この記事の3つのポイント
小1の壁で最も悩ましいのが 親の働き方の見直し です。退職・時短・在宅・転職など多様な選択肢がある中で、家庭の状況に合った判断軸を持つことが大切です。
- 結論から言うと:「自社の制度を最大限使う」を起点に5つの選択肢を比較
- ただし注意点も:退職・転職は最終手段、まず社内調整から
- 対象年齢:5〜6歳のお子さんを持つ保護者
5つの選択肢を比較
1. 時短勤務の継続・延長
最も検討しやすい選択肢。
メリット
- キャリア継続性高い
- 慣れた職場で対応可能
- 給与減はあるが収入確保
- 同僚関係が維持
デメリット
- 業務範囲が限定される
- 評価への影響(会社による)
- 時短解除後の戻り方が課題
確認ポイント
- 自社の時短勤務制度(小学校3年生 or 6年生まで等)
- 残業免除制度の併用可否
- 業務内容の調整可能性
2. フレックス・在宅勤務の活用
時短ほど給与影響なく柔軟性確保。
メリット
- 給与満額維持
- 朝の見送り・夕方の出迎え対応可
- 通勤時間の削減
- 業務集中度の向上
デメリット
- 仕事と家庭の境界が曖昧に
- 子どもがいる時の集中困難
- 制度がない会社もまだ多い
- 評価の見えにくさ
確認ポイント
- 在宅勤務制度の利用条件
- フレックスのコアタイム
- オンライン会議の頻度
3. 転職
慎重な検討が必要だが、長期的解決策に。
メリット
- 子育てに合った職場・職種に変更可能
- 通勤時間短縮
- リモート前提企業への転職
デメリット
- 収入・キャリアのリセット
- 新環境への適応負担
- 求職活動の時間
- 不確実性高い
確認ポイント
- 転職先の制度・実績
- 業界・職種の柔軟性
- 給与水準・福利厚生
- 通勤・勤務時間
4. 副業・フリーランスへの移行
完全に自分のペースで働ける反面リスクも。
メリット
- 時間の自由度最大
- 仕事内容の選択
- 子どもとの時間最大化
デメリット
- 収入の不安定性
- 社会保障の自己負担
- 仕事の獲得が継続課題
5. 退職
最終手段として位置付け。
メリット
- 子育てに完全集中できる
- ストレス減
デメリット
- 収入ゼロ(再就職時の壁)
- キャリアブランク
- 社会的繋がりの減少
- メンタル面の影響も
判断のためのフレームワーク
ステップ1: 現状の棚卸し
- 家庭の収入と必要支出
- 子どもの状況(性格・学童環境)
- 自分のキャリアプラン
- パートナーの働き方
- サポート資源(祖父母・サービス)
ステップ2: 自社制度の確認
- 育児・介護休業法に基づく制度
- 自社独自の上乗せ制度
- 時短・在宅の利用条件
- 過去の利用実績(前例)
ステップ3: 子どもの希望を聞く
- 学童・帰宅の希望
- 親に望むこと
- 友だち関係
ステップ4: パートナーと話し合い
- お互いの優先順位
- 役割分担の見直し
- 中長期のキャリア展望
ステップ5: 段階的に試す
- まずは小さな調整(残業免除など)
- 効果を見て次のステップ
- 最終的な選択は時間をかけて
「夫婦のキャリア二刀流」の発想
近年は夫婦両方が 「子育てに合わせて柔軟に働く」 スタイルが増えています。一方が大幅な調整、もう一方は通常勤務という二極化より、両方が中程度の調整 をする方が長期的に持続可能というケースが多いです。
育児・介護休業法の改正動向
2025年・2026年の改正で 育児期の柔軟な働き方 がさらに整備されています:
- 子が3歳以上小学校就学前までの柔軟な働き方の措置義務化
- 残業免除請求の対象拡大
- 看護休暇の取得理由拡大
詳細は厚生労働省・自社の人事に確認を。
公的サポート
- 育児・介護休業法: 法定の権利
- 両立支援等助成金: 会社向けですが利用環境改善に
- ハローワーク: 子育て中の転職相談「マザーズハローワーク」
- 地域の女性しごと応援テラス: キャリア相談
- ファミリーサポート: 一時的な保育補助
出典・公的データソース
- 厚生労働省「育児・介護休業法」
- 厚生労働省「短時間勤務制度」
- 厚生労働省「両立支援等助成金」
忖度なし012.kidsの本音
働き方の選択は 「正解」がない領域 です。1年後・3年後・10年後の自分と子どもをイメージしながら、完璧でなくても続けられる選択 を選ぶことを大切にしてください。
退職・転職は感情的な決断にならないよう、最低3カ月は冷却期間 を取ることをおすすめします。
まとめ
- 5つの選択肢(時短・フレックス/在宅・転職・副業・退職)
- まず自社の制度を最大限活用
- 退職・転職は最終手段
- 5ステップのフレームワークで段階的に判断
- 法改正で選択肢が広がっている
働き方の小1の壁は、家族全員で考え、長期視点で選ぶ ことが大切です。

