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新生児の沐浴:手順・湯温・へその緒のケア・1か月健診まで

沐浴は生後1か月健診まで(へその緒が乾燥し、医師がOKと判断するまで)の習慣。お湯は38〜40℃、室温20℃以上、時間5〜10分が基本。へその緒のケアと安全な手順を厚労省・助産師団体の情報をもとに整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-298分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・助産師団体 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:沐浴は 生後1か月健診 で「大人と同じお風呂OK」と医師が判断するまで続ける
  • 基本ルールお湯38〜40℃/室温20℃以上/時間5〜10分/毎日同じ時間が理想
  • 対象:新生児を育てる保護者(生後0〜1か月)

まず受診のタイミング

状況 対応
すぐ受診 体温が37.5℃以上または35.5℃以下/元気がない・哺乳量が極端に少ない/皮膚が黄色く濃くなる(黄疸の悪化)/呼吸が苦しそう・チアノーゼ
小児科・産科に相談 へその緒の周囲が赤く腫れる・膿が出る/皮膚に湿疹・かぶれが広がる/沐浴を嫌がって泣き止まない/1か月健診の予定時期
家庭ケアで対応 軽い皮膚の乾燥・うんちのこびりつき/時々のおむつかぶれ/本人は元気で哺乳・睡眠は普通

夜間・休日で判断に迷うときは #8000 に電話できます。

なぜ沐浴期間が必要か

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド 等の助産師・小児科の情報より:

大人と同じお風呂を避ける理由

  • 新生児は 免疫機能が未熟、大人と同じ浴槽で雑菌に感染するリスク
  • へその緒の傷口 が乾燥するまで(多くは生後2週まで)は感染を防ぎたい
  • 小さな体を支えやすい ベビーバスでお湯の管理が容易

沐浴卒業の目安

  • 1か月健診 で医師が「大人と同じお風呂OK」と判断
  • へその緒が完全に乾燥して取れている
  • 黄疸が落ち着いている
  • 全身状態が良好

沐浴の目的

  • 皮膚を清潔に:汗・乳・吐乳・便で汚れる
  • 観察の機会:皮膚の状態・体重感・発育の様子
  • 親子のスキンシップ
  • 生活リズム作り:毎日同じ時間に行うと睡眠リズムが整う

準備するもの

必須

  • ベビーバス(プラスチック・空気で膨らませる・折りたたみ式 など)
  • 湯温計
  • ガーゼ(2〜3枚、洗う用・拭く用)
  • ベビーソープ(弱酸性・低刺激)
  • 大きめのバスタオル(おくるみ用にもなる)
  • 着替え一式(肌着・服・おむつ)
  • 保湿剤(ベビーローション・ベビーオイル)
  • おへその消毒用品(病院から指示があれば)

あると便利

  • スポンジマット(ベビーバスの中に敷く)
  • 浴室の暖房器具(冬)
  • 計量カップ(湯温の調整に)

沐浴の手順(10ステップ)

準備(沐浴の5分前)

  1. 室温を確認:20〜26℃に調整(冬は浴室を暖める)
  2. 着替え・タオルを脱衣所に並べる:使う順番に
  3. ベビーバスに湯を張る38〜40℃(夏は38℃、冬は40℃)
  4. 湯量はベビーバスの半分〜2/3

本番

  1. 脱衣:おむつまで脱がせる
  2. 顔から洗う:濡らしたガーゼで 目→鼻周り→口周り→耳の周り の順
  3. 頭・髪を洗う:ベビーソープを泡立てて、優しく
  4. 体・首・脇・手・足・背中:泡立てた手で洗う
  5. おしりとお股:女児は前から後ろへ、男児は陰嚢の裏も
  6. すすぎ・上げる:清潔な湯(または上がり湯)で泡を流し、タオルでくるむ

沐浴時間

  • 全体で5〜10分 が目安
  • 長すぎると体が冷える・疲れる
  • 短くても 顔・頭・お股はしっかり

沐浴後

  1. タオルで押さえるように水分を取る(こすらない)
  2. すぐ着替えさせる(湯冷め防止)
  3. 保湿剤を全身に薄く塗る(乳児湿疹予防)
  4. おへその処置(必要なら)
  5. 温かい水分(白湯・母乳・ミルク)

へその緒のケア

こども家庭庁 母子保健 等より:

経過

  • 生後2週前後 で自然に取れる
  • 1か月健診までに大半が取れている
  • 取れても 数日間は少量の出血 があることがある

沐浴中のケア

  • 石けんで普通に洗う:避ける必要なし
  • ガーゼで優しく拭く
  • 強くこすらない

沐浴後の処置

  • 病院・助産師から指示があれば アルコール綿で消毒
  • 通常は 乾燥させるだけ でOK
  • おむつから出して空気にさらす

異常のサイン

  • 赤く腫れる
  • 膿が出る・嫌な臭い
  • 出血が続く(1週間以上)
  • 熱を持つ
  • すぐ産科・小児科を受診

嫌がる赤ちゃんへの対応

沐浴を嫌がる理由

  • 湯温の好み(熱すぎる・冷たすぎる)
  • 空腹・満腹
  • 眠い・疲れた
  • 音や光が刺激
  • 沐浴の体勢が嫌い

工夫

  • 湯温を試す:少し上げ下げしてみる
  • 時間帯を変える:朝・昼・夕方
  • タイミング:授乳の30分〜1時間後
  • 声かけ:「気持ちいいね」と話しかける
  • ガーゼで体を覆う:安心感
  • 抱き方を工夫:頭をしっかり支える

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
熱すぎるお湯(41℃以上) やけど・心臓への負担
冷たいお湯(37℃以下) 体が冷える、リラックスできない
湯量が多すぎる 赤ちゃんの口・鼻に水が入るリスク
大人用の石けん・シャンプー 刺激が強い、皮膚バリアを壊す
目を直接洗う 痛がる、ガーゼで優しく
耳の中に水を入れる 中耳炎のリスク。耳の周りまで
長時間(20分以上) 体が冷える、疲れる
発熱・元気がないのに沐浴強行 体力を奪う。おしぼりで体を拭く程度に
沐浴後すぐ外気に 湯冷め。タオルですぐくるんで着替え
1人で抱きながら片手で洗う(慣れる前) 落とすリスク。最初は2人で or 専用台で

1か月健診で確認すべきこと

こども家庭庁 より、1か月健診は重要なマイルストーン:

  • 体重増加 の確認
  • 黄疸の経過
  • へその緒の状態
  • 皮膚の状態
  • 発達の確認
  • 大人と同じお風呂OK の判断

医師に「沐浴はいつまで?大人と同じお風呂はいつから?」と聞くと、お子さんの状態に応じて教えてもらえます。

よくある誤解

Q. 沐浴は毎日しないとダメ?

A. 毎日が理想 ですが、無理しなくてもOK。1日空けて翌日に、でも問題ありません。

Q. お湯の温度は熱めの方が温まる?

A. 38〜40℃ が適温。熱すぎは皮膚への刺激・心臓への負担になります。

Q. へその緒のケアは消毒必須?

A. 病院・助産師の指示に従う。最近は 乾燥させるだけでOK の指導が多い。

Q. ベビーバスを使い続けたい

A. 1か月健診で大人と同じお風呂OK と言われたら、徐々に移行を。ベビーバスは2か月くらいまで使う家庭も多い。

Q. シャワーだけでもいい?

A. 新生児は 湯船に浸かる方が体温維持に良い。シャワーだけは1か月以降の選択肢。

Q. 沐浴中に泣き止まない

A. 短時間で切り上げる。時間帯・体勢・湯温を変えて試す。慣れに時間がかかる赤ちゃんも普通

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児科 または 産科(助産師外来)。沐浴の不安は助産師訪問でも相談可。

この記事の根拠

  • 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド
  • こども家庭庁 母子保健・乳幼児健診
  • 日本助産師会
  • こども家庭庁 こども医療電話相談事業(#8000)

まとめ

  • 沐浴は 1か月健診で「大人と同じお風呂OK」 と判断されるまで
  • 基本:お湯38〜40℃/室温20〜26℃/時間5〜10分
  • 手順:準備→脱衣→顔→頭→体→お股→上げる→保湿→着替え
  • へその緒:自然に2週前後で取れる、赤い腫れ・膿は受診
  • 嫌がる時は 時間帯・湯温・体勢 を工夫
  • 発熱・元気がない時は沐浴中止、おしぼりで体を拭く程度に

大切なお知らせ:本記事は公的機関・助産師団体の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。医療行為の指示ではありません。お子さまの個別の状況については、必ずかかりつけ医・助産師・小児科の医師にご相談ください。

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