メインコンテンツへスキップ
9〜10歳🌍社会・環境

ヤングケアラーとは?子どもが家族のケアを担うサインと相談先

こども家庭庁・厚生労働省の情報をもとに、ヤングケアラーの定義、気づきのサイン、子ども自身と周囲ができること、支援につながる相談先をまとめました。

012.kids 編集部公開: 2026年3月11日更新: 2026年6月19日8分で読めます
情報の信頼性

情報源:こども家庭庁・厚生労働省 公式情報

作成:012.kids 編集部公開日:2026年3月11日最終確認:2026年6月19日現在参考文献:4

※記載内容は上記時点の情報です。制度・数値・窓口などは変わることがあるため、重要な事項は公式情報でご確認ください。

共有LINEX

この記事のポイント

  • ヤングケアラーとは、本来大人が担うケアを日常的に行う子どものこと。家事・きょうだいの世話・家族の介護や通訳などが含まれます。
  • 手伝いとの境目は「年齢に見合わない過度な負担が続くか」。学校や睡眠、友達との時間が削られていないかが目安です。
  • 本人は「普通のこと」と感じて声を上げにくい。周囲の大人が早く気づき、支援につなぐことが何より大切です。
  • 対象:9〜10歳ごろを中心に、家族のケアを担う子どもや、その周囲の保護者・大人。

まず確認したいこと(相談窓口)

気になること まず相談する先
学校生活や友人関係への影響 スクールカウンセラー・担任・学校
福祉サービスや支援制度の利用 自治体の窓口(福祉・子ども家庭支援担当)
本人の体調や疲れ・睡眠不足 かかりつけ小児科
家族の介護・障害福祉サービス 自治体の窓口(高齢・障害福祉担当)

重要:家族を手伝うこと自体は悪いことではありません。問題は、それが子どもの学業・睡眠・友達との時間を削るほど過度に続くことです。気づいた大人が責めずに声をかけ、自治体の窓口や学校につなぐことが、最初の一歩になります。

ヤングケアラーとは?手伝いとの違い

こども家庭庁「こども・子育て支援(こども政策の基本方針)」 より:ヤングケアラーは支援を要する子どもとして政策に位置づけられています。

  • ヤングケアラーとは、本来大人が担う家事やケアを日常的に行う子どもを指します。
  • きょうだいの世話、家族の介護や見守り、通訳、家計を支える労働などが含まれます。
  • お手伝いとの違いは「年齢に見合わない過度な負担が継続しているか」です。
  • 本人や家族が問題と認識していないことも多く、外から見えにくいのが特徴です。

周囲が気づくサイン

厚生労働省「社会的養護に関する施策」 より:子どもが抱える困難は周囲の気づきと支援が鍵とされています。

  • 遅刻・欠席が増える、宿題が終わらない、授業中に眠そうにしている。
  • 友達と遊ぶ時間や部活・習い事を続けにくくなっている。
  • 年齢に比べて家事や介護の話に詳しく、疲れている様子がある。
  • 「自分が休んだら家が回らない」と責任を抱え込んでいる。

子ども本人と周囲ができること

こども家庭庁「こどもの居場所づくり」 より:安心して過ごせる場や相談先につながることが大切とされています。

  • 本人には「がんばっているね」とまず受け止め、責めない声かけをします。
  • 「つらい」「助けてほしい」は言ってよいことだと伝えます。
  • 周囲の大人は抱え込ませず、学校や自治体の窓口に橋渡しをします。
  • 安心して過ごせる居場所や、同じ立場の子と話せる場の情報を集めます。

支援制度につなぐ

厚生労働省「障害福祉サービス」 より:家族の状況に応じた福祉サービスの利用が支援の一つとされています。

  • 家族の介護や障害には、自治体を通じて福祉サービスを利用できる場合があります。
  • ヘルパーや福祉サービスが入れば、子どもの負担が軽くなることがあります。
  • まず自治体の窓口に状況を伝え、使える制度を一緒に確認してもらいます。
  • 学校とも情報を共有し、学業や生活を支える体制を整えていきます。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「家族なんだから当然」と片づける 過度な負担を見逃し、支援が遅れる
本人を「えらい」とだけほめて終える 困りごとが言い出しにくくなる
学校や自治体に相談せず家庭で抱える 利用できる支援制度につながらない
本人の意思を無視して話を進める 信頼を失い、かえって孤立させる
「大げさだ」と困りごとを否定する SOSを出せなくなり状況が悪化する

よくある誤解

Q. お手伝いをするのもヤングケアラーですか?

A. 年齢相応のお手伝いは問題ありません。学業・睡眠・友達との時間を削るほど過度なケアが続く場合に支援の対象になります。

Q. 本人が「平気」と言っていれば大丈夫ですか?

A. 「これが普通」と感じて無理をしている子も多いです。本人の言葉だけでなく、生活への影響を周囲が丁寧に見ることが大切です。

Q. 家庭の事情に他人が口を出してよいのですか?

A. 責めるのではなく支援につなぐ姿勢が大切です。学校や自治体の窓口は、家庭を支えるために情報を一緒に整理してくれます。

Q. 相談すると家族が責められませんか?

A. 支援の目的は家族を責めることではなく、負担を分け合う仕組みを整えることです。福祉サービスの利用で全体が楽になることもあります。

Q. ヤングケアラーかもと感じたら、どこに相談すればいい?

A. 学校生活への影響はスクールカウンセラーや担任へ、制度利用は自治体の窓口へ、本人の体調はかかりつけ小児科に相談すると支援につながります。

この記事の根拠

  • こども家庭庁「こども・子育て支援(こども政策の基本方針)」
  • こども家庭庁「こどもの居場所づくり」
  • 厚生労働省「社会的養護に関する施策」
  • 厚生労働省「障害福祉サービス」

まとめ

  • ヤングケアラーとは、本来大人が担うケアを日常的に行う子どものことです。
  • 手伝いとの違いは、年齢に見合わない過度な負担が続いているかどうかです。
  • 遅刻・睡眠不足・友達との時間が減るなどのサインに周囲が早く気づきます。
  • 責めずに受け止め、学校や自治体の窓口につないで支援制度を確認します。
  • 福祉サービスの利用で家族全体の負担を分け合えることがあります。

大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんやご家族の個別の状況については、学校や自治体の窓口、かかりつけの小児科医にご相談ください。

共有LINEX
🌱

次のステージ:Upper Stage11〜12歳

お子さんが成長したら、こちらもどうぞ

あわせて読みたい

当サイトの情報は公的機関や専門家の発信をもとに編集部が独自にまとめたものです。各情報源の機関が監修・承認したものではありません。健康や発達について心配がある場合は医師や専門家にご相談ください。