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0〜2歳🏥健康・医療

9〜10ヶ月健診のポイントと準備:ハイハイ・つかまり立ち・パラシュート反射・人見知り──歩き出し前の発達節目

9〜10ヶ月健診は『歩き出し前の発達節目』。ハイハイ・つかまり立ち・パラシュート反射、つまみ食べ・後追い・人見知りなど多くの発達指標をチェック。多くの自治体で任意(個別健診)だが、離乳食後期・歩行準備・断乳/卒乳の相談機会としても重要。鉄欠乏性貧血・予防接種スケジュールまで整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-06-106分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・こども家庭庁・日本小児科学会 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-06-10参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:9〜10ヶ月健診は 歩き出し前の発達節目、多くは任意(個別健診)
  • チェックハイハイ・つかまり立ち・パラシュート反射・つまみ食べ・人見知り
  • 離乳食後期・歩行準備 の相談機会
  • 対象:生後9〜10ヶ月の赤ちゃんを持つ保護者向け

受診・相談のタイミング

状況 対応
早めに相談(小児科・保健センター) ハイハイ・つかまり立ちが全くない/目が合わない/人見知り・後追いが全くない(極端な反応の乏しさ)/体重↓・哺乳不良/離乳食を全く受け付けない
健診で相談 発達の不安/離乳食後期の進め方/断乳・卒乳/予防接種
見守りOK 多少の個人差/概ね順調

9〜10ヶ月健診の位置づけ

厚生労働省 乳幼児健康診査の手引き より:

多くは任意(個別健診)

  • 法定健診ではない
  • 多くは小児科で個別受診
  • 自治体によっては集団健診費用助成
  • 歩き出し前の重要な発達節目 として推奨

健診の意義

  • ハイハイ・つかまり立ち・歩行準備の確認
  • 離乳食後期(カミカミ期)への移行
  • 人見知り・後追いの発達確認
  • 予防接種スケジュールの進行確認

チェック項目

日本小児科学会 より、9〜10ヶ月の発達の目安:

運動発達

項目 9〜10ヶ月の目安
ハイハイ できる子が多い(9か月でかなり広がる)
つかまり立ち 9〜10か月で多くができる
伝い歩き 始まる子も
お座り 安定
両手を自由に使う 物を持ち替える
つまみ食べ 親指と人差し指で小さい物を

反射

  • パラシュート反射:突然前に倒した時に手を出す
  • 9〜10か月で出現
  • 歩行準備の重要な反射
  • 健診で医師が確認

社会性・コミュニケーション

項目 目安
人見知り 強くなる(愛着発達のサイン)
後追い ピーク(8〜10か月)
喃語 「マンマンマン」「バババ」豊富
指差し 始まる子も
真似 バイバイ・パチパチ
名前を呼ぶと振り向く 確実に

身体測定

  • 身長・体重・頭囲:成長曲線
  • 体重:1日約10〜15g増(緩やか)
  • 大泉門:閉じ始める

全身診察

  • 心音・呼吸
  • 腹部
  • 股関節:歩行前の最終確認
  • 皮膚

パラシュート反射

日本小児科学会 より、歩行準備の重要な反射:

検査方法

  • 赤ちゃんを腹這いで持ち上げ、突然前に下ろす動作
  • 手を前に出して支えようとするか確認
  • 9〜10か月で出現
  • 生涯続く反射

重要性

  • 歩行準備のサイン
  • 転倒時の保護反射
  • 出現しない場合は神経系の評価

「9〜10か月で出ない」は要相談

  • 個人差はあるが、健診で確認
  • 遅れがあれば小児神経科

離乳食後期(カミカミ期)

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド より:

9〜10か月の段階

  • 3回食に移行:9か月頃から
  • 歯ぐきでつぶせる固さ:バナナ程度
  • 手づかみ食べ を始める時期
  • 食べる量・種類が増える

相談内容

  • 量・回数の調整
  • 食材の種類・固さ
  • 手づかみ食べの工夫
  • アレルギー食材
  • 断乳・卒乳の検討

鉄欠乏性貧血対策(継続)

  • 離乳食で鉄を意識:赤身肉・魚・卵黄・大豆製品
  • 9か月以降は母乳のみではほぼ確実に鉄不足
  • 血液検査の相談 も健診で

予防接種スケジュール

国立感染症研究所 より:

この時期の確認

  • BCG:5〜8か月で接種完了が標準
  • Hib・肺炎球菌・四種混合・B肝・ロタ:1歳までに完了
  • インフルエンザ:6か月から、流行期に
  • MR・水痘・おたふくかぜ:1歳から(準備)

当日の流れ・持ち物

一般的な流れ

  1. 受付・問診票提出
  2. 身体測定
  3. 問診:保健師・看護師
  4. 診察:小児科医
  5. 発達チェック:パラシュート反射等
  6. 保健指導:離乳食後期・歩行準備・予防接種
  7. 個別相談

持ち物

  • 母子健康手帳
  • 問診票(事前記入)
  • 健康保険証・乳幼児医療証
  • おむつ・着替え
  • ミルク・授乳ケープ
  • 離乳食記録
  • 聞きたいことのメモ

健診で相談できること

発達

  • ハイハイ・つかまり立ちのペース
  • 言葉の発達:喃語・指差し
  • 人見知り・後追いの強さ
  • 「他の子と比較して気になる」

生活

  • 離乳食後期
  • 断乳・卒乳の検討
  • 睡眠リズム
  • 歯磨き の始め方

予防接種

  • 接種計画の確認
  • 副反応への対応

安全

  • 転落・転倒予防:つかまり立ち開始で
  • 誤飲事故予防:手の届く範囲が広がる
  • 詳しくは別記事「転倒・転落の予防」「誤飲・窒息予防

「ハイハイしない」の見方

日本小児科学会 より:

個人差

  • 9〜10か月でハイハイしない子もいる
  • ずり這い・お座り移動で進む子も
  • 「ハイハイを飛ばして立つ」 こともある

心配なライン

  • 10か月でつかまり立ちもしない
  • 下肢の動きが乏しい
  • 左右差
  • 筋緊張の異常

→ 健診や 小児神経科 で評価

「指差し」の発達

  • 9〜10か月で出始める
  • 「あれ取って」「あ、ワンワン」
  • 「共同注意」の発達のサイン
  • コミュニケーションの基礎

出ない場合

  • 個人差ある
  • 目が合わない・人への関心が薄い と合わさるなら相談
  • 発達特性の早期サイン の可能性

安全への注意(つかまり立ち期)

消費者庁 子どもの事故防止 も参考に:

環境チェック

  • 家具の角:コーナーガード
  • 不安定な家具:転倒予防に固定
  • テーブルクロス:引っ張り落としに注意
  • 熱い飲み物・コードの位置

誤飲予防

  • 手の届く範囲が広がる
  • 39mm 以下の物 を片付ける
  • 電池・磁石・洗剤 に特に注意

→ 詳しくは別記事「転倒・転落の予防」「誤飲・窒息予防

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
ハイハイの遅れを「個性」と放置 神経系の評価必要
目が合わない・人見知りなしを軽視 発達特性の早期サイン
離乳食を強制 食事嫌いに
鉄分摂取を意識しない 鉄欠乏性貧血
「断乳・卒乳は1歳必須」と信じる 個別に判断
つかまり立ち期の家具対策せず 転倒事故リスク
健診で何も聞かずに帰る せっかくの機会
予防接種スケジュールを忘れる 接種漏れ

よくある誤解

Q. 9〜10ヶ月健診は必須?

A. 多くは任意(法定ではない)ですが推奨。歩き出し前の発達確認に。

Q. ハイハイしない子は問題?

A. ハイハイ飛ばしも個人差、ただし10か月でつかまり立ちもないなら相談。

Q. 人見知りないけど大丈夫?

A. 個人差、ただし目が合わない・人への関心薄いと合わさるなら相談。

Q. 断乳は1歳?

A. 「いつまで」に正解はない。WHOは2歳以上の継続も推奨。家庭で判断。

Q. パラシュート反射って?

A. 歩行準備の保護反射、9〜10か月で出現、健診で医師が確認。

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児科・保健センター、発達は 小児神経科・児童発達支援センター

この記事の根拠

  • 厚生労働省 乳幼児健康診査の手引き
  • 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド
  • こども家庭庁 母子保健施策
  • 日本小児科学会 子どもの発達

まとめ

  • 9〜10ヶ月健診は 歩き出し前の発達節目、多くは任意
  • チェック:ハイハイ・つかまり立ち・パラシュート反射・つまみ食べ
  • 人見知り・後追いは愛着発達のピーク
  • 離乳食後期(カミカミ期):3回食・手づかみ食べ
  • 鉄欠乏性貧血対策 を継続
  • 予防接種スケジュール を健診で確認
  • つかまり立ち期の家具対策・誤飲予防

大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。お子さまの発達・健康の個別の状況については、小児科・保健センターにご相談ください。

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