この記事のポイント
- 6〜9歳は近視が進みやすい時期。学校の視力検査の結果は早めに確認しておきたいサインです。
- A以外の判定が出たら眼科で精密検査。黒板が見えにくいまま我慢させないことが大切です。
- 近視の進行予防は外遊びと画面の距離。タブレットやゲームは時間と姿勢を整えます。
- 対象:6〜9歳ごろの子どもの目の健康が気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 学校の視力検査でA以外の判定が出た | 眼科 |
| 黒板が見えにくい・目を細めて見る | 眼科 |
| 色の見え方が気になる(色覚) | 眼科 |
| 急な目のケガ・薬品が入った(夜間) | #8000・救急 |
重要:学校の視力検査でB・C・Dなどの判定が出たら、眼科で詳しく検査することがすすめられます。近視は進行することがあり、見えにくいまま放置すると授業に影響します。「メガネはかわいそう」より「見える環境」を優先して考えましょう。
学校の視力検査の判定の見方
日本眼科医会「目の健康(子どもの目)」 より:学校での視力検査は見え方の変化に気づく大切な機会とされています。
- A・B・C・Dの判定は視力のおおよその目安で、A以外は受診がすすめられます。
- 検査票を渡されたら早めに眼科を受診し、原因を確認します。
- 近視・遠視・乱視・弱視など原因はさまざまで、検査で見分けます。
- 「去年は大丈夫だった」でも進むことがあるため毎年確認します。
近視の進行と予防の工夫
日本眼科学会「目について」 より:目のはたらきと近視の仕組みが解説されています。
- 近くを長時間見続けると近視が進みやすいと考えられています。
- 外で過ごす時間が長い子は近視が進みにくいとされています。
- 読書やタブレットは目から30cm以上離す習慣を続けます。
- 30分ごとに遠くを見て、目を休める時間をつくります。
タブレット学習・ゲームとの付き合い方
日本小児科医会「スマートフォンと子どもの目」 より:長時間のスクリーン利用には注意が呼びかけられています。
- 連続使用を区切り、明るい部屋で正しい姿勢を保ちます。
- 寝転んで見る・暗い中で見るのは目の負担が大きくなります。
- 学習用端末も近距離が続くため、休憩のルールを決めます。
- 寝る前の使用は睡眠にも影響するため控えめにします。
色覚や見え方の気づき
日本眼科医会「色覚について」 より:色の見え方には個人差があり、学校生活での配慮が紹介されています。
- 色の区別が苦手なそぶりがあれば、責めずに眼科で確認します。
- 色覚は本人が気づきにくいため、家庭や学校での観察が役立ちます。
- 見え方の特性を知っておくと、進路や日常の工夫がしやすくなります。
- 不安があれば検査を受け、必要に応じて配慮を相談します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 視力検査の再検査票を放置する | 近視や弱視の発見・対応が遅れる |
| 見えにくいのにメガネを我慢させる | 授業の理解や姿勢に悪影響が出る |
| 暗い部屋で長時間ゲームをさせる | 目の負担が大きく習慣化しやすい |
| 市販の目薬を自己判断で続ける | 原因に合わず症状を見逃すことがある |
| 「気のせい」と本人の訴えを軽視する | 見えにくさのサインを見逃す |
よくある誤解
Q. メガネをかけると近視がもっと進みますか?
A. 適切に合わせたメガネで近視が進むわけではありません。見えにくいまま無理に見るほうが目に負担がかかります。
Q. 視力検査のB判定はすぐメガネが必要ですか?
A. 判定だけでは決まりません。眼科で原因と度合いを調べたうえで、必要かどうかを判断してもらいましょう。
Q. 近視は一度進むと戻りませんか?
A. 進んだ近視を完全に元に戻すのは難しいですが、生活の工夫で進む速さを抑える助けにはなると考えられています。
Q. タブレット学習は目に悪いのでやめさせるべきですか?
A. やめる必要はありませんが、距離・時間・姿勢を整え、休憩を入れることが大切です。使い方の工夫で負担を減らせます。
Q. 視力や見え方が気になるとき、どこに相談すればいい?
A. 視力検査の結果や見えにくさは眼科へ、全身の体調とあわせた心配はかかりつけ小児科に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 日本眼科医会「目の健康(子どもの目)」「色覚について」
- 日本眼科学会「目について」
- 日本小児科医会「スマートフォンと子どもの目」
まとめ
- 6〜9歳は近視が進みやすく、学校の視力検査はその変化に気づく機会です。
- A以外の判定が出たら早めに眼科で詳しく検査しましょう。
- 近視の進行予防には外遊びと、画面から30cm以上離す習慣が役立ちます。
- タブレットやゲームは時間・距離・姿勢を整え、休憩を入れます。
- 見えにくさの心配は眼科、体調とあわせた相談はかかりつけ小児科へ。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの視力や見え方の個別の判断については、眼科やかかりつけの小児科医にご相談ください。

