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3〜5歳🍎食育・栄養

子どものジュースの量:米AAP指針『1歳未満は与えない、4〜6歳は120mL/日まで』──果汁100%でも糖分は同じ

子どものジュース摂取は米国小児科学会(AAP)が明確な指針を出しており、『1歳未満は与えない、1〜3歳は120mL/日、4〜6歳は120〜180mL/日、7〜18歳は240mL/日まで』。果汁100%でも糖分・カロリーは清涼飲料水と同程度。哺乳瓶での就寝時飲用は虫歯リスク、年齢別の推奨量と健康影響を整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-06-106分で読めます
情報の信頼性

情報源:米国小児科学会(AAP)・厚生労働省・日本小児歯科学会 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-06-10参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:米AAP指針 「1歳未満は与えない・4〜6歳は120〜180mL/日まで」
  • 果汁100%でも糖分は清涼飲料水と同程度
  • 就寝時の哺乳瓶 = 哺乳瓶虫歯リスク
  • 対象:0〜12歳のお子さんを持つ保護者向け

米AAP指針:年齢別ジュース推奨量

米国小児科学会(AAP) より:

年齢 1日のジュース量
0〜12か月(1歳未満) 与えない
1〜3歳 120mL(4オンス)まで
4〜6歳 120〜180mL(4〜6オンス)まで
7〜18歳 240mL(8オンス)まで

小さい子ほど制限が厳しい

なぜ「1歳未満は与えない」?

米国小児科学会 より:

1歳未満で与えない理由

  • 栄養価が母乳・ミルクに劣る
  • 下痢を起こすことがある
  • 果汁の糖分は虫歯リスク
  • 「水分補給はミルク・母乳・水」が基本
  • 「ジュースを覚えると水を飲まなくなる」

日本での扱い

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド も同様:

  • 離乳食期の水分は母乳・ミルク・湯冷まし
  • 果汁は「離乳食の一部として」少量
  • 「飲み物として大量」は推奨しない

「果汁100%」と「清涼飲料水」

米AAP より、重要な誤解:

糖分の比較

飲み物(200mL目安) 糖分 カロリー
オレンジジュース100% 約20g 約80kcal
りんごジュース100% 約22g 約90kcal
コーラ 約22g 約90kcal
スポーツドリンク 約12g 約50kcal
牛乳 約9g(乳糖) 約120kcal

果汁100%でも糖分・カロリーは清涼飲料水と同程度

「果汁100% = 健康的」の誤解

  • 食物繊維が少ない(搾汁で失われる)
  • 糖の吸収が早い → 血糖変動
  • 「果物を食べる」とは栄養価が異なる
  • 米AAP は「果物を丸ごと食べる方が良い」 と推奨

哺乳瓶虫歯(ボトルカリエス)

日本小児歯科学会 こどものお口の健康Q&A より:

仕組み

  • 就寝中の哺乳瓶でジュース・ミルク
  • 唾液が減る就寝中 に糖分が口内に長時間
  • 前歯のむし歯:急速に進行
  • 乳児・幼児に多い

予防

  • 就寝中の哺乳瓶=水・お茶
  • 就寝前に必ず歯を拭く・磨く
  • 「夜泣きで哺乳瓶でジュース」を習慣化しない
  • 断乳・卒乳のタイミング とも関連

健康への影響

過剰摂取のリスク

リスク 内容
肥満 高糖分・高カロリー
虫歯 糖分・酸
食欲低下 お腹いっぱい・甘味で他の食事を拒否
下痢 果糖の過剰摂取
栄養バランス↓ 牛乳・水を飲まない
「甘味依存」 甘さに慣れる

「ジュースが食事の代わり」になっていないか

  • 朝ごはんがジュースだけ
  • 「お茶を飲まない」
  • 食事中のジュース
  • 「ジュースでお腹いっぱい」

→ 食習慣の点検を

「水分補給」と「ジュース」は別

厚生労働省 幼児期の食生活 より:

水分補給の基本

  • 水・お茶:基本
  • 牛乳:1日400mL程度(年齢で)
  • 経口補水液:脱水時のみ
  • ジュース:水分補給ではなく嗜好品

「ジュースを水代わりに」の誤解

  • 糖分過多
  • 虫歯リスク
  • 「水を飲まない子」になる

ジュースの種類

果汁100% ジュース

  • 栄養あり:ビタミン・ミネラル
  • ただし糖分・カロリーは清涼飲料水並み
  • 少量を「特別な時」に

果汁入り飲料・果汁ドリンク

  • 果汁が少ない:表示確認
  • 砂糖・甘味料添加
  • 果汁100%より「飲料」

野菜ジュース

  • 食物繊維が削減 されている
  • 野菜の代替にはならない
  • 塩分が含まれることも

牛乳・豆乳

  • 栄養あり
  • 量を守る:1日400mL程度

「特別な日のジュース」

米AAP より、現実的なアプローチ:

「禁止」より「制限」

  • 完全禁止は逆効果
  • 「特別な日に少量」 が現実的
  • 誕生日・行事・外食時

「水で薄める」も選択肢

  • 2倍に希釈
  • 糖分・カロリー半分
  • 「ジュースの味」を残しつつ

量の管理

  • 小さなコップで提供
  • 「おかわり」を控える
  • 食事中ではなくおやつの時間

「ジュースの代わり」

日本小児歯科学会 や AAP の推奨:

推奨される飲み物

  • :最優先
  • お茶:麦茶(カフェインなし)・ほうじ茶
  • 牛乳:適量
  • 「無糖の飲み物」

「果物の代わり」

  • 丸ごとの果物:食物繊維含む
  • 皮ごと食べられるもの:いちご・ぶどう(皮)
  • 季節の果物

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
1歳未満にジュース AAP・厚労省で推奨せず
就寝中の哺乳瓶でジュース 哺乳瓶虫歯
「果汁100% = 健康的」と大量 糖分は清涼飲料水並み
水代わりにジュース 虫歯・肥満・食欲↓
食事中の頻繁なジュース 食事の妨げ
「ご褒美ジュース」を毎日 習慣化・甘味依存
ジュースで離乳食を進める 糖分摂取の習慣化
野菜ジュースを野菜代わり 食物繊維↓・塩分↑

よくある誤解

Q. 果汁100% なら健康的?

A. 糖分・カロリーは清涼飲料水と同程度。「飲み物」として量を守る。

Q. 牛乳の代わりにジュース?

A. NG。栄養価が異なる、牛乳の方が栄養豊富。

Q. 水分補給にジュース?

A. 水・お茶が基本。ジュースは嗜好品。

Q. ジュースを薄めれば?

A. 2倍希釈で糖分半分、現実的な工夫。

Q. ベビージュースは?

A. 離乳食の一部として少量。「飲み物として大量」はNG。

Q. 何科・どこに相談?

A. 食生活全般は 保健センター・管理栄養士、虫歯は 小児歯科

この記事の根拠

  • 米国小児科学会(AAP)Fruit Juice Recommendations
  • 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド
  • 日本小児歯科学会 こどものお口の健康Q&A
  • 厚生労働省 幼児期の食生活

まとめ

  • 米AAP指針:1歳未満は与えない、年齢別に量を守る
  • 果汁100%でも糖分は清涼飲料水と同程度
  • 「水分補給はジュース」ではなく水・お茶
  • 哺乳瓶虫歯リスク:就寝時の哺乳瓶でジュースは絶対NG
  • 「果物を丸ごと食べる」方が栄養価高い(食物繊維)
  • 特別な日に少量、「禁止」より「制限」
  • 野菜ジュースは野菜の代替にならない

大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。お子さまの食生活については、保健センター・管理栄養士・小児歯科にご相談ください。

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