この記事のポイント
- 1〜3歳は仕上げ磨きが主役。自分でみがく練習はしつつ、最後は必ず大人が仕上げ磨きをします。
- 奥歯が生えてくる時期はむし歯リスクが上がる。溝に汚れがたまりやすいので、奥歯の仕上げ磨きを丁寧に。
- 嫌がるのは普通。押さえつけより、短時間・楽しい雰囲気・寝かせみがきの姿勢で乗り切ります。
- 対象:1〜3歳ごろのお子さんの仕上げ磨きやむし歯予防に取り組む保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 仕上げ磨きを激しく嫌がる | 歯科(小児歯科) |
| 歯の色が変わった・白い斑点 | 歯科 |
| フッ素の量や使い方が不安 | 歯科・自治体の歯科健診 |
| 夜間に歯を痛がる・腫れがある | #8000(夜間・休日の急病) |
重要:仕上げ磨きは「きれいにみがききる」ことより、毎日続けることが大切です。嫌がりが強くてケアが進まないときは、歯科で姿勢や道具のコツを相談すると続けやすくなります。
仕上げ磨きはいつまで?基本のやり方
厚生労働省「歯・口腔の健康(e-ヘルスネット)」 より:乳幼児期は自分でみがく力が未熟なため、大人による仕上げ磨きが重要とされています。
- 自分でみがく練習はさせつつ、最後は必ず大人が仕上げ磨きをします。
- 寝かせて頭を膝にのせると口の中が見やすく、みがきやすくなります。
- 上唇の裏のすじに歯ブラシが当たると痛がるので、指で軽く避けます。
- 仕上げ磨きは少なくとも就学前後まで続けるのが一般的な目安です。
奥歯のむし歯予防がカギ
日本小児歯科学会「子どものお口の健康に関する提言」 より:奥歯の溝や歯と歯の間は汚れがたまりやすく、重点的なケアがすすめられています。
- 1歳半ごろから奥歯が生え始め、溝に汚れがたまりやすくなります。
- 奥歯のかむ面は、歯ブラシを縦に当てて溝をかき出すように動かします。
- 甘いおやつをだらだら食べる習慣は、むし歯のリスクを高めます。
- おやつは時間を決め、食べたら水やお茶で口をさっぱりさせます。
フッ素入り歯みがき剤の量
日本小児歯科学会「小児歯科に関するQ&A」 より:フッ素入り歯みがき剤は年齢に応じた量を守って使うことが大切とされています。
- 1〜3歳ごろは、ごく少量を歯ブラシにつけて使うのが目安です。
- うがいができない時期は、使用後に余分をふきとる程度で問題ありません。
- 量や濃度に迷うときは、歯科や自治体の歯科健診で確認します。
- 自治体によってはフッ素塗布の機会があるので活用するとよいでしょう。
嫌がる仕上げ磨きを乗り切るコツ
厚生労働省「歯科口腔保健の推進」 より:乳幼児の歯科保健は、無理のない習慣づくりと健診の活用がすすめられています。
- 一度に全部みがこうとせず、短時間で区切ると続けやすくなります。
- 「あむあむ」など声かけや歌で、楽しい雰囲気を作るのも有効です。
- 人形やぬいぐるみの歯をみがく遊びで、抵抗感をやわらげます。
- どうしても難しい日は、奥歯だけでも仕上げて切り上げます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 歯ブラシをくわえたまま歩かせる | 転んでのどや口を突くけがの危険がある |
| 嫌がるのを強く押さえつけてみがく | 歯みがき嫌いが強まり長期的に逆効果になる |
| 甘いおやつや飲み物をだらだら与える | 歯が酸にさらされ続け、むし歯が進みやすい |
| フッ素入り歯みがき剤を多量に使う | 量の管理ができず飲み込みすぎる心配がある |
| 自分みがきだけで仕上げ磨きをしない | みがき残しが多く奥歯のむし歯につながる |
よくある誤解
Q. 自分でみがけるなら仕上げ磨きは要りませんか?
A. この時期は自分みがきだけでは汚れが残ります。練習はさせつつ、最後の仕上げ磨きは大人が行いましょう。
Q. 仕上げ磨きはいつまで続ければいいですか?
A. 手先が器用になるまで時間がかかるため、少なくとも就学前後までは続けるのが一般的です。
Q. フッ素はどのくらい使えばいいですか?
A. 1〜3歳ではごく少量が目安です。量や濃度に迷うときは歯科や歯科健診で確認すると安心です。
Q. 甘いものを完全にやめさせないとダメですか?
A. 完全にやめる必要はありません。時間を決め、だらだら食べを避けて、食後に口をさっぱりさせれば十分です。
Q. 仕上げ磨きやむし歯のことは、どこに相談すればいい?
A. みがき方やフッ素の悩みは歯科(小児歯科)へ、夜間に痛がる急なときは#8000を活用しましょう。
この記事の根拠
- 厚生労働省「歯・口腔の健康(e-ヘルスネット)」
- 厚生労働省「歯科口腔保健の推進」
- 日本小児歯科学会「子どものお口の健康に関する提言」「小児歯科に関するQ&A」
まとめ
- 1〜3歳は自分みがきの練習をしつつ、最後に大人が仕上げ磨きをします。
- 奥歯が生える時期はむし歯リスクが上がるので、溝を丁寧にみがきます。
- フッ素入り歯みがき剤はごく少量を目安に、量は歯科で確認します。
- 嫌がるときは短時間・楽しい雰囲気・寝かせみがきの姿勢で乗り切ります。
- 仕上げ磨きやむし歯の悩みは歯科へ、夜間の急な痛みは#8000を活用しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの歯や口の個別の状況については、かかりつけの歯科医や小児科医にご相談ください。

