この記事のポイント
- ビタミンCは「鉄の吸収」と「コラーゲンづくり」を助ける栄養素。野菜や果物からこまめにとるのが基本です。
- 水溶性で体にためておけないため、毎日少しずつとり続けることが大切です。
- 加熱や水にさらすと減りやすいので、果物や生で食べられる野菜も上手に組み合わせます。
- 対象:1〜6歳ごろの子どもの食事を整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 顔色が悪い・鉄不足が気になる | かかりつけ小児科 |
| 野菜や果物を食べず栄養バランスが不安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 離乳食〜幼児食の進め方 | 保健所・市区町村の保健センター |
| 果物の種や固いものをのどに詰まらせた | 119番(窒息・誤嚥の応急) |
重要:ビタミンCは「風邪を必ず防ぐ薬」ではありません。サプリで大量に補うより、野菜や果物を毎日少しずつとるのが現実的です。鉄不足や顔色が気になるときは食事だけで判断せず、かかりつけ小児科で相談しましょう。
ビタミンCはどれくらい必要?年齢の目安
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:ビタミンCには年齢ごとの推奨量が示されています。
- 幼児期の推奨量は体格に応じて設定され、成人より少ない量が目安とされています。
- 水溶性で体にためておけないため、毎日とり続けることが前提です。
- 必要量は体格や活動量で変わるため、数字は幅をもって考えます。
- 普通に野菜・果物を食べていれば不足しにくい栄養素です。
ビタミンCが多い食品と調理のコツ
文部科学省「食育の推進」 より:日々の食事のなかで自然にビタミンCをとる工夫がすすめられています。
- いちご・キウイ・みかんなどの果物は、生でそのままとれる手軽な供給源です。
- ブロッコリー・ピーマン・じゃがいもなどの野菜にも多く含まれます。
- ビタミンCは水に溶けやすいので、ゆで汁ごと食べるスープが効率的です。
- 加熱で減りやすいため、生の果物と加熱した野菜を組み合わせると安心です。
ビタミンCと鉄の吸収・コラーゲンの関係
こども家庭庁「授乳や離乳の支援」 より:成長期の栄養は食事全体のバランスで考える姿勢が大切とされています。
- ビタミンCは植物性食品に含まれる鉄の吸収を高める助けになります。
- 鉄が多い食品と果物・野菜を一緒にとると、効率よく鉄を活かせます。
- ビタミンCは皮膚や血管をつくるコラーゲンの合成にも関わります。
- 不足が疑われる様子が続くときは、自己判断せず小児科で相談します。
サプリより食品で、食事全体で考える
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:特定の栄養素だけを切り出さず、全体のバランスで考えることがすすめられています。
- ビタミンCをとっても、風邪が必ず防げるわけではありません。
- 水溶性で余分は排出されるため、サプリでの大量摂取はおすすめしません。
- 果物のとりすぎは糖分のとりすぎにもつながるので、量はほどほどにします。
- 「毎食どこかに野菜か果物を1品」を続ければ、無理なく目安に近づきます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| サプリでビタミンCを大量に与える | 余分は排出され、お腹を下す原因にもなりやすい |
| 風邪予防のためだけに大量摂取させる | ビタミンCだけで風邪を防げるわけではない |
| 野菜を長時間ゆでて湯を捨てる | 水溶性のビタミンCが流れ出て減りやすい |
| 果物ばかり大量に食べさせる | 糖分のとりすぎや食事の偏りにつながる |
| 鉄不足を食事だけで判断する | 病気が隠れている場合があり受診が遅れる |
よくある誤解
Q. ビタミンCをとれば風邪をひきませんか?
A. 風邪を必ず防げるわけではありません。バランスのよい食事と生活リズムのほうが大切です。
Q. 果物をたくさん食べればビタミンCは足りますか?
A. 果物は手軽な供給源ですが、とりすぎは糖分過多になります。野菜とあわせてほどほどにとりましょう。
Q. 加熱するとビタミンCはなくなりますか?
A. 減りやすいですが全部ではありません。スープでゆで汁ごと食べたり、生の果物を足したりすると補えます。
Q. 鉄分と一緒にとると良いと聞きました。本当ですか?
A. ビタミンCは植物性食品の鉄の吸収を助けます。鉄が多い食品と野菜・果物を一緒にとるのがおすすめです。
Q. ビタミンCや鉄不足が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. 顔色や鉄不足が気になるときはかかりつけ小児科へ、食事の偏りや栄養バランスの不安は自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 文部科学省「食育の推進」
- こども家庭庁「授乳や離乳の支援」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
まとめ
- ビタミンCは鉄の吸収やコラーゲンづくりを助ける栄養素で、年齢ごとに推奨量が示されています。
- 水溶性で体にためておけないため、毎日少しずつとり続けることが大切です。
- 加熱や水にさらすと減りやすいので、生の果物と加熱野菜を組み合わせます。
- 鉄が多い食品と一緒にとると、鉄を効率よく活かせます。
- 鉄不足の心配は小児科、食事の偏りの不安は自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

