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0〜2歳🏥健康・医療🤱妊娠・出産

妊娠中の旅行:時期・移動手段・海外旅行のリスク管理

妊娠中の旅行は『安定期(5〜7か月)』を中心に検討。ただし『安定期だから絶対安全』ではありません。航空会社の搭乗制限(28週以降は診断書)、エコノミークラス症候群、海外旅行の医療費リスク、必須の持ち物を整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-298分で読めます
情報の信頼性

情報源:産婦人科関連医療情報 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:旅行は 安定期(妊娠5〜7か月) がベスト。ただし「安定期=絶対安全ではない
  • 飛行機:28週以降は 医師の診断書 が必要、36週以降は搭乗不可(多くの航空会社)
  • 海外旅行は推奨しない:医療費は数百万円〜と高額、緊急時の言語・体制リスク
  • 対象:妊娠中の女性、その家族向け

まず受診のタイミング

状況 対応
旅行前に必ず相談 妊婦健診時にかかりつけ産科医に相談(旅行の可否・注意点)
旅行中に発生したら受診 出血/規則的なお腹の張り/破水/強い腹痛/胎動の変化/高熱/めまい・失神
必ず持ち歩く 母子手帳・健康保険証・直近の健診結果コピー・かかりつけ産科の連絡先

いつ旅行できる?

妊娠期別の目安

時期 旅行の考え方
初期(〜15週) つわり・流産リスクで控えるのが無難
中期(16〜27週) 安定期、旅行に最適な時期(特に5〜7か月)
後期(28〜36週) 早産リスク、移動制限あり
臨月(36週以降) 旅行は控える

「安定期」の正しい理解

産婦人科関連情報 より:

  • 「安定期」は俗称、医学的な定義はない
  • 一般に 妊娠5〜7か月 を指す
  • 流産リスクは大きく下がる が、ゼロではない
  • 切迫早産・前期破水・妊娠高血圧症候群 などのリスクは続く
  • 「安定期だから自由に行動できる」と過信しない

移動手段別の注意

① 飛行機

一般的な搭乗制限(航空会社により異なる、必ず確認)

妊娠週数 制限
〜27週 通常搭乗可(健康に問題なければ)
28〜35週 医師の診断書(同意書) が必要なことが多い
36週以降 多くの航空会社で 搭乗不可
多胎妊娠 より早い時期から制限

機内での注意

  • エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症) に注意
  • 1〜2時間ごとに立ち歩く・足首を動かす
  • 弾性ストッキング の着用推奨
  • 十分な水分 をこまめに(脱水予防)
  • ゆったりした服装
  • シートベルトは腰骨の上(お腹を圧迫しない)

機内の環境

  • 低気圧・低酸素環境
  • 乾燥
  • 振動・揺れ
  • これらは妊娠経過に重大な影響は通常ないが、長距離フライトはリスク上昇

② 新幹線・電車

  • 指定席を予約(立ちっぱなしを避ける)
  • グリーン車・座席ゆったり車両も選択肢
  • トイレ近くの席 が便利
  • 混雑時間帯を避ける
  • 長時間乗車では 1時間ごとに立つ・歩く

③ 車(自家用車・バス)

  • 長時間の運転は避ける
  • 2時間ごとに休憩(足の運動・トイレ・水分)
  • シートベルトは腰骨の上(お腹を圧迫しない、胸の上から)
  • 後部座席が安全
  • パートナーが運転する方がよい
  • 長距離バスは要注意:トイレが少ない、姿勢自由度低い

④ 船・フェリー

  • 揺れによるつわり悪化に注意
  • 短時間が無難

旅先での過ごし方

行き先選び

  • 国内 が基本(海外は後述)
  • 医療体制が整った都市部・観光地
  • 温泉地 は妊婦受け入れの宿を選ぶ
  • 標高の高い場所(2000m超)は避ける
  • 暑すぎる・寒すぎる場所 を避ける

滞在中の注意

  • 無理なスケジュールにしない(1日1〜2か所程度)
  • 休憩を多く
  • 長時間立ちっぱなし・歩きっぱなしを避ける
  • 温泉は短時間(妊婦OKの泉質か確認)
  • 生もの・アルコール・カフェイン は控える
  • 十分な水分・栄養
  • 早めの就寝

食事

  • 生もの(刺身・生肉・生卵・生チーズ)を避ける
  • 加熱されたもの を選ぶ
  • アルコール厳禁
  • カフェイン控えめ
  • 塩分過剰に注意(むくみ・血圧)

海外旅行:避けるべき理由

厚生労働省検疫所 FORTH や産婦人科の指針より:

リスク

カテゴリ 内容
医療費 緊急時 数百万円〜1000万円超、海外旅行保険の妊娠補償は限定的
言語の壁 緊急時の医療コミュニケーション困難
医療体制 国によって質・体制に大きな差
距離 緊急時の帰国困難
感染症 ジカ熱・マラリア等、妊婦への影響大の地域
時差・長時間フライト 体への負担、エコノミー症候群

どうしても海外に行く場合

  • 必ず医師に相談
  • 妊娠補償付きの海外旅行保険 に加入(限定的だが必須)
  • 大使館・領事館の連絡先 を確認
  • 現地の医療機関を事前に調べる
  • 母子手帳・診断書(英文) を持参
  • 常備薬・処方薬 を多めに

必須の持ち物

アイテム 重要度
母子手帳 必須
健康保険証 必須
直近の妊婦健診結果コピー 必須
かかりつけ産科の連絡先 必須
常備薬・処方薬 必須
旅先の産婦人科の連絡先(事前調査) 推奨
#8000の番号メモ 推奨
弾性ストッキング 長距離移動時
抱き枕・クッション 車・新幹線で楽
動きやすい靴・服 推奨
緊急連絡先カード(家族・産科) 推奨

旅行中に体調変化があったら

すぐ受診すべきサイン

  • 規則的なお腹の張り(10分おきなど)
  • 出血
  • 破水(水っぽい液が漏れる)
  • 強い腹痛
  • 胎動の急激な変化
  • 高熱
  • 強い頭痛・視覚異常・むくみ急増(妊娠高血圧症候群)
  • めまい・失神
  • エコノミークラス症候群の症状(片足の腫れ・痛み・赤み)

対応

  1. 横になって安静
  2. かかりつけ産科に電話
  3. 旅先の 産婦人科に連絡 または 救急車(119)
  4. 母子手帳と健診結果コピーを持って受診

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「安定期だから自由」と過信した強行スケジュール 安定期も合併症リスクはゼロではない
医師に相談せず旅行計画 経過に応じた個別判断が必要
母子手帳・健診結果を持たない旅行 緊急受診時の情報源
海外旅行に妊娠補償なしで行く 高額医療費のリスク
長時間立ちっぱなし・歩きっぱなし 早産・むくみ・血栓リスク
温泉の長湯 のぼせ・血圧変動・脱水
生もの・アルコール 食中毒・胎児への影響
規則的な張り・出血を「気のせい」と様子見 切迫早産のサイン

よくある誤解

Q. 安定期なら絶対安全?

A. 絶対ではありません。「安定期」は俗称で、流産リスクは下がるものの、切迫早産・前期破水・妊娠高血圧症候群のリスクは続きます。

Q. 短時間なら飛行機でも大丈夫?

A. 健康な妊婦の短時間フライトは比較的安全 ですが、28週以降は診断書が必要、36週以降は搭乗不可が多い。多胎・合併症ありはより早期から制限。

Q. 温泉は入っていい?

A. 長湯・熱湯・脱水に注意。妊婦受け入れの宿を選び、短時間で。低血圧で気分が悪くなる人もいる。

Q. 海外旅行に行きたい

A. 強く推奨しない。医療費・言語・体制のリスク大。どうしても行く場合は妊娠補償付き保険・大使館連絡先・現地病院確認を。

Q. 妊娠してから旅行を予約していたが、行ってもいい?

A. 医師に相談。経過に問題なければ可能なことが多いが、無理なスケジュールは避ける。キャンセル料の保険もあるので確認を。

Q. 何科を受診すれば?

A. 旅行前は かかりつけ産科、旅行中の体調不良は 旅先の産婦人科 または 救急

この記事の根拠

  • 日本産科婦人科学会
  • 厚生労働省検疫所 FORTH(海外渡航と妊娠)
  • こども家庭庁 母子保健

まとめ

  • 旅行は 安定期(5〜7か月) が中心、ただし「安定期=絶対安全」ではない
  • 飛行機:28週以降 診断書、36週以降 搭乗不可 が多い
  • 機内では エコノミー症候群対策(こまめに歩く・弾性ストッキング)
  • 海外旅行は推奨しない:医療費・言語・体制リスク
  • 必須の持ち物:母子手帳・健康保険証・健診結果・かかりつけ連絡先
  • 規則的な張り・出血・破水は 即受診

大切なお知らせ:本記事は公的医療情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。妊娠中の旅行の可否・注意点については、必ずかかりつけ産科の医師にご相談ください。

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