この記事のポイント
- おねしょは発達のあらわれ方の一つ。多くは成長とともに自然に減っていきます。
- しつけや本人のせいではない。眠りの深さやホルモン・ぼうこうの発達など、体の要因が関わります。
- 目安を超えて続くときは小児科へ。一般に5〜6歳を過ぎても頻繁に続く場合は相談が安心です。
- 対象:3〜6歳ごろのお子さんのおねしょ・夜尿症が気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 年齢が上がっても夜尿症が頻繁に続く | かかりつけ小児科 |
| 昼間ももらす・急にぶり返した | かかりつけ小児科 |
| 健診や生活の工夫を相談したい | 地域の保健センター(乳幼児健診) |
| 排泄の自立に関わる発達の不安 | 発達相談・児童発達支援センター |
重要:以下は一般的な情報です。一般に5〜6歳を過ぎても夜尿症が頻繁に続く、昼間ももらす、一度なくなったのにぶり返したなどの場合は、自己判断せずかかりつけ小児科で相談しましょう。治療や検査が必要かは、診察のうえで医師が判断します。
おねしょと夜尿症の違いは?
日本小児科学会「小児医療に関する診療ガイドライン」 より:排泄の自立の時期には個人差があることが前提とされています。
- 幼児期のおねしょは、発達の途中で見られる自然なものです。
- 一般に5〜6歳を過ぎても続く頻繁な夜尿を夜尿症と呼びます。
- 「いつまで」に決まった正解はなく、個人差が大きいものです。
- 年齢の数字だけでなく、頻度や本人のつらさも合わせて見ます。
おねしょが起きるしくみ
国立成育医療研究センター「発達評価・支援に関する診療部門」 より:発達のあらわれ方には個人差があり、体の成熟を待つ視点が大切とされています。
- 夜につくられる尿の量とぼうこうの容量のバランスが関わります。
- 眠りが深く、尿意で目覚めにくいことも一因とされています。
- しつけ不足や本人の怠けが原因ではありません。
- 多くは体の発達が進むにつれて自然に減っていきます。
家庭でできる生活の工夫
厚生労働省「母子保健に関する情報」 より:規則正しい生活習慣が子どもの健やかな育ちに役立つとされています。
- 寝る前にトイレに行く習慣を、無理なく続けます。
- 夕方以降の水分・塩分のとりすぎに少し気をつけます。
- 体を冷やさず、寝る前は落ち着いた環境を整えます。
- うまくいかない日も叱らず、できた日を一緒に喜びます。
受診の目安と心の支え方
日本小児科学会「子どもの健康と発達に関する提言」 より:子どもの心と主体性を尊重して関わる姿勢が大切とされています。
- 5〜6歳を過ぎて頻繁に続くときは小児科で相談します。
- 昼間ももらす・急なぶり返しは早めの相談が安心です。
- 「失敗」を責めず、本人が気に病まないよう支えます。
- 受診で生活指導や必要な治療を相談できます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| おねしょを叱る・恥ずかしいと感じさせる | 自尊心を傷つけ、かえって長引かせやすい |
| 夜中に無理やり起こしてトイレに行かせ続ける | 睡眠を妨げ、効果も限定的とされる |
| 年齢だけで「もう治るべき」と決めつける | 個人差が大きく、不要な焦りを生む |
| 受診の目安を超えても自己判断で様子を見続ける | 必要な相談・治療の機会を逃しやすい |
| 他の子やきょうだいと比べる | 本人のプレッシャーになり悪循環になる |
よくある誤解
Q. おねしょは何歳までにやめるべきですか?
A. 排泄の自立には大きな個人差があります。決まった期限はなく、一般に5〜6歳を過ぎても頻繁に続く場合に相談を考えます。
Q. おねしょはしつけの問題ですか?
A. いいえ。眠りの深さや尿量、ぼうこうの発達など体の要因が関わります。本人やしつけのせいではありません。
Q. 夜中に起こしてトイレに行かせた方がいいですか?
A. 睡眠を妨げることが多く、すすめられないとされています。心配なときは方法を小児科で相談してください。
Q. 病院に行けば治りますか?
A. 多くは成長とともに自然に減りますが、頻度や状況によっては生活指導や治療が役立つこともあります。受診のうえで医師が判断します。
Q. おねしょや夜尿症が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. まずはかかりつけ小児科へ。生活の工夫や健診については、地域の保健センターでも相談できます。
この記事の根拠
- 日本小児科学会「小児医療に関する診療ガイドライン」
- 国立成育医療研究センター「発達評価・支援に関する診療部門」
- 厚生労働省「母子保健に関する情報」
- 日本小児科学会「子どもの健康と発達に関する提言」
まとめ
- 幼児期のおねしょは発達の途中で見られる自然なもので、多くは成長とともに減ります。
- 夜尿症はしつけや本人のせいではなく、体の発達や眠りの深さが関わります。
- 一般に5〜6歳を過ぎても頻繁に続く・昼間ももらす場合はかかりつけ小児科へ。
- 叱らず、できた日を一緒に喜ぶ関わりが本人の支えになります。
- 受診の目安を超えるときや不安なときは、かかりつけ小児科や保健センターに相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

