この記事のポイント
- 乳歯は生後6か月ごろに下の前歯から生え始め、3歳前後で20本そろうのが一つの目安。時期も順番も個人差が大きいです。
- 数か月の前後や順番の入れ替わりはよくあること。「遅い」だけで心配する必要はほとんどありません。
- 最初の1本が見えたら歯みがきのスタート。ガーゼや小さな歯ブラシで少しずつ慣らします。
- 対象:0〜3歳ごろの乳歯の生え方やケアが気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 歯の生え方・本数が心配 | かかりつけ小児科 |
| 乳幼児健診で相談したい | 地域の保健センター |
| 全体の発達もあわせて気になる | 発達相談 |
| 仕上げみがきや口の発達の心配 | 児童発達支援センター |
重要:乳歯の生える時期や順番には大きな個人差があります。「遅い・前後する」こと自体は問題ないことが多いものです。1歳を過ぎても1本も生えない、健診で指摘があったなど気になるときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターで確認しましょう。
乳歯が生える順番と時期の目安
厚生労働省「歯科口腔保健の推進」 より:乳歯は生後半年ごろから生え始め、幼児期にかけてそろっていくとされています。
- 一般的には下の前歯(乳中切歯)から生え始めることが多いとされます。
- その後、上の前歯、奥歯、犬歯へと順に進んでいきます。
- 3歳前後で乳歯20本がそろうのが一つの目安です。
- 順番が入れ替わったり、左右で時期がずれたりすることもよくあります。
「生えるのが遅い」と感じたら
厚生労働省「乳幼児健康診査」 より:健診は成長を継続的に見守り、必要に応じて相談につなぐ機会とされています。
- 生え始めの時期には数か月の幅があり、遅めの子も珍しくありません。
- 体格や成長のペースと同じく、歯の発育にも個人差があります。
- 1歳を過ぎても全く生えないなど気になるときは健診で相談を。
- 「遅い」こと一つで発達全体を判断することはできません。
生え始めたら始めたい口のケア
国立成育医療研究センター「からだの発育・発達」 より:成長に合わせて少しずつ生活習慣を整えていくことが大切とされています。
- 最初の1本が見えたら、ガーゼや小さな歯ブラシでやさしく拭くことから。
- 寝る前のケアを習慣にすると、虫歯予防の土台になります。
- 嫌がるときは無理せず、機嫌のよいタイミングで短時間から。
- 仕上げみがきは、子どもが自分でみがけるようになっても続けます。
歯ぐずり・よだれとの関わり方
日本小児科学会「ガイドライン・提言」 より:乳幼児の体調変化は、思い込みで判断せず必要に応じて受診する姿勢が大切とされています。
- 生え始めにむずがゆさで機嫌が悪くなる子もいます。
- よだれが増えたり、物をかみたがったりすることがあります。
- 高熱や強い不調が続くときは、歯の生え始めと決めつけず受診を。
- 不安が強いときは、一人で抱えず小児科や保健センターへ。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 周りの子と本数を比べて焦る | 個人差が大きく、不安をあおるだけ |
| 歯が生えないからと自己判断で放置 | 気になる遅れは健診で確認したほうがよい |
| 生え始めの不調をすべて「歯のせい」にする | 高熱など別の病気を見落とすことがある |
| 嫌がる仕上げみがきを無理強いする | 歯みがき自体への拒否につながる |
| 甘い飲み物を哺乳びんで寝かしつけに使う | 虫歯のリスクを高める |
よくある誤解
Q. 生後10か月でも歯が生えないのは異常?
A. 1歳前後まで生えない子も珍しくありません。1歳を過ぎても全く生えないなら、健診や小児科で相談すると安心です。
Q. 生える順番が違うと歯並びに影響する?
A. 順番の入れ替わりはよくあることで、多くは問題ありません。気になるときは健診の機会に確認しましょう。
Q. 歯みがきはいつから始める?
A. 最初の1本が見えたらスタートが目安です。まずはガーゼや小さな歯ブラシで慣らすところから。
Q. 乳歯は抜けるからケアしなくていい?
A. 乳歯の虫歯は永久歯や口の発達にも関わります。生え始めからのケアが大切です。
Q. 歯の生え方が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. まずはかかりつけ小児科や地域の保健センターへ。乳幼児健診の場も相談のよい機会になります。
この記事の根拠
- 厚生労働省「歯科口腔保健の推進」
- 厚生労働省「乳幼児健康診査」
- 国立成育医療研究センター「からだの発育・発達」
- 日本小児科学会「ガイドライン・提言」
まとめ
- 乳歯は生後6か月ごろに下の前歯から生え始め、3歳前後で20本そろうのが目安です。
- 生える時期や順番には大きな個人差があり、前後や入れ替わりはよくあります。
- 最初の1本が見えたら、ガーゼや小さな歯ブラシで歯みがきを始めます。
- 生え始めの不調をすべて歯のせいにせず、高熱などが続くときは受診を。
- 気になるときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターで相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの歯の生え方や個別の状況については、かかりつけの小児科医や歯科で確認のうえ、地域の保健センターにもご相談ください。

