗が急に止まる」「ぐったりして反応が鈍い」ときは、すぐ涼しい場所で休ませ水分・塩分をとらせ、改善しなければかかりつけ小児科を受診してください。意識がもうろう・けいれん・自分で水分がとれないなど重症のサインでは、ためらわず119番で救急を要請します。
6〜9歳の水分補給、運動でどれくらい増える?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:必要な水分量は運動量・気温・体格によって大きく変わると示されています。
- 運動量が増えるこの時期は、汗で失う水分が多く補給量も増えます。
- 「のどが渇いてから」では遅いので、運動の前・途中・後にこまめに飲みます。
- 普段の飲み物は水・麦茶を基本にし、甘い飲み物を日常飲料にしないようにします。
- 一度に大量ではなく、こまめに少しずつ飲むほうが体に吸収されやすいです。
運動時の熱中症を防ぐ水分・塩分のとり方
日本小児科学会「一般の方向けQ&A・情報」 より:子どもの体調管理は年齢や状況に応じた配慮が必要とされています。
- 暑い日の運動前にはあらかじめ水分をとり、休憩ごとに飲む習慣をつけます。
- 長時間・大量に汗をかく運動では、水分だけでなく塩分の補給も意識します。
- このような場面では経口補水液やスポーツ飲料も使い分け、普段は水・麦茶に戻します。
- 「がんばって運動を続ける」より、体調が悪ければすぐ休む判断を優先します。
経口補水液・スポーツ飲料の使い分け
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:水分も食事全体のバランスのなかで考えることがすすめられています。
- 日常の水分補給は水・麦茶が基本で、糖分の多い飲料を常用しません。
- 経口補水液は、下痢・嘔吐や熱中症が疑われる脱水時に使う飲み物です。
- スポーツ飲料は糖分が多く、運動していない時の日常飲料にすると糖分過多になります。
- 下痢・嘔吐が続くときの経口補水液の使い方や量は、小児科に相談すると安心です。
熱中症・脱水のサインと受診の目安
消費者庁「子どもの事故防止」 より:暑い時期の子どもの体調変化には注意が必要とされています。
- めまい・頭痛・吐き気・気分が悪い・汗が急に止まるは熱中症の危険サインです。
- まず涼しい場所で休ませ、衣服をゆるめ、水分と塩分をとらせます。
- 半日おしっこが出ない・ぐったりするときは脱水が疑われ、受診のタイミングです。
- 反応が鈍い・自分で水分がとれない・けいれんがあるときは119番で救急を要請します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| スポーツ飲料を毎日の水分補給にする | 糖分過多・むし歯・食欲低下につながる |
| 暑い日の運動で水分補給を後回しにする | 熱中症は短時間で重症化する |
| 体調が悪くても運動を続けさせる | 熱中症の進行・重症化を招く |
| 熱中症・脱水のサインを様子見で放置する | 命にかかわる事態に進むことがある |
| 経口補水液を日常の飲み物として常用する | 塩分・糖分のとりすぎになる |
よくある誤解
Q. 運動するときはスポーツ飲料が一番いいですか?
A. 普段の運動なら水・麦茶で十分です。長時間・大量に汗をかく場面では経口補水液やスポーツ飲料を使い分けます。
Q. 経口補水液は毎日飲ませてもいいですか?
A. いいえ。経口補水液は脱水時に使う飲み物です。日常の水分補給は水・麦茶を基本にしましょう。
Q. 子どもの熱中症はどう見分けますか?
A. めまい・頭痛・吐き気・汗が止まる・ぐったりがサインです。涼しい場所で水分・塩分をとらせ、改善しなければ受診します。
Q. のどが渇いてから飲めば足りますか?
A. のどの渇きは遅れて出ます。運動の前・途中・後にこまめに飲むほうが、脱水や熱中症を防ぎやすいです。
Q. 熱中症や脱水、飲み物の選び方が心配なとき、どこに相談すればいい?
A. 体調や脱水の不安はかかりつけ小児科へ、飲み物の種類や量の不安は自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 日本小児科学会「一般の方向けQ&A・情報」
- 消費者庁「子どもの事故防止」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
まとめ
- 6〜9歳は運動量が増え、運動の前・途中・後のこまめな水分補給が熱中症予防の基本です。
- 普段の飲み物は水・麦茶が基本で、スポーツ飲料を日常飲料にしません。
- 長時間・大量に汗をかく場面では、経口補水液やスポーツ飲料を使い分けます。
- めまい・頭痛・汗が止まるは熱中症のサインで、涼しい場所で水分・塩分をとります。
- 反応が鈍い・水分がとれない・けいれんがあれば、ためらわず119番で救急を要請します。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

