この記事のポイント
- 6〜9歳の創造力は「正解のない遊び」で伸びる。答えが1つに決まらない工作・お話づくり・見立て遊びが土台になります。
- 作品の出来より「過程」をほめるのがコツ。「上手だね」より「ここ、どうやって思いついたの?」が効きます。
- 失敗やムダに見える時間を許す。試行錯誤そのものが創造力の練習で、効率を求めすぎると芽を摘みます。
- 対象:6〜9歳ごろの子どもの創造力を育てたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 遊びや表現への興味が極端に乏しい | かかりつけ小児科 |
| 発達のペースや特性が気になる | 地域の保健センター・発達相談 |
| 集団での活動が続けて難しい | 発達相談・児童発達支援センター |
| 学校での様子が気になる | 担任・学校 |
重要:創造力の伸び方には大きな個人差があります。「うちの子は発想が乏しいかも」と感じても、まずは家庭での声かけや環境を見直すのが先です。発達そのものに不安があるときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターへ落ち着いて相談しましょう。
6〜9歳の創造力はどう育つ?
国立教育政策研究所「幼児教育研究センターの取り組み」 より:子どもの学びは遊びを通じた主体的な経験の積み重ねで育つとされています。
- この時期は「自分なりのアイデアを形にしたい」気持ちが強くなります。
- ルールを自分で作り替える、物語の続きを考えるなどの遊びが増えます。
- 大人が答えを先に出さず、考える余地を残すことが創造力を支えます。
- 興味の方向は子どもごとに違うので、一つの型に当てはめません。
家庭でできる創造力サポート
文部科学省「読書活動の推進」 より:本に触れる経験は、想像する力や言葉で表現する力の土台になるとされています。
- 絵本や物語の「この続きどうなると思う?」と問いかけてみます。
- 工作は完成形を指定せず、材料だけ用意して自由に作らせます。
- 描いた絵やお話を否定せず、まず「面白いね」と受け止めます。
- 退屈な時間も大切にし、すぐに動画やゲームで埋めません。
体を動かす遊びと創造力
文部科学省「幼児期運動指針」 より:体を使った多様な遊びは、考える力や工夫する力の発達ともつながるとされています。
- 鬼ごっこのルールを子どもたちで決める遊びは発想力を使います。
- 公園の遊具を「別の何か」に見立てる遊びも創造力の練習です。
- 体を動かすと気分が切り替わり、新しいアイデアが出やすくなります。
- 勝ち負けより「どう工夫したか」に注目して声をかけます。
創造力を伸ばす声かけのコツ
国立成育医療研究センター「成長・発達のみかた」 より:発達には個人差があり、比較ではなくその子の歩みを見る姿勢が大切とされています。
- 「上手」より「どうやって考えたの?」と過程を聞きます。
- 他の子や見本と比べる言葉は、表現する意欲を下げがちです。
- 失敗しても「面白い挑戦だったね」と前向きに受け止めます。
- 親が一緒に楽しむ姿勢が、子どもの創造力を一番後押しします。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 作品の完成度を大人の基準で評価する | 表現する意欲そのものが下がる |
| 「正解」や見本通りを求める | 自由な発想の余地がなくなる |
| 他の子と比べて優劣を言う | 創造力より評価を気にするようになる |
| 退屈な時間を全部埋めてしまう | 自分で工夫し考える機会が減る |
| 失敗やムダを叱る | 試行錯誤を避けるようになる |
よくある誤解
Q. 創造力は生まれつきで決まりますか?
A. 持って生まれた個性もありますが、自由に試せる環境と肯定的な声かけで育つ部分が大きいとされています。
Q. 高い知育教材を買わないと伸びませんか?
A. 紙・空き箱・自然物など身近な素材で十分です。大切なのは教材より「自由に試せる時間」です。
Q. うちの子は絵が苦手ですが創造力がない?
A. 創造力は絵だけではありません。お話づくり・遊びの工夫・組み立てなど、得意な形は子どもごとに違います。
Q. 大人が手伝いすぎるのは良くない?
A. 先に答えを出すと考える余地が減ります。困ったときにヒントを少し出す程度がちょうどよい関わりです。
Q. 創造力や発達が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. 発達のペースが気になるときはかかりつけ小児科や地域の保健センターへ、学校での様子は担任に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 国立教育政策研究所「幼児教育研究センターの取り組み」
- 文部科学省「読書活動の推進」「幼児期運動指針」
- 国立成育医療研究センター「成長・発達のみかた」
まとめ
- 6〜9歳の創造力は、正解のない遊びと試行錯誤の時間で育ちます。
- 作品の出来より「どう考えたか」をほめる声かけが効果的です。
- 本・工作・体を動かす遊びなど、多様な経験が発想力を支えます。
- 他の子と比べず、失敗やムダに見える時間も大切にします。
- 発達のペースが気になるときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターへ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

