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3〜5歳💚メンタル・心理

イヤイヤ期の対処法:1〜3歳の癇癪『自我の芽生え』を乗り切る親の戦略

イヤイヤ期は1歳半〜3歳に強く出る第一次反抗期で、自我が育つ正常な発達。厚労省 保育所保育指針も『自分でやりたい気持ち』を尊重する関わりを推奨。『安全確保 → 共感 → 2択提示』の3ステップ、親自身のメンタル管理まで整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-297分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・こども家庭庁・日本小児科学会 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:イヤイヤ期は 1歳半〜3歳に強く出る第一次反抗期、自我が育つ 正常な発達段階
  • 3ステップ安全確保 → 共感 → 2択を提示
  • 親側の対策完璧を捨てる・代わってもらう・短時間離れる で限界を超えない
  • 対象:1〜3歳のお子さんを持つ保護者向け

親のリアルな本音

「スーパーで床に寝転がって30分。周りの目が痛い」

「『自分でやる!』と言うのに、できなくてまた癇癪。何を選んでもダメ」

「優しくしたい気持ちはあるけど、毎日何度もだと心が削れる」

SNSや子育てコミュニティでよく見られる本音です(編集部が想定した典型例として整えています)。イヤイヤ期は 子どもの問題というより、親の体力・余裕の問題 の側面も大きい時期です。

受診・相談のタイミング

状況 対応
すぐ受診(小児科・救急) 頭を強く打ち付ける/呼吸を止める・チアノーゼ/意識消失/自分や他者を強く傷つける
早めに相談(保健センター・発達相談) 1日に何時間も続く/3歳半を過ぎても極端に強い/言葉の遅れも気になる/親が限界
家庭で見守りでOK 1日に数回・数十分以内/親が抱きしめて落ち着く/きょうだいや他の場面では機嫌よく遊べる

親側のSOSも相談対象です。「叩いてしまいそう」「もう無理」と感じたら、189(児童相談所虐待対応ダイヤル) や地域の子育て世代包括支援センターへ。

イヤイヤ期とは

厚生労働省 保育所保育指針こども家庭庁 の発達情報より:

第一次反抗期

  • 1歳半頃から始まり、2歳でピーク、3歳前後で落ち着く ことが多い
  • 自我(自分でやりたい・自分の意思を主張したい) が芽生える発達上のステップ
  • 言葉と感情のギャップ:思いを言葉で表現しきれず、行動(泣く・暴れる)で表現
  • 一時的な現象:永続するものではない

なぜ起こるか

要因 内容
自我の発達 「自分」と「他人」の区別がついてくる
やりたい気持ち > できる能力 思い通りにならない苛立ち
語彙不足 気持ちを言葉にできず行動化
前頭前野が未発達 感情を抑制する脳機能が未熟
睡眠・空腹 生理的なコンディションで悪化

「ダメ」より「選択肢」

保育所保育指針 では「自分でやりたい気持ち」を尊重する関わりが推奨されています。

NGな対応とその理由

NG対応 理由
「ダメ!」「やめなさい!」の連発 自我を否定され、より反発が強まる
長い説教 1〜3歳には理解できない、流される
無視・突き放し 「見捨てられた」感覚で不安が強まる
きょうだいと比較 自尊心を傷つけ、関係が悪化
物で釣り続ける 物がないと納得できなくなる

OKな対応:3ステップ

ステップ1:安全確保

  • 危険な物・場所から離す
  • 怪我のないよう環境を整える
  • 床に転がる程度ならその場で見守る

ステップ2:共感の言葉

  • 「やりたかったね」「悲しかったね」
  • 「自分でやりたかったんだね」
  • 解決より気持ちを言葉にする
  • 抱きしめる(拒否されたらそばで待つ)

ステップ3:2択を提示

  • 「赤い靴と青い靴、どっちはく?」
  • 「歯みがき先?お風呂先?」
  • 「自分でやる?ママと一緒?」
  • 子どもが「自分で決めた」感覚を持てる

シーン別の対応

スーパー・公共の場で

  • 事前予告:「お買い物終わったらお家ね」
  • 短時間で済ます:長居しない
  • 抱きかかえて移動:周囲の目より子どもの安全
  • 謝らない・場を離れる:恥ずかしくても淡々と

朝の準備で

  • 時間に余裕を持つ:30分早く起きる
  • 前夜に準備:服を選ばせておく
  • 「自分で着る」を尊重:時間がかかってもOK
  • どうしても無理な日は割り切る:「今日は手伝うね」

寝る前・お風呂で

  • 同じルーティン:見通しが立つと納得しやすい
  • 時計やタイマー:「長い針が3になったらお風呂」
  • 絵本で気持ちを切り替える

食事で

  • 小分けに出す:完食を求めない
  • 遊び食べは食事終了:淡々と片付け
  • 栄養は1日トータルで 見る

親自身のケア

イヤイヤ期は 親の限界が試される時期 です。

限界を超えない工夫

  • 完璧主義を捨てる:散らかっていても、ご飯が冷凍でも、生きていればOK
  • 15分でも一人時間:トイレに鍵をかけるだけでも
  • パートナー・祖父母に代わってもらう:罪悪感を持たない
  • 一時保育・ファミサポ を活用
  • SNSで吐き出す:同じ立場の仲間と

親のメンタルサインに注意

  • 涙が止まらない
  • 子どもを可愛いと思えない
  • 叩いてしまいそう/実際に叩いた
  • 眠れない
  • 自分を責める

保健センター・かかりつけ小児科・産婦人科 に相談を。「親のメンタル相談」も子育て支援の正式メニュー です。

発達相談を検討する目安

日本小児科学会 子どもの心の診療 より、以下は専門相談を検討してOKなライン:

  • 3歳半を過ぎても極端に強い癇癪が毎日続く
  • 言葉の遅れ・指差しがない・目が合いにくい
  • 頭を打ち付ける等の自傷が頻繁
  • 家族・友人・保育者との関わりが極端に難しい
  • 親が限界を感じている

相談先

  • 地域の保健センター:1歳半・3歳児健診の前後で気軽に
  • 子育て世代包括支援センター:ワンストップ相談
  • 児童発達支援センター:発達特性の評価
  • 小児科・小児神経科:医療的アプローチが必要な場合

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「ダメ」を連発 自我を全否定、より反発
長い説教 1〜3歳には理解できない
きょうだいと比較 自尊心を傷つける
公共の場で大声で叱る 親の体面より子の心
叩く・暴言 虐待。親自身も追い込まれている可能性
「魔の2歳」で思考停止 個別の理由(眠い・空腹・暑い)がある
「うちの子だけおかしい」と孤立 同年代の8割が通る道
物で釣り続ける 自分で気持ちを整理する力が育たない

よくある誤解

Q. うちの子だけ激しい気がする……

A. 見えない家庭の中ではどこも同じ。SNSで美化された姿だけ見ない。

Q. イヤイヤ期がない子もいる?

A. います。個性。「弱い・短い」場合もあり、それも正常範囲。

Q. 厳しくしないと将来わがままに?

A. 。イヤイヤ期に気持ちを受け止めてもらえた子の方が、後で感情コントロールが育つとされています。

Q. 「悪い子!」と言ってしまった、もう手遅れ?

A. 手遅れではない。気づいた後で「さっきはごめんね、悲しかったよね」と修復する関わりが大事。

Q. 何科を受診すれば?

A. まず 小児科・地域の保健センター。発達特性が疑われれば 小児神経科・児童発達支援センター に紹介。

Q. 「これ以上は無理」、どこに相談?

A. 189(児童相談所虐待対応ダイヤル)子育て世代包括支援センター。親の限界も支援対象。

この記事の根拠

  • 厚生労働省 保育所保育指針(平成29年告示)
  • こども家庭庁 子どもの発達と保育
  • 日本小児科学会 子どもの心の診療
  • 厚生労働省 乳幼児健康診査の手引き

まとめ

  • イヤイヤ期は 1歳半〜3歳の自我の芽生え、正常な発達段階
  • 3ステップ:安全確保 → 共感 → 2択を提示
  • 「ダメ」より「選択肢」:自分で決めた感覚が大事
  • 親側は 完璧主義を捨てる・代わってもらう・短時間離れる
  • 3歳半を過ぎても極端に強い/親が限界 なら専門相談を
  • 親のメンタル相談も 正式な子育て支援メニュー

大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。お子さま・保護者の個別の状況については、地域の保健センター・小児科・子育て世代包括支援センターにご相談ください。

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