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0〜2歳🏥健康・医療

子どものやけど応急処置:流水で15〜20分冷やす、受診の判断基準

子どものやけどはまず流水で15〜20分冷やすが鉄則。水ぶくれを潰さず、薬や民間療法を塗らずに受診します。広範囲・顔・関節のやけどや低温やけどの判断基準を公的情報をもとに整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-298分で読めます
情報の信頼性

情報源:こども家庭庁・政府広報オンライン ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

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この記事のポイント

  • まず結論:やけどしたら すぐに流水で15〜20分以上冷やす。服を着ているなら 服の上から冷やしてから脱がせる。水ぶくれは潰さない
  • 絶対NG:氷を直接当てる/民間療法(味噌・しょうゆ・アロエ・油)/市販の冷却シートを貼る
  • 対象:0〜6歳のお子さんを持つ保護者向け

すぐ救急・受診・家庭ケアで様子見

状況 対応
すぐ救急車・救急受診 全身の広範囲/顔面・首・手・足・関節・陰部のやけど/水ぶくれが手のひらより大きい/意識がぼんやり/呼吸が苦しい/電気やけど・化学やけど/衣服が皮膚に張りついている
その日のうちに小児科または皮膚科 水ぶくれができている(小さくても)/白くなっている部分がある/手のひらより狭くても赤みが強い/本人がかなり痛がる/低温やけどの疑い
家庭ケアで様子見 範囲が500円玉以下/赤くなっただけで水ぶくれなし/十分に冷やしたあと痛みが治まり、本人は元気

夜間・休日で判断に迷うときは #8000 に電話できます。範囲が広いやけど・顔のやけど・電気やけどはためらわず救急へ。

子どものやけどが大人より重くなりやすい理由

子どもは大人より 皮膚が薄い ため、同じ温度・時間でも深く重いやけどになります(こども家庭庁 応急手当方法)。

  • 大人なら「熱い」と感じてすぐ離せる温度でも、子どもは反応が遅く長く触れてしまう
  • 皮膚の厚さは大人の約半分、同じ熱でも深部まで傷害が及ぶ
  • 体表面積に対する皮膚の割合が大きく、広範囲のやけどは脱水・ショック につながりやすい

そのため、見た目が軽そうでも 冷却の時間を惜しまず、判断に迷ったら受診 が原則です。

子どものやけどでよくある原因

  • 炊飯器・電気ポット・カップ麺の 蒸気 に触れる
  • テーブルから垂れた 電気コード を引いて、上の鍋やコーヒーをかぶる
  • ストーブ・ヒーター に触れる
  • お風呂の 熱い湯(給湯温度設定) にいきなり触れる
  • アイロン・ヘアアイロン が冷める前に触れる
  • 使い捨てカイロ・湯たんぽ の低温やけど

家庭でできること(正しい冷やし方)

1〜5分以内にやること

  1. すぐに流水で冷やし始める:水道水・シャワーの やさしい流れ で患部に直接当てる。強い水圧は皮膚を傷つけるのでNG
  2. 服を着ているなら服の上から冷やす:張りついた服を無理に脱がせると皮膚が剥がれる
  3. 十分冷えた後、ハサミで服を切って取り除く:脱がせるのではなく切る
  4. 15〜20分以上冷やし続ける:痛みが落ち着くまで(政府広報オンライン
  5. 氷や冷却シートは使わない:凍傷になる/市販の冷却シートはやけどに使えない

冷やしている間に確認すること

  • やけどの 範囲(手のひらの大きさを基準にする:子どもの手のひら1枚分が体の約1%)
  • 水ぶくれ の有無と大きさ
  • 白くなっている部分 や黒く焦げた部分の有無(深い傷害のサイン)
  • 本人の 意識・呼吸

冷やし終わったあと

  • 清潔なガーゼやラップ で軽く覆って受診(水ぶくれ保護)
  • 痛みが強ければ受診前に アセトアミノフェン(カロナール等)を用法用量通りに
  • 受診まで 絶飲食ではない(手術の予定がないため、水分はOK)

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
氷・氷水を直接当てる 凍傷を起こし、組織を余計に傷害する
市販の冷却シート(熱さまし用)を貼る やけど用ではない。粘着剤が皮膚を傷つける
水ぶくれを潰す 感染の入り口になる。皮膚が天然のドレッシング
民間療法(味噌・しょうゆ・アロエ・油・歯磨き粉)を塗る 感染を起こす/医師の処置の妨げになる
市販のステロイド軟膏や抗生剤を自己判断で塗る やけどに適さない薬で悪化することがある
張りついた服を無理に脱がせる 皮膚ごと剥がれる。服の上から冷やしてから切って取る
5分だけ冷やして「もういいかな」と切り上げる 深部の熱が残り、後から症状が広がる
「水ぶくれが小さいから様子見」と一晩放置 感染・色素沈着・瘢痕のリスクが上がる

特に注意したいやけど

低温やけど

40〜50℃の比較的低い温度 で、長時間触れることで起こるやけど。

  • 湯たんぽ・電気毛布・使い捨てカイロ・ホットカーペット で寝てしまう
  • 一見ただの赤みでも 深いところまで傷害 が及んでいることが多い
  • 必ず受診:見た目より重症の可能性

電気やけど

コンセントに金属を差した・電気コードを噛んだなど。

  • 見える傷より深部の損傷が大きい(電流が体内を流れる)
  • 心電図異常・不整脈のリスク
  • 必ず救急受診:見た目で判断しない

化学やけど

漂白剤・洗剤・トイレ用洗浄剤などが皮膚に付着。

  • 大量の流水で20〜30分以上洗い流す
  • 何の薬剤か(容器を持参) を病院に伝える
  • 必ず救急受診

よくある誤解

Q. 冷やしすぎて低体温になりませんか?

A. 広範囲のやけど(体の10%以上=両腕や体幹) では低体温のリスクがあります。その場合は患部だけ冷却して、体は毛布で保温しつつ救急へ。狭い範囲なら長く冷やして問題ありません

Q. 水ぶくれを潰して中の液を抜けば治りが早い?

A. 逆効果 です。水ぶくれの皮膚は天然の被覆材で、感染を防ぎ治癒を助けます。受診で医師が必要と判断すれば適切に処置します。

Q. アロエや味噌を塗ると治ると聞きました

A. 民間療法は 感染・色素沈着・治癒の遅れ の原因になります。医師の処置を受ける前に何かを塗ると、診察の妨げにもなります。流水と清潔なガーゼだけで十分です。

Q. 冷えピタ(冷却シート)は使えますか?

A. 使えません。冷却シートは発熱時の不快感を和らげるためのもので、やけどの治療効果はなく、粘着剤が皮膚を傷つけます。

Q. 軽そうなら病院に行かなくていい?

A. 水ぶくれがある時点で受診 を検討してください。手のひらサイズより広い・顔や関節・低温やけどの疑いがあれば必ず受診を。

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児科・皮膚科・形成外科 が一般的です。広範囲・顔・関節・電気・化学やけどは 救急外来 へ。

この記事の根拠

  • こども家庭庁「もしもの時の応急手当方法」
  • 政府広報オンライン(内閣府)「乳幼児のやけど事故」
  • こども家庭庁 子どもの不慮の事故予防
  • 日本小児科学会 こどもの救急 ONLINE-QQ
  • こども家庭庁 こども医療電話相談事業(#8000)

まとめ

  • まず 流水で15〜20分以上冷やす。痛みが落ち着くまで継続
  • 服を着ているなら 服の上から冷やしてから切って取る(無理に脱がせない)
  • 氷・冷却シート・民間療法・自己判断の薬 はすべてNG
  • 水ぶくれあり/顔・関節/手のひらより広い/低温・電気・化学やけど は受診
  • 広範囲のやけど・呼吸困難・意識障害は 救急車を要請

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。医療行為の指示ではありません。お子さまの個別の症状については、必ずかかりつけ医や皮膚科・小児科・救急外来の医師にご相談ください。

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