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0〜2歳🏥健康・医療

子どもの誤飲:危険物別の対処法と中毒110番・受診の判断

ボタン電池・タバコ・洗剤・医薬品など物別の応急処置と、無理に吐かせない原則。中毒110番(無料)と#8000の使い分け、すぐ救急受診すべきサインを公的情報をもとに整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-299分で読めます
情報の信頼性

情報源:日本中毒情報センター・消費者庁・こども家庭庁 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:5

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

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この記事のポイント

  • まず結論:誤飲したら 「無理に吐かせない」が原則。何を・いつ・どれくらい飲んだかを把握し、中毒110番か#8000に電話する/意識・呼吸の異常なら救急車
  • 特に危険ボタン電池・タバコ・強アルカリ性洗剤・医薬品(解熱剤・降圧薬など大人用) は時間との勝負。すぐ受診
  • 対象:0〜3歳ごろの誤飲が最も多い時期のお子さんを持つ保護者向け

まず電話するならどこか

状況 連絡先
意識がない/呼吸が苦しい/けいれん/血を吐く 119(救急車)
ボタン電池・強アルカリ性洗剤・タバコ・大人用医薬品を飲んだかも 救急外来へ直行(先に病院に電話)
何を飲んだか分かるが対処に迷う 中毒110番(無料)
大阪 072-727-2499(24時間)
つくば 029-852-9999(9〜21時)
夜間・休日の判断に迷う #8000(こども医療電話相談)
タバコの誤飲専用相談(24時間) 072-726-9922(無料、テープ案内)

日本中毒情報センター 中毒110番薬剤師・看護師が応急処置と受診の必要性をアドバイス する公的サービスです。

すぐ救急・すぐ受診・家庭で経過観察

状況 対応
すぐ救急車(119) 意識がない・呼びかけに反応しない/けいれん/呼吸が苦しい・止まりそう/チアノーゼ(唇が紫)/血を吐く・大量の吐血/何かが喉に詰まって苦しがる
救急外来へ直行(先に電話) ボタン電池を飲んだ可能性/強アルカリ性洗剤(パイプ洗浄剤・トイレ洗浄剤)タバコの吸殻が浸かった水・ジュース大人用医薬品(解熱剤・降圧薬・睡眠薬)/灯油・ガソリン・除光液/何を飲んだか不明
中毒110番で確認 タバコの葉や吸殻のかけら/少量の化粧品/少量の家庭用洗剤/観葉植物の葉・実
家庭で経過観察 中毒110番で「経過観察可」と言われた/少量の食品系(ペットフードなど)

誤飲を発見したらまず確認すること

医療機関に連絡する前に 3つの情報 を確認します(こどもの救急 ONLINE-QQ)。

  1. 何を:商品名・成分名(容器を持っていく)。電池ならサイズ・種類
  2. いつ:何分前・何時間前か
  3. どれくらい:1錠・1個・ひと口・ペットボトル何mL程度か

可能なら 飲み残し・容器 をビニール袋に入れて持参してください。

物別の正しい対応

ボタン電池(最重要・最緊急)

最も危険な誤飲のひとつ。胃液で電池が発電すると、わずか 1〜2時間で食道や胃に穴があく ことがあります(日本中毒情報センター ボタン電池)。

  • すぐに救急受診(夜間でも待たない)
  • 吐かせない(食道を再度通過させると損傷が広がる)
  • 何も飲ませない(牛乳・水もNGとされる)
  • 製品(電池の種類・サイズが分かるパッケージ)を持参

特に CR2032 などのコイン形リチウム電池 は事故時の重症度が高いとされています。

タバコ・タバコの吸殻・浸かった水

タバコ専用の事故相談電話(24時間・無料・テープ案内): 072-726-9922

  • タバコ1〜2本未満を食べた・少量舐めた:通常は中毒症状が出る量に達しないとされるが、ニコチンが溶け出した水・ジュース は急速に吸収されるので必ず受診
  • 水分を飲ませない:胃でのニコチン吸収を早めるので牛乳・水もNG
  • 吐かせない:誤嚥のリスク
  • 様子が悪ければ受診

強アルカリ性・強酸性の洗剤(パイプ洗浄剤、トイレ洗浄剤、漂白剤)

  • 絶対に吐かせない:食道を再度通って2度傷つける
  • 少量の水か牛乳を飲ませる(中毒110番の指示があれば)
  • すぐ救急受診:容器を持参

医薬品(解熱剤・大人用降圧薬・睡眠薬・抗うつ薬など)

  • 何を・何錠 飲んだかを確認
  • すぐ救急受診:薬の種類によって判断が変わる
  • 残った薬・処方薬の名前を持参

灯油・ガソリン・ベンジン・除光液

  • 絶対に吐かせない(誤嚥して肺炎を起こす)
  • すぐ救急受診

防虫剤(ナフタレン・パラジクロロベンゼン・ピレスロイド)

  • 牛乳を飲ませない(脂溶性なので吸収を早める)
  • 中毒110番に電話→受診

化粧品・少量の家庭用洗剤(食器洗剤など)

  • 少量なら経過観察可 のことが多い
  • 中毒110番に何をどれくらい飲んだか伝えて指示を仰ぐ

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
指を口に入れて無理に吐かせる 誤嚥(吐物が肺に入る)/食道を傷つける/意識朦朧時は窒息リスク
石油類・洗剤・酸/アルカリを飲んだ後に吐かせる 食道を再度通り、損傷を倍にする
ボタン電池誤飲時に「水を飲ませて流し込む」 通電を早める可能性。何も飲ませない
タバコ誤飲時に水・牛乳を飲ませる ニコチンの吸収を早める。何も飲ませない
「少量だから大丈夫」と一晩様子見 ボタン電池・洗剤・医薬品は時間とともに重症化
何を飲んだか分からないまま病院に行く 治療方針が決まらない。容器・現物を持参
古い情報の「家庭の応急処置」を信じて自己流処置 数年ごとに推奨が変わる。中毒110番に相談

誤飲を予防するために

誤飲は 0〜2歳のなんでも口に入れる時期 に集中します。発生してからの対処より、置く場所 の見直しが最重要。

高い位置に置く(子どもの手の届かない場所)

  • ボタン電池・電池を使う製品(時計・体温計・キーレス・LEDライト・補聴器・指輪型機器)
  • タバコ・ライター・吸殻(水を入れた吸殻入れは特に危険)
  • 医薬品(大人用解熱剤・降圧薬・サプリ)
  • 化粧品・除光液・香水
  • 洗剤(特に詰め替え用のジェルボール)

床に落ちやすいもの

  • 硬貨・ヘアピン・クリップ・ボタン
  • アクセサリーの小さなパーツ
  • 観葉植物の葉・実・土
  • ペットフード

家具配置

  • リビングのテーブル上にタバコ・ライター・薬を置かない
  • 充電中の機器・コードに小さなパーツがついていないか確認
  • お薬カレンダー・ピルケースは子どもの手の届かない場所に

よくある誤解

Q. 飲んだ後にすぐ吐かせれば大丈夫?

A. 吐かせない が現在の原則です。誤嚥・食道の二次損傷・けいれん時の窒息など、無理な催吐が新たな事故を起こします。判断は専門家(中毒110番・受診先)に任せてください。

Q. 牛乳を飲ませれば中和される?

A. 物による ので一律ではありません。タバコ・防虫剤などは 吸収を早める ので逆効果。電池・洗剤・薬は中毒110番の指示なしには飲ませません。

Q. 中毒110番は本当に無料?

A. 相談料は無料(通話料は発信者負担)。薬剤師・看護師が応急処置と受診の必要性をアドバイスしてくれる公的サービスです。

Q. ボタン電池をうっかり飲んだだけなら自然に出るのを待てない?

A. 絶対に待たない。胃液で発電して 数時間で穴があく ことがあります。夜間・休日でも救急受診を。

Q. うちの子はタバコをひと口かじっただけ。様子見でいい?

A. タバコの葉そのもの より、吸殻が浸かった水・ジュース が最も危険です。判断に迷うときは タバコ専用電話 072-726-9922 か中毒110番へ。

Q. 何科を受診すれば?

A. 小児救急 または 救急外来 へ。電池・薬・洗剤の場合は事前に病院へ電話して受け入れを確認すると早いです。

この記事の根拠

  • 日本中毒情報センター 中毒110番/ボタン電池による小児の事故
  • 消費者庁 タバコ・ボタン電池誤飲事故への注意喚起
  • 日本小児科学会 こどもの救急 ONLINE-QQ(誤飲)
  • こども家庭庁 子どもの不慮の事故予防

まとめ

  • 誤飲は 「無理に吐かせない」が原則。何を・いつ・どれくらい飲んだかを把握
  • 中毒110番(無料・24時間) で迷ったら相談。意識・呼吸の異常なら 119
  • 最緊急は ボタン電池(数時間で穴があく)、強アルカリ性洗剤タバコの浸かった液体大人用医薬品
  • 何も飲ませない・吐かせない・容器を持って受診 が基本
  • 0〜2歳の誤飲は 置く場所の見直し で大半が防げる

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。医療行為の指示ではありません。緊急時は中毒110番・#8000・119を活用し、お子さまの個別の症状については医療機関にご相談ください。

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