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6〜8歳🏥健康・医療

子どもの夏の皮膚トラブル:あせも・とびひ・水いぼ──汗・湿気で増える4つの代表疾患

夏の子どもの皮膚トラブルは『あせも・とびひ・水いぼ・とこずれ』が代表。汗・湿気・紫外線・虫刺されで皮膚バリアが崩れやすい。とびひは黄色ブドウ球菌・連鎖球菌で抗菌薬治療、水いぼは伝染性軟属腫ウイルスで自然軽快。プールの可否・登園基準・ステロイド外用の使い方まで整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-06-107分で読めます
情報の信頼性

情報源:日本皮膚科学会・日本小児皮膚科学会・厚生労働省 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-06-10参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:夏のトラブルは あせも・とびひ・水いぼ が代表
  • 基本ケア洗う・保湿・通気
  • 疾患別に対応が違う:あせも=スキンケア、とびひ=抗菌薬、水いぼ=経過観察 or 除去
  • 対象:0〜12歳のお子さんを持つ保護者向け

受診のタイミング

状況 対応
すぐ受診(小児科・皮膚科) とびひの広範囲拡大/発熱を伴う皮膚症状/膿が広がる/全身症状
早めに受診 スキンケアで改善しない/繰り返す/プール・登園の可否を知りたい/市販薬で悪化
家庭ケアでOK 軽度のあせも/少数の水いぼ(数か月で自然軽快待ち)/日焼け後の軽い赤み

夏の皮膚トラブル:4代表疾患

① あせも(汗疹)

日本小児皮膚科学会 より:

基本

  • 汗管の閉塞 で起こる
  • 首・脇・背中・おむつ周囲 に多発
  • 乳児・幼児に多い
  • 赤い小さな丘疹

種類

  • 水晶様汗疹:透明な小水疱、痒みなし
  • 紅色汗疹:赤いブツブツ、痒みあり
  • 深在性汗疹:稀

対策

  • 汗をかいたらシャワー・濡れタオル
  • 通気のいい服(綿素材)
  • エアコン・除湿
  • 保湿:乾燥はバリア低下
  • 悪化したらステロイド外用:医師処方

② とびひ(伝染性膿痂疹)

日本皮膚科学会日本学校保健会 より:

基本

  • 黄色ブドウ球菌・連鎖球菌 の感染
  • 「とびひ」:あちこちに飛び火するから
  • 夏に多発、虫刺され・あせもから二次感染
  • 学童期に多い

症状

特徴
水疱性(多くの子) 透明〜濁った水ぶくれ、すぐ破れる、湿潤性
痂皮性 厚いかさぶた、A群溶連菌、まれ

治療

  • 抗菌薬:内服・外用
  • 湿潤環境を保つ:乾燥はかえって悪化
  • 掻かない:爪を短く・ガーゼ保護

学校保健安全法

  • 第三種感染症(その他の感染症)
  • 多くの自治体・園・学校で「医師判断で登園可」
  • 病変をしっかり覆う + 抗菌薬治療開始 で可とすることが多い
  • 規定を確認

③ 水いぼ(伝染性軟属腫)

日本皮膚科学会 より:

基本

  • 伝染性軟属腫ウイルス(MCV)
  • 2〜10歳に多い
  • 真ん中がへこんだ小さなブツブツ:1〜5mm
  • 接触感染:プールのビート板・タオル共有

治療

  • 多くは6か月〜2年で自然軽快
  • ピンセット除去:希望に応じて、麻酔テープ使用も
  • 冷凍凝固・薬剤:施設により
  • アトピー性皮膚炎合併 で広がりやすい

プールは入れる?

  • 学校保健安全法:出席停止対象外
  • 「プールを禁止すべき積極的な理由はない」:日本学校保健会・日本臨床皮膚科医会
  • タオル・ビート板の共用は避ける
  • 多くの自治体・園・学校では参加可能:規定を確認

④ とこずれ・おむつかぶれ・接触皮膚炎

  • 湿気・摩擦・洗剤の刺激
  • おむつ部位は特に注意:清潔・乾燥・保湿
  • 市販薬は症状に応じて、悪化なら皮膚科

スキンケアの基本

日本小児皮膚科学会 こどものスキンケアQ&A より:

洗う

  • 石鹸を泡立てて優しく
  • ゴシゴシしない
  • ぬるま湯で十分にすすぐ
  • タオルで押さえて拭く:擦らない

保湿

  • 入浴後5分以内 に保湿
  • 量はたっぷり:「ティッシュが貼り付くくらい」
  • 顔・体全身
  • 乳児期からの保湿でアトピー予防 とも

通気

  • 綿素材の服
  • 重ね着しすぎない
  • エアコン・除湿
  • 汗をかいたら着替え

紫外線対策

  • 日焼け止め(6か月以降)
  • 日陰・帽子・衣服
  • 詳しくは別記事「子どもの日焼け対策

ステロイド外用の使い方

日本皮膚科学会 より:

「弱いものを長く」より「適切な強さで短期間」

  • 症状の重さに合わせた強さ
  • 短期間で集中的に:弱いものを漫然と使うより
  • 医師処方

ステロイドの強さ(5段階)

強さ 例(処方薬)
Strongest(I群) デルモベート等
Very strong(II群) アンテベート等
Strong(III群) リンデロン等
Medium(IV群) キンダベート等
Weak(V群) ヒドロコルチゾン等

部位別の使い分け

  • 顔・陰部:吸収率↑、弱いものを
  • 体・四肢:通常の強さ
  • 乳児:医師処方の必要量
  • 「素人判断はNG」:必ず処方を

ステロイド忌避の誤解

  • 「ステロイド怖い」で塗らない → 治療が遅れ慢性化
  • 適切に使えば安全
  • 医師指示通り

プール・登園基準

日本学校保健会 より:

疾患 プール 登園・登校
あせも OK OK
とびひ 病変を覆って治療中ならOK(園規定確認)、広範囲ならNG 病変覆い + 治療で多くは可
水いぼ OK(ビート板・タオル共有しない) OK
アトピー性皮膚炎 OK(ローション・薬で対応) OK

「絶対ダメ」は少ない、医師判断と園の規定で。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「ステロイド怖い」で塗らない 慢性化リスク
とびひを乾かす 湿潤環境が治癒に必要
水いぼで親が無理に潰す 拡散・感染
タオル・ビート板共有(とびひ・水いぼ) 周囲に感染
市販ステロイドを長期使用 適切な強さの判断必要
汗の放置 あせも悪化・とびひ
石鹸でゴシゴシ 皮膚バリア破壊
保湿しない バリア低下・トラブル↑

よくある誤解

Q. あせもは「子どもの定番」だから様子見?

A. 基本はスキンケアでOK、悪化や繰り返しは皮膚科で。

Q. とびひでプール禁止?

A. 病変を覆って治療中ならOK とすることが多い、規定確認。

Q. 水いぼは取らないとプール禁止?

A. 学校保健安全法は禁止していない。タオル・ビート板共有を避ければOK。

Q. ステロイドを長期使うと薄くなる?

A. 長期・強いステロイドの誤用で稀。適切な使用なら安全

Q. 保湿は「乾燥肌の子だけ」?

A. 全員に有効、乳児期からの保湿でアトピー予防の知見も。

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児科・皮膚科・小児皮膚科

この記事の根拠

  • 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A
  • 日本小児皮膚科学会 こどものスキンケアQ&A
  • 日本学校保健会 学校において予防すべき感染症の解説
  • 日本小児科学会 子どもがかかりやすい病気

まとめ

  • 夏のトラブル:あせも・とびひ・水いぼ・かぶれ
  • 基本:洗う・保湿・通気・紫外線対策
  • とびひは黄色ブドウ球菌・連鎖球菌、抗菌薬と湿潤環境
  • 水いぼ多くは自然軽快、プール禁止すべき理由なし
  • ステロイド外用は「適切な強さで短期間」、忌避で慢性化を避ける
  • 学校保健安全法での扱いは「絶対禁止」は少ない、医師判断と園規定

大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。診断・治療は必ず小児科・皮膚科の医師にご相談ください。

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