この記事のポイント
- マグネシウムは骨づくりと、神経・筋肉の働きを支える栄養素。カルシウムと協力して体の土台をつくります。
- 豆・海藻・全粒の穀物・ナッツ類などに広く含まれる。一つの食品に頼らず、いろいろな食材から自然にとるのがコツです。
- 普通の食事をしていれば不足はまれ。神経質に量を計算するより、食品の種類を増やす発想で十分です。
- 対象:1〜6歳ごろの子どもの食事を整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 食欲不振・元気がない状態が続く | かかりつけ小児科 |
| 偏食や献立のミネラルバランスの不安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 離乳食〜幼児食の進め方 | 保健所・市区町村の保健センター |
| 豆やナッツでのどに詰まらせた | 119番(窒息・誤嚥の応急) |
重要:マグネシウムは豆や海藻、穀物など多くの食品に含まれ、普通の食事では不足はまれです。「足りないのでは」と心配でサプリを足す前に、まずは食事全体のバランスを自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
マグネシウムはどんな働きをする栄養素?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:マグネシウムは骨や歯の形成、神経や筋肉の働きに関わるミネラルとして位置づけられています。
- マグネシウムは体内のカルシウムの約6割が集まる骨に多く存在します。
- 神経の伝達や筋肉の収縮・弛緩を調節する働きに関わります。
- 体内の多くの酵素を働かせる補助役として、エネルギー代謝も支えます。
- 必要量は年齢で異なるため、数字は幅をもった目安として考えます。
マグネシウムを多く含む食品と取り入れ方
文部科学省「食育の推進」 より:日々の食事のなかで自然にミネラルをとる工夫が紹介されています。
- 豆腐・納豆・大豆製品はマグネシウムを含み、幼児にも食べやすい食品です。
- わかめ・ひじきなどの海藻類にも多く含まれます。
- 玄米や麦ご飯など全粒の穀物に置き換えるのも一つの方法です。
- ナッツ類は多く含みますが、丸ごとは詰まりやすいので小さい子には注意します。
不足やとりすぎはどう考える?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:特定の栄養素だけを切り出さず、食事全体のバランスで考えることがすすめられています。
- 普通の食事をしている幼児では、マグネシウムが極端に不足することはまれです。
- 通常の食品からのマグネシウムでとりすぎる心配は基本的にありません。
- 一方でサプリなど食品以外から多量にとると、お腹がゆるくなることがあります。
- 神経・筋肉のけいれんなどが気になるときは、自己判断せず小児科で相談します。
食事全体のなかで考えるマグネシウム
こども家庭庁「授乳や離乳の支援」 より:消化の発達には個人差があり、食事だけで判断しない姿勢が大切とされています。
- マグネシウムはカルシウムと協力して骨をつくるため、両方をバランスよくとります。
- 豆・海藻・穀物を組み合わせれば、自然に目安量に近づきます。
- 食べムラがあっても、数日単位でならして考えれば十分です。
- 「主食・主菜・副菜をそろえる」を意識すれば、無理なく続けられます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 自己判断でマグネシウムのサプリを多量に与える | お腹がゆるくなることがあり、食事から補うのが基本 |
| 丸ごとの豆・ナッツを小さい子に与える | のどに詰まる窒息・誤嚥のリスクがある |
| 不足を心配して特定食品ばかり与える | 栄養が偏り、食べ飽きにもつながる |
| けいれんなどの症状を食事だけで様子見する | 自宅では原因の判断が難しく、受診が必要なことがある |
| 数字の目標量だけにこだわる | 食事全体のバランスを崩しやすい |
よくある誤解
Q. マグネシウムが不足すると、すぐ症状が出ますか?
A. 普通の食事をしている幼児では不足はまれです。気になる症状があるときは食事だけで判断せず、小児科で相談しましょう。
Q. サプリでマグネシウムを足した方がいいですか?
A. 多くの食品に含まれるため、普通は食事から自然にとれます。サプリの多量摂取はお腹がゆるくなることがあり、食品からが基本です。
Q. マグネシウムは骨にも関係しますか?
A. はい。骨や歯の形成に関わり、カルシウムと協力して骨づくりを支えるとされています。
Q. ナッツでマグネシウムをとらせても大丈夫ですか?
A. ナッツは多く含みますが、丸ごとは詰まりやすく小さい子には危険です。豆腐や海藻など食べやすい食品を選びましょう。
Q. マグネシウムや栄養バランスが気になるときはどこに相談すればいい?
A. 体調が気になるときはかかりつけ小児科へ、献立の工夫は自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
- 文部科学省「食育の推進」
- こども家庭庁「授乳や離乳の支援」
まとめ
- マグネシウムは骨づくりと、神経・筋肉の働きを支えるミネラルです。
- 豆・海藻・全粒の穀物・ナッツ類などに広く含まれます。
- 普通の食事をしていれば不足はまれで、神経質な計算は不要です。
- サプリで多量にとるとお腹がゆるくなることがあり、食品からが基本です。
- 体調が気になるときは小児科、献立の不安は自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

