この記事のポイント
- 1〜3歳の遊びは「全身を使う」と「まねる」が中心。歩く・つかむ・まねるが、運動と言葉の発達につながります。
- きれいに遊べなくて当たり前。散らかす・繰り返す・口に入れるのもこの時期の学びの一部です。
- 高価なおもちゃより身近な物。空き箱・布・水遊びなど、シンプルな遊びほど発達を後押しします。
- 対象:1〜3歳ごろの子どもの遊びと発達を知りたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 言葉や歩き始めの遅れが気になる | かかりつけ小児科 |
| 発達のペースや特性が気になる | 地域の保健センター・発達相談 |
| 集団遊びや関わりが続けて難しい | 発達相談・児童発達支援センター |
| 健診で相談したいことがある | 地域の保健センター |
重要:1〜3歳は発達の個人差がとても大きい時期です。「同じ月齢の子より遊びが幼い気がする」と感じても、多くは個性の範囲です。気になるときは1歳半・3歳の健診や、かかりつけ小児科・地域の保健センターで落ち着いて相談しましょう。
1〜3歳の遊びと発達のつながり
こども家庭庁「こどもの育ちに関する取り組み」 より:乳幼児期の遊びは、心と体の発達を支える大切な経験とされています。
- この時期の遊びは、運動・言葉・人との関わりの土台になります。
- 「同じことの繰り返し」は飽きではなく、学びを定着させる過程です。
- 大人のまねをする遊びから、生活のルールや言葉を吸収します。
- うまくできなくても、挑戦する経験そのものに意味があります。
1〜2歳ごろの遊び方
国立成育医療研究センター「成長・発達のみかた」 より:発達には幅があり、その子のペースを見守る姿勢が大切とされています。
- 積む・落とす・出し入れなど、手を使う単純な遊びを好みます。
- 全身を使う「歩く・登る・しゃがむ」遊びが運動発達を促します。
- 言葉が増える前から、絵本やまね遊びで言葉に触れさせます。
- 口に入れる時期なので、小さな部品や誤飲しやすい物は避けます。
2〜3歳ごろの遊び方
厚生労働省「保育に関する情報」 より:子どもは生活と遊びの中で自分でやろうとする力を育てるとされています。
- ままごとや見立て遊びなど、ごっこ遊びが豊かになります。
- 「自分でやりたい」気持ちが強まり、こだわりも増えます。
- 簡単なお手伝いや片づけも、遊びの延長として楽しめます。
- 友だちと同じ場で遊ぶ「並行遊び」が増えていきます。
遊びを支える関わりのコツ
国立障害者リハビリテーションセンター「発達相談・発達障害の支援」 より:発達の心配ごとは、早めに相談先につながることが安心につながるとされています。
- 子どものペースに合わせ、急かさず見守ります。
- 「できた」を一緒に喜ぶことが次の意欲につながります。
- 散らかしや失敗を叱りすぎず、遊びの一部と受け止めます。
- 発達のペースが気になるときは、健診や相談先を頼ります。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 小さな部品のおもちゃを与える | 誤飲・窒息の危険がある |
| 高い所や水回りで目を離す | 転落・溺れなどの事故につながる |
| 他の子と発達を比べて焦る | 個人差が大きく、不安が募るだけ |
| きれいに遊ばせようと制限しすぎる | 試行錯誤する学びの機会を奪う |
| 早期教育を詰め込みすぎる | 自発的に遊ぶ力が育ちにくくなる |
よくある誤解
Q. 高いおもちゃがないと発達に差が出ますか?
A. 空き箱・布・水遊びなど身近な物で十分です。大切なのは物より、安心して試せる時間と関わりです。
Q. 同じ遊びばかり繰り返すのは心配ですか?
A. 繰り返しは学びを定着させる自然な過程です。飽きるまで付き合って大丈夫です。
Q. ひとりで遊んでばかりで友だちと遊びません。
A. 1〜3歳は同じ場で別々に遊ぶ「並行遊び」が普通です。協力して遊ぶのはもう少し先になります。
Q. 早くから文字や数を教えた方がいい?
A. この時期は全身を使う遊びとまね遊びが優先です。文字や数は生活の中で自然に触れる程度で十分です。
Q. 遊び方や発達が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. 1歳半・3歳の健診や、かかりつけ小児科・地域の保健センターで相談できます。発達相談につなげてもらうこともできます。
この記事の根拠
- こども家庭庁「こどもの育ちに関する取り組み」
- 国立成育医療研究センター「成長・発達のみかた」
- 厚生労働省「保育に関する情報」
- 国立障害者リハビリテーションセンター「発達相談・発達障害の支援」
まとめ
- 1〜3歳の遊びは、運動・言葉・人との関わりの発達を支える土台です。
- 全身を使う遊びとまね遊びが、この時期の中心になります。
- 散らかす・繰り返すのも学びの一部で、きれいに遊べなくて当然です。
- 誤飲や転落など年齢特有の事故に注意し、安全を前提にします。
- 発達のペースが気になるときは、健診やかかりつけ小児科・地域の保健センターへ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

