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0〜2歳🏥健康・医療🤱妊娠・出産

胎動カウント:10カウント法の手順と『胎動減少』で受診すべきタイミング

胎動は赤ちゃんの元気度を知る家庭でできるサインです。妊娠後期は10カウント法(10回数えるのにかかる時間を記録)で1日1回チェック。30分以上かかる・2時間以上の場合や、いつもより明らかに少ない時は産科に連絡しましょう。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-298分で読めます
情報の信頼性

情報源:日本産科婦人科学会 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

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この記事のポイント

  • まず結論:胎動は赤ちゃんの元気度を知る大切なサイン。妊娠後期は 10カウント法(10回数える時間を記録) で1日1回チェック
  • 要受診サイン普段より明らかに少ない/30分以上かかる/2時間以上動かない/質が変わった(鈍くなった)
  • 対象:妊娠20週以降のすべての妊婦さん

⚠️ 受診のタイミング(最重要)

状況 対応
すぐ産科へ電話 2時間以上 胎動がない普段より明らかに胎動が少ない胎動の感じ方が突然鈍くなった/お腹の張り・腹痛・出血を伴う/妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病等のリスクあり
当日の様子を確認 1回の10カウントが普段より長くかかる(30分以上)/2時間程度動かないが、軽い飲食・横向きで動き始めれば様子見
健診で経過観察 10カウントが普段通り(5〜30分)/本人は元気で他の症状なし

夜間・休日でも 躊躇せずかかりつけ産科に電話 してください。胎動減少は 「気のせいかも」と様子見すべきではないサイン です。

胎動とは

胎動は赤ちゃんが母体内で動く感覚で、お腹の中の元気度を母自身が感じる ことができる貴重なサインです。

胎動を感じ始める時期

  • 初産婦:妊娠 18〜20週ごろ
  • 経産婦:妊娠 16〜18週ごろ(早めに気づく)
  • 個人差大きい

妊娠週数別の胎動の特徴

週数 胎動の様子
18〜22週 ふわふわ動く感じ、腸の動きと区別しにくい
22〜28週 はっきり動きを感じる、外からも見えることも
28〜36週 力強い動き、定期的なパターン
36週〜出産 スペースが狭くなり、全身運動より関節を伸ばす動き

胎動の意味

  • 赤ちゃんの 筋肉・神経の発達 の証
  • 起きている時間と寝ている時間を繰り返す(20〜40分サイクル)
  • 元気度・酸素状態 の指標
  • 妊娠後期は 「数えること」で異常の早期発見 につながる

10カウント法とは

基本のルール

周産期医学・産婦人科関連情報 に基づく一般的な10カウント法:

  1. 開始時期:妊娠 33〜34週ごろから(医師の指示で開始)
  2. 時間帯毎日同じ時間(夕方〜夜が動きが多い傾向)
  3. 姿勢横向きまたは半座位(落ち着いた姿勢)
  4. 方法胎動を10回数えるまでの時間を測る
  5. 記録:毎日記録ノートやアプリに

数え方

  • どんな種類の動きでも 1動き = 1カウント(蹴り・大きな動き・小さな動き)
  • 連続した動き は1カウントとして数える
  • 寝ているサイクルがあるので動かない時間は 少し待つ

平均時間

状況 10カウント所要時間の目安
通常 5〜30分(平均約18〜20分)
やや遅い 30〜60分
異常の可能性 30分以上かかる(再評価)
明らかな異常 2時間以上かかる(受診)

胎動が少ない時の対処

10回数えるのに30分以上かかる場合:

  1. 赤ちゃんが寝ている可能性:少し時間を空けて再開
  2. 冷たい水・甘いものを飲んでみる:血糖刺激で動くことが多い
  3. 横向きに寝てリラックス
  4. お腹を軽く優しくゆする
  5. 30分後に再度10カウント
  6. それでもダメなら産科に電話

胎動が変化する理由

生理的な変動

  • 時間帯:夜の方が多い傾向
  • 姿勢:母が動いている時は感じにくい、横になると感じやすい
  • 食後の血糖変動:食後は活発になる
  • 母の睡眠:朝起きた時に多い
  • 赤ちゃんの寝起きサイクル

病的な減少

  • 胎児機能不全:胎盤機能低下、低酸素
  • 臍帯トラブル:臍帯圧迫
  • 妊娠高血圧症候群 での胎盤機能低下
  • 羊水量の異常

「いつもと違う」「明らかに減った」と感じたら、原因がわからないまま様子を見ない ことが大事。

なぜ「胎動カウント」が大事か

NPO法人 SIDS家族の会 等によれば:

  • 胎動カウントを毎日することで 胎児死亡や胎児機能不全の早期発見 に役立つ可能性
  • ただし、カウントだけで全ての胎児リスクを予防できるわけではない
  • 母が自分の赤ちゃんの「いつも」を知る ことが重要
  • 「いつもと違う」を医師に伝えることで、適切な検査・対応につながる

妊娠期の胎動の感じ方の変化

妊娠28週ごろまで

  • 動きを感じ始める時期
  • 「胎動の有無」が分かりにくい ことも多い
  • 10カウントの開始前

妊娠28〜33週

  • 動きが明確に
  • 個性が出てくる(活発・おとなしい等)
  • パターンを把握する時期

妊娠33〜36週

  • 10カウントの開始時期
  • 1日1回のチェック習慣
  • 力強い動き

妊娠37週〜出産

  • スペースが狭くなり全身運動が減る
  • 関節を曲げる動き・しゃっくり様の動き
  • 「動きの種類が変わった」を「減った」と勘違いしない
  • ただし 「明らかに少ない・鈍い」は要注意

胎動カウントの記録方法

紙のノート

日付 開始時刻 終了時刻 所要時間 メモ
5/29 20:00 20:18 18分 普通
5/30 20:00 20:25 25分 やや遅め

スマホアプリ

  • 胎動カウントアプリ:タップして自動記録
  • グラフ化されるものも多い
  • 受診時に共有しやすい

健診で共有

  • 健診時に 記録ノート・アプリを医師に見せる
  • 「ここ数日 少なかった」を伝える
  • 必要なら NST(ノンストレステスト) で胎児心拍をモニター

家庭でできること

毎日の習慣

  • 毎日同じ時間に10カウント
  • 記録をつける
  • 体調・気分もメモ
  • 食事・水分・血糖:低血糖だと動きが減ることも

リラックスの工夫

  • 落ち着いた環境
  • ソフトな音楽
  • パートナーと一緒に
  • お腹に手を当てて感じる

不安な時の対処

  • 無理に長時間頑張らない:30分超えたら再評価
  • 冷たい水・甘い飲み物で刺激
  • 横向き に寝る
  • それでも不安なら 電話相談・受診

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「気のせいかも」と胎動減少を様子見 取り返しのつかない事態のリスク
「夜中だから明日まで待つ」 産科は24時間対応。すぐ電話を
アプリだけに頼り、自分の感覚を無視 母の直感が一番のサイン
「2時間以上動かない」を「寝てるだけ」と決めつけ 必ず産科に電話
食事を抜いて低血糖状態でカウント 動きが減ることも。普段の状態で
強くお腹を叩く・押す 赤ちゃんへの刺激は優しく
「予定日が近いから動きが少なくて当然」と過信 スペース狭小と異常の区別は医師に
健診で「胎動どうですか」と聞かれて記録なし 普段から記録を習慣に

よくある誤解

Q. 胎動の感じ方には個人差ある?

A. 大きな個人差 があります。母体の脂肪量・羊水量・胎盤の位置・赤ちゃんの活発さで異なります。

Q. 双胎妊娠の胎動はどう数える?

A. どちらの赤ちゃんかの区別は難しい。総合的な動きで判断。医師に方法を相談。

Q. 寝ている時の胎動は数えない?

A. 起きている時の 意識的なチェック が基本。ただし夜中に強い動きで起きた時もメモ。

Q. アプリの記録は信頼できる?

A. 補助ツールとして有用。記録の蓄積で「いつもと違う」が見えやすい。ただし母の直感も大事。

Q. 何科を受診すれば?

A. かかりつけ産科。夜間も対応してくれます。

Q. 「赤ちゃんが寝てるだけ」と医師に言われるのが恥ずかしい

A. 絶対に恥ずかしいことではない。むしろ気になって受診する妊婦が望ましい。「もしも」を防ぐのが医療の役割です。

Q. 健診の度に NST はやらないの?

A. 必要時に実施 されます。胎動減少・リスク因子があれば追加で。

この記事の根拠

  • 日本産科婦人科学会
  • こども家庭庁 母子保健
  • NPO法人 SIDS家族の会
  • 周産期医学関連情報(10カウント法)

まとめ

  • 胎動は 赤ちゃんの元気度を母自身が感じる 大切なサイン
  • 10カウント法:10回数えるのにかかる時間を毎日記録(妊娠33〜34週から)
  • 平均 5〜30分(約18〜20分)、30分以上は再評価、2時間以上は受診
  • 「いつもと違う・明らかに少ない・鈍い」 は要受診
  • 夜間・休日でも 躊躇せずかかりつけ産科に電話
  • 「気のせいかも」と様子見せず、母の感覚を信じて行動を

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。診断・治療は必ず医療機関で行われます。胎動減少は様子見すべきではないサイン です。気になる時は必ずかかりつけ産科に連絡してください。

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