この記事のポイント
- 「知らない人に声をかけられたら距離をとる」を合言葉で覚える。「いかのおすし」など短い言葉が役立ちます。
- 大声・防犯ブザー・逃げる練習を家庭で繰り返す。知っているだけでなく、体で動けることが大切です。
- 「全員が危険」ではなく、困ったら頼れる大人の見分け方も教える。怖がらせすぎない伝え方がコツです。
- 対象:登下校やお出かけが増える幼児〜小学生の保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 声かけ・つきまといがあった | 110番(緊急時)/警察相談#9110 |
| 登下校ルートの安全が心配 | 学校・自治体の窓口 |
| 不審な勧誘・連れ出しの不安 | 消費者ホットライン188/警察相談#9110 |
| 体調や心の不調が続く | かかりつけ小児科 |
重要:実際に声かけやつきまといに遭ったとき、危険が差し迫っていれば110番、緊急でなければ警察相談#9110を使います。登下校の安全は学校・自治体の窓口に相談できます。子どもには「逃げて、大声で、近くの大人や店に助けを求める」ことを具体的に教えましょう。
「いかのおすし」で対応を覚える
文部科学省「学校安全・防災に関する取組」 より:子どもの安全教育は、わかりやすい言葉で繰り返すことが効果的とされています。
- 「いかない・のらない・おおごえ・すぐにげる・しらせる」の合言葉で行動を覚えます。
- 知らない人に誘われても「いかない・のらない」を徹底します。
- つかまれそうになったら「おおごえ」と「すぐにげる」で身を守ります。
- 何かあったら必ず大人に「しらせる」ことをセットで教えます。
大声・ブザー・逃げる練習をする
こども家庭庁「こどもの事故防止・安全への取組」 より:いざというときの行動は、日頃の練習で身につきやすいとされています。
- 「たすけて!」と大声を出す練習を、家庭で実際に声に出してやってみます。
- 防犯ブザーは見える位置につけ、すぐ鳴らせるか定期的に確認します。
- 「捕まれたら手を振りほどいて逃げる」動きを遊び感覚で練習します。
- 走って逃げ込める「子ども110番の家」やお店の場所を一緒に確認します。
困ったら頼れる大人を見分ける
文部科学省「学校・家庭・地域の連携協力」 より:地域ぐるみの見守りが子どもの安全に寄与するとされています。
- 「知らない人=全員危険」と教えすぎず、困ったら頼れる大人もいると伝えます。
- 迷子や困りごとのときは、店員・交番・近くの大人に助けを求めてよいと教えます。
- 「お母さんが呼んでる」など、もっともらしい誘いにも乗らないよう練習します。
- 通学路の見守りの人など、顔を覚えておける大人を一緒に確認します。
ネットや勧誘の「知らない人」にも注意
消費者庁「消費者トラブルへの注意喚起」 より:身近な誘いや勧誘には冷静な対応が必要とされています。
- 道で配られる物や「ついておいで」という誘いには応じないよう教えます。
- ネット上で知り合った相手と会う約束はしないことを繰り返し伝えます。
- 名前・住所・学校をうかつに教えないルールを家庭で決めます。
- 不審な勧誘で困ったら、消費者ホットライン188に相談できます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 怖い話でおどして覚えさせる | 不安だけが残り、いざというとき動けなくなる |
| 「知らない人は全員危険」と単純化する | 困ったとき頼れる大人にも頼れなくなる |
| 合言葉を教えただけで練習しない | 知識はあっても体が動かないことが多い |
| 防犯ブザーをかばんの奥にしまう | とっさに鳴らせず役に立たない |
| 名前や学校を聞かれて素直に答えさせる | 連れ出しや勧誘のきっかけになる |
よくある誤解
Q. 何歳から防犯を教えればいい?
A. 言葉が分かる頃から少しずつで十分です。一人で行動する場面が増える就学前後は、特に繰り返し練習しておくと安心です。
Q. 「いかのおすし」だけ覚えれば大丈夫?
A. 合言葉は入り口です。実際に大声を出す・逃げるといった練習をして、体で動けるようにしておくことが大切です。
Q. 怖がりな子をおびえさせず教えるには?
A. おどすのではなく「こうすれば安全だよ」と前向きに伝えます。遊び感覚で練習すると怖がらせずに身につきます。
Q. 防犯ブザーは持たせるべき?
A. すぐ鳴らせる位置につければ役立ちます。定期的に電池や音を確認しておきましょう。
Q. 声かけやつきまといがあったら、どこに相談すればいい?
A. 危険が差し迫っていれば110番、緊急でなければ警察相談#9110に相談します。通学路の安全は学校・自治体の窓口へ伝えましょう。
この記事の根拠
- 文部科学省「学校安全・防災に関する取組」
- こども家庭庁「こどもの事故防止・安全への取組」
- 文部科学省「学校・家庭・地域の連携協力」
- 消費者庁「消費者トラブルへの注意喚起」
まとめ
- 知らない人への対応は「いかのおすし」など短い合言葉で覚えます。
- 大声・防犯ブザー・逃げる練習を家庭で繰り返すと、いざというとき動けます。
- 「全員危険」と教えすぎず、困ったら頼れる大人の見分け方も伝えます。
- ネットや勧誘の「知らない人」にも、個人情報を教えないルールを決めます。
- 実際に被害に遭ったら110番、緊急でなければ警察相談#9110に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お住まいの地域の通学路事情や個別の状況については、学校や自治体の窓口にご相談ください。

