この記事のポイント
- 発熱は「からだが感染と戦っているサイン」。熱の高さよりも、機嫌や水分がとれるかが大事な目安です。
- 元気があれば家で様子見、ぐったり・けいれんなら受診。判断に迷ったら夜間休日は#8000に電話します。
- ホームケアの基本は水分補給と休養。解熱剤は「つらそうなとき」に使い、無理に下げる必要はありません。
- 対象:急な発熱の対応に迷う乳幼児の保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 受診すべきか迷う(夜間・休日) | #8000(小児救急電話相談) |
| 日中の発熱・経過の相談 | かかりつけ小児科 |
| けいれんが続く・意識がおかしい | 119番(救急) |
| 解熱剤の使い方の不安 | かかりつけ小児科・薬局 |
重要:発熱そのものより「ぐったりして反応が鈍い」「水分がとれない」「けいれんが続く」などのサインのほうが重要です。これらがあるときは様子を見ず、夜間休日でも#8000に相談するか、緊急時は119番を選びましょう。
🏥 お住まいの地域の夜間・休日の初期救急・二次救急・#8000・医療費助成などの窓口は、地域別 子どもの小児科・救急ガイドでまとめて確認できます。
発熱の基本を知る
日本小児科学会「一般の皆さまへ」 より:発熱は感染などに対するからだの防御反応で、それ自体が病気ではないとされています。
- 平熱には個人差があり、一般に37.5度以上が発熱の目安とされます。
- 熱の高さと病気の重さは必ずしも一致しません。
- 高熱でも機嫌よく水分がとれていれば、慌てる必要は少ないです。
- 発熱は数日続くこともあり、経過を見ながら対応します。
救急受診を考えるサイン
日本小児神経学会「熱性けいれん診療ガイドライン」 より:けいれんの様子や持続時間によっては、速やかな受診が必要とされています。
- けいれんが5分以上続く・繰り返すときは119番を考えます。
- けいれん後も意識がはっきりしないときは緊急です。
- 呼びかけに反応が鈍い・ぐったりしているときは受診します。
- 生後3か月未満の発熱は、早めに医療機関へ相談します。
受診を迷ったときの#8000
厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」 より:夜間・休日の急な症状について、受診の目安を相談できる電話窓口です。
- 「受診すべきか家で様子を見てよいか」を看護師などに相談できます。
- 年齢・体温・症状・いつからかをメモしてからかけます。
- 緊急性が高ければ、案内に従って受診や救急につなぎます。
- 相談後に悪化したら、改めて連絡や受診をします。
自宅でのホームケア
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」 より:発熱時は水分と休養を中心にケアすることが基本とされています。
- 水分補給を最優先に、少量ずつこまめに飲ませます。
- 暑がるときは薄着にし、寒がるときは無理に冷やしません。
- 解熱剤は「熱を下げる」より「つらさを和らげる」目的で使います。
- 食欲がなくても、水分がとれていれば食事は無理強いしません。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 緊急サインがあるのに様子を見続ける | 受診が遅れ、重症化を見逃すおそれがある |
| 大人用の解熱剤を子どもに使う | 成分・量が子どもに適さず危険 |
| 熱を無理に下げようと厚着で汗をかかせる | 熱がこもり、かえって体に負担がかかる |
| 水分がとれないのに放置する | 脱水が進みやすく、悪化につながる |
| 解熱剤を時間を空けずに繰り返す | 用量を超え、副作用のリスクがある |
よくある誤解
Q. 何度になったら病院に行くべきですか?
A. 数字だけでは決まりません。熱が高くても元気で水分がとれれば様子見でよいことも。ぐったり・水分がとれない・けいれんなら受診です。
Q. 解熱剤で熱を下げないと脳に影響しますか?
A. 通常の発熱で脳に障害が残ることはまれです。解熱剤は熱を下げるためでなく、つらさを和らげる目的で使います。
Q. 熱性けいれんを起こしたらすぐ救急車ですか?
A. 数分で止まり意識が戻れば落ち着いて受診でも構いません。5分以上続く・繰り返す・意識が戻らないときは119番を。
Q. 夜中に熱が出たらすぐ受診したほうがいい?
A. 元気があれば翌日の受診でよいこともあります。迷ったら#8000で受診の目安を聞くと安心です。
Q. 子どもの発熱で迷うとき、どこに相談すればいい?
A. 日中はかかりつけ小児科へ、夜間・休日は#8000へ。けいれんや意識障害など緊急時は119番に連絡してください。
この記事の根拠
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」
- 日本小児神経学会「熱性けいれん診療ガイドライン」
- 厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」
- 日本小児科学会「一般の皆さまへ」
まとめ
- 発熱はからだが感染と戦うサインで、熱の高さより機嫌や水分がとれるかを見ます。
- 元気があれば家で様子見、ぐったり・水分がとれない・けいれんなら受診します。
- ホームケアは水分補給と休養が基本で、解熱剤はつらそうなときに使います。
- けいれんが5分以上続く・意識が戻らないなどの緊急サインがあれば119番を選びます。
- 受診を迷うときは、日中はかかりつけ小児科、夜間休日は#8000に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医にご相談ください。

