この記事のポイント
- ジャーナリングは「気持ちを書き出す」シンプルな習慣。うまい文章でなくていい、頭の中を紙に出すだけです。
- 書くことで考えが整理され、気分を切り替えやすくなる。子どもが自分の感情に気づく練習にもなります。
- 見せる必要も毎日続ける義務もない、でも治療の代わりではない。落ち込みが続くときは専門相談が必要です。
- 対象:気持ちの整理を助けたい小学生〜の子どもとその保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 学校でのストレス・友だち関係の悩み | スクールカウンセラー |
| 気分の落ち込み・不眠が続く | かかりつけ医・小児科 |
| 不安や心の不調を聞いてほしい | 自治体のこころの健康相談 |
| 専門的な見立てが必要 | 児童精神科 |
重要:書くことは気持ちを整える助けにはなりますが、治療の代わりではありません。子どもの落ち込みや不眠が続く、書く内容に強い不安や自分を傷つける言葉が出るときは、スクールカウンセラーやかかりつけ医に相談してください。
ジャーナリングとは何か
厚生労働省「こころもメンテしよう」 より:気持ちを言葉にして整理することがセルフケアに役立つとされています。
- ジャーナリングは、頭の中の思いや出来事を紙に書き出す方法です。
- 上手な作文を書く必要はなく、単語や箇条書きでも構いません。
- 書くことで「自分が何に困っているか」が見えやすくなります。
- もやもやを外に出すだけでも、気分が軽くなることがあります。
子どもにとっての効果
文部科学省「生徒指導」 より:子どもが自分の気持ちに気づく力を育む支援が大切とされています。
- 自分の感情に名前をつける練習になり、気持ちの整理が進みます。
- 嫌だったことを書き出すと、頭の中をぐるぐる回る状態が和らぎます。
- 良かったことを書く習慣は、前向きな出来事に目を向ける助けになります。
- 書いたものを見返すことで、自分の変化に気づくこともあります。
家庭での始め方
厚生労働省「こころの健康」 より:無理のない範囲で気持ちを整える習慣が役立つとされています。
- 「今日の気分」を一言だけ書くなど、ハードルを低くして始めます。
- 寝る前など、決まった時間に短く書くと習慣になりやすくなります。
- 書いた内容は無理に見せなくてよいと、本人に伝えて安心させます。
- 毎日でなくてよく、書きたいときだけでも十分意味があります。
続けるコツと注意点
国立成育医療研究センター「こころの診療部」 より:心のケアはセルフケアと必要時の専門支援の両方が大切とされています。
- 親が「見せて」と求めず、子どものペースを尊重します。
- 内容を評価したり添削したりせず、書けたこと自体を認めます。
- 嫌な気持ちばかり書いてつらくなるときは、無理に続けません。
- 不安が強い・落ち込みが続くときは、書くことに頼らず相談につなげます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 親が勝手に内容を読む | 安心して書けなくなり、信頼を損なう |
| 「もっと丁寧に書きなさい」と添削する | 自由に気持ちを出す目的が損なわれる |
| 毎日書くことを義務にする | プレッシャーになり続かなくなる |
| ジャーナリングで不調を治そうとする | 治療の代わりにはならない |
| つらい内容が続くのに相談しない | 専門の支援が遅れて悪化しやすい |
よくある誤解
Q. ジャーナリングはきれいな文章を書くことですか?
A. いいえ。単語や箇条書きでも構いません。頭の中を外に出すこと自体が目的で、文章のうまさは関係ありません。
Q. 毎日続けないと効果がありませんか?
A. 毎日でなくても大丈夫です。書きたいときだけでも意味があり、続けやすさが何より大切です。
Q. 親は内容を確認したほうがいいですか?
A. 無理に読まないほうが安心して書けます。子どものペースを尊重し、見せたがったときだけ受け止めましょう。
Q. ジャーナリングで不安やうつは治りますか?
A. セルフケアの一つであり、治療の代わりにはなりません。落ち込みや不眠が続くときは専門の相談が必要です。
Q. 子どもの気持ちが心配なときは、どこに相談すればいい?
A. 学校のことはスクールカウンセラー、落ち込みや不眠が続くときはかかりつけ医・小児科や自治体のこころの健康相談に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「こころもメンテしよう」「こころの健康」
- 文部科学省「生徒指導」
- 国立成育医療研究センター「こころの診療部」
まとめ
- ジャーナリングは頭の中の気持ちを紙に書き出すシンプルな習慣です。
- 書くことで考えが整理され、子どもが感情に気づく練習になります。
- 一言から始め、見せる義務も毎日続ける義務もないと伝えます。
- 内容を評価・添削せず、書けたこと自体を認めることが大切です。
- 治療の代わりではないため、不調が続くときは相談につなげましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの心の不調が続くときは、スクールカウンセラーやかかりつけの小児科医にご相談ください。

