この記事のポイント
- 両足ジャンプは2歳前後から3歳ごろにかけてできる子が多い。体幹とバランスが育つ目安の一つですが、時期には大きな個人差があります。
- **「跳ぶ練習」より「全身を使う遊び」**が近道。階段の上り下りや追いかけっこのなかで、自然と跳ぶ力が育ちます。
- 周りの子と比べて焦らない。数か月の差は珍しくなく、できる順番も子どもによってさまざまです。
- 対象:1〜5歳ごろのジャンプや粗大運動の発達が気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 運動発達の遅れが気になる | かかりつけ小児科 |
| 健診で相談したい・経過をみたい | 地域の保健センター |
| 動きのぎこちなさが続く | 発達相談・発達の専門外来 |
| 集団生活での動きが心配 | 児童発達支援センター |
重要:ジャンプができる時期だけで発達を判断することはできません。歩く・走る・階段を上るなど全体の動きを見て、気になる差が続くときは、まずかかりつけ小児科や地域の保健センターで相談しましょう。
両足ジャンプはいつごろできる?目安と個人差
文部科学省「幼児期運動指針」 より:幼児期は多様な動きを経験するなかで、跳ぶ・走る・登るといった粗大運動が育つ時期とされています。
- その場での両足ジャンプは、2歳前後から3歳ごろにかけてできる子が多いとされます。
- 最初は片足ずつ前に出る「またぎ越し」から始まり、徐々に両足がそろっていきます。
- できる時期は体格や経験量で前後し、数か月の差は珍しくありません。
- 高く跳ぶ・遠くへ跳ぶといった発展は、その後ゆっくり伸びていきます。
「跳ぶ力」はどうやって育つ?粗大運動の土台
国立成育医療研究センター「からだの発育・発達」 より:からだの発達には順序があり、土台となる動きの積み重ねが大切とされています。
- ジャンプには体幹の支え・脚の力・バランスをとる感覚が必要です。
- 立つ・歩く・走るが安定してくると、跳ぶ動きにつながりやすくなります。
- 段差の上り下りやしゃがむ動きが、足腰の力を育てます。
- 一つの動きだけを切り出さず、全身を使う遊びが土台を厚くします。
家でできる運動あそびの工夫
文部科学省「幼児期運動指針」 より:特別な道具がなくても、日常の遊びのなかで多様な動きを経験できるとされています。
- 「カエルさんジャンプ」など、まねっこ遊びにすると跳ぶ動きを楽しめます。
- 低い段差からのジャンプは、手をつないで安全を確保しながら少しずつ。
- 追いかけっこやかくれんぼで、走る・止まる・しゃがむを自然に経験します。
- できた瞬間を一緒に喜ぶことが、次の挑戦への意欲につながります。
気になる差が続くときの見方
厚生労働省「乳幼児健康診査」 より:健診は発達を継続的に見守り、必要に応じて相談につなぐ機会とされています。
- 跳べないこと一つだけで発達の遅れと判断はできません。
- 全身の動きがぎこちない・転びやすいなどが続くときは相談の目安です。
- 健診の場は、ふだんの様子を専門職に伝えるよい機会です。
- 不安が強いときは、一人で抱えず早めに地域の窓口へ。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 周りの子と比べて何度も急かす | 運動嫌い・自信のなさにつながりやすい |
| 高い台から無理に跳ばせる | 転倒・けがの危険がある |
| 「跳ぶ練習」だけを長時間させる | 飽きやすく、全身の動きが偏る |
| できないことを叱る | 挑戦する意欲をそいでしまう |
| ネット情報だけで発達障害と決めつける | 自己判断は不安を強め、誤解を招く |
よくある誤解
Q. 2歳でジャンプできないと発達が遅いの?
A. できる時期には幅があり、3歳ごろにできる子も珍しくありません。一つの動きだけで遅れと判断はできません。
Q. 練習すれば早くできるようになる?
A. 無理な反復より、全身を使う遊びのほうが土台が育ちます。楽しく体を動かす経験が結果的に近道です。
Q. 運動神経は生まれつきで決まる?
A. 経験や環境の影響も大きいとされています。多様な動きを楽しめる機会を増やすことが大切です。
Q. よく転ぶのは跳べないことと関係ある?
A. バランスや体幹の発達は関係することがあります。気になる様子が続くなら、まとめて相談するとよいでしょう。
Q. 運動発達が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. まずはかかりつけ小児科や地域の保健センターへ。動きのぎこちなさが続くときは、発達相談や児童発達支援センターにつなぐと安心です。
この記事の根拠
まとめ
- 両足ジャンプは2歳前後から3歳ごろにできる子が多く、時期には大きな個人差があります。
- 跳ぶ力は体幹・脚力・バランスの積み重ねで育ち、全身を使う遊びが土台になります。
- 「ジャンプの練習」だけより、まねっこ遊びや追いかけっこのほうが自然で効果的です。
- 周りと比べて急かしたり、高い台から無理に跳ばせたりしないことが大切です。
- 全身のぎこちなさが続くときは、小児科や保健センター、発達相談に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

