この記事のポイント
- ビタミンB群は「食べたものをエネルギーに変える」代謝と神経の働きを支える栄養素。元気に動き、育つための土台になります。
- B群はビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸などの仲間の総称。一つの食品に偏らず、いろいろな食材から少しずつとるのがコツです。
- 白米やパンに偏った食事が続くと不足しがち。豚肉・卵・納豆・緑の野菜などを組み合わせる発想で十分です。
- 対象:1〜6歳ごろの子どもの食事を整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 食欲不振・元気がない状態が続く | かかりつけ小児科 |
| 偏食や献立のビタミンバランスの不安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 離乳食〜幼児食の進め方 | 保健所・市区町村の保健センター |
| 急なぐったり・けいれんなど急変 | 119番(救急) |
重要:ビタミンB群は多くの食品に分散して含まれるため、いろいろな食材を食べていれば不足はまれです。元気のなさや食欲不振が続くときは、ビタミン不足と決めつけて補う前に、まずかかりつけ小児科で全体の体調を相談してください。
ビタミンB群はどんな働きをする栄養素?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能に関わる水溶性ビタミンとして位置づけられています。
- B群は糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変える代謝を助けます。
- ビタミンB12や葉酸は血液をつくる働きや神経の働きに関わります。
- 水溶性のため体にためておきにくく、毎日の食事でとり続けることが大切です。
- 必要量は年齢で異なるため、数字は幅をもった目安として考えます。
不足しやすいのはどんなとき?
こども家庭庁「授乳や離乳の支援」 より:食事の進め方には個人差があり、食品の種類を少しずつ広げる姿勢が大切とされています。
- 白いご飯やパン、麺だけに偏った食事が続くとB群が不足しやすくなります。
- 体調を崩して食べられない日が続くときも、一時的にとりにくくなります。
- 偏食で特定の食品を全く食べない場合は、献立の工夫が役立ちます。
- 不足が気になるときも、サプリより食品から少しずつ補うのが基本です。
ビタミンB群を多く含む食品と組み合わせ方
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」 より:いろいろな食品を組み合わせて栄養をとる進め方が示されています。
- 豚肉はビタミンB1が豊富で、疲れやすさをやわらげる代謝を助けます。
- 卵・納豆・乳製品はB2やB12を含み、幼児にも食べやすい食品です。
- 緑の野菜やレバー、いもには葉酸が含まれます。
- 主食を麦ご飯にするなど、いろいろな食材を少しずつ組み合わせると無理がありません。
食事全体のなかで考えるビタミンB群
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:特定の栄養素だけを切り出さず、食事全体のバランスで考えることがすすめられています。
- B群は一つの食品にまとめて含まれず、主食・主菜・副菜から自然にとれます。
- とりすぎても水溶性のため尿に出やすいですが、サプリの多量摂取は避けます。
- 食べムラがあっても、1日や数日単位でならして考えれば十分です。
- 「主食・主菜・副菜をそろえる」を意識すれば、無理なく目安に近づきます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 元気のなさをすぐビタミンB不足と決めつける | ほかの体調不良が隠れていることがある |
| 自己判断でB群サプリを多量に与える | 量の管理が難しく、食事から補うのが基本 |
| 白米やパンだけの食事を続ける | B群が不足しやすく栄養が偏る |
| 嫌がる食品を無理強いする | 食事そのものへの拒否につながる |
| 数字の目標量だけにこだわる | 食事全体のバランスを崩しやすい |
よくある誤解
Q. ビタミンB群が不足すると、すぐ症状が出ますか?
A. いろいろな食材を食べていれば不足はまれです。極端に偏った食事が続くと不足しやすくなりますが、気になる症状は小児科で相談しましょう。
Q. サプリでビタミンBをとった方が確実ですか?
A. 多くの食品に含まれるため、普通の食事から自然にとれます。多量のサプリは必要なく、食品からが基本です。
Q. 白いご飯ばかり食べる子は心配ですか?
A. 主食だけだとB群が不足しやすくなります。豚肉・卵・納豆・緑の野菜など主菜・副菜を少し足すと安心です。
Q. ビタミンB群は神経にも関係しますか?
A. はい。B12や葉酸などは神経の働きや血液づくりに関わるとされています。
Q. 偏食でビタミンBが気になるときはどこに相談すればいい?
A. 体調が気になるときはかかりつけ小児科へ、献立の工夫は自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
- こども家庭庁「授乳や離乳の支援」
まとめ
- ビタミンB群は食べたものをエネルギーに変える代謝と神経の働きを支える栄養素です。
- B1・B2・B6・B12・葉酸などの仲間の総称で、いろいろな食材から少しずつとります。
- 白米やパンに偏ると不足しやすく、豚肉・卵・納豆・緑の野菜を組み合わせます。
- 水溶性で体にためにくいため、毎日の食事でとり続けるのが基本です。
- 体調が気になるときは小児科、献立の不安は自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

