この記事のポイント
- 並行遊びは「近くにいるけど別々に遊ぶ」自然な発達段階。2〜3歳ごろによく見られます。
- 「友だちと遊ばない」のではなく発達の通り道。やがて一緒に遊ぶ段階へ進んでいきます。
- 移り方には個人差がある。時期を急がず、その子のペースを尊重することが大切です。
- 対象:友だちとのかかわり方が気になる乳幼児の保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 人へのかかわりが極端に少ない | かかりつけ小児科 |
| 発達全般の目安や不安 | 地域の保健センター・発達相談 |
| 専門的な評価を受けたい | 発達相談・児童発達支援センター |
| 園での友だちとの様子が気になる | 園の先生に相談 |
重要:並行遊びは2〜3歳に多い自然な姿で、「友だちと遊ばない」と心配しすぎる必要はありません。目が合いにくい・関心が極端に乏しいなど気になる様子が続くときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターに相談しましょう。
並行遊びとは何か
こども家庭庁「こどもの育ちに関する情報」 より:子どもの遊び方は発達とともに段階的に変化するとされています。
- 並行遊びは、同じ場所で似た遊びを「別々に」する姿を指します。
- 直接やりとりは少なくても、相手を意識している大切な段階です。
- 2〜3歳ごろに多く見られる、自然な発達の通り道です。
- ここから少しずつ、一緒に遊ぶ協同遊びへ進んでいきます。
並行遊びが育てるもの
文部科学省「幼稚園教育要領」 より:遊びを通して人とかかわる力が育つとされています。
- 近くの子の動きを見て、遊び方をまねる経験を重ねます。
- 同じ空間で過ごすことで、人への安心感が育ちます。
- 物の貸し借りなど、関わりのきっかけが生まれます。
- やりとりが少なくても、社会性の土台がつくられています。
発達の個人差を尊重する
国立教育政策研究所「幼児教育研究センターの情報」 より:発達には個人差があり、一律の進め方を当てはめないことが大切とされています。
- 一緒に遊ぶ段階へ移る時期には大きな幅があります。
- 慎重な子は、しばらく並行遊びが続くこともあります。
- 一人遊びを好む子もいて、それも個性のひとつです。
- 周りと比べて焦らず、その子のペースを見守ります。
家庭・園での見守り方
国立成育医療研究センター「成長発達部門の診療」 より:発達は段階的に進むもので、個人差があるとされています。
- 無理に「一緒に遊びなさい」と促しすぎないようにします。
- 同じ遊びを楽しめる環境を整え、自然なきっかけを待ちます。
- 大人がそっと橋渡しをすると、関わりが生まれやすくなります。
- 友だちとの様子で気になることが続くときは、相談を検討します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 「友だちと遊ばない」と決めつけて急かす | 並行遊びは自然な段階で、焦りは逆効果 |
| 無理に一緒に遊ばせようとする | 人とのかかわりへの不安が強まることがある |
| ほかの子と社交性を頻繁に比べる | 個人差が大きく自信を失わせる |
| 一人遊びを「問題」と決めつける | その子の個性を否定することになる |
| 様子が気になっても自己判断で結論づける | 必要な相談が遅れることがある |
よくある誤解
Q. 並行遊びは何歳ごろに見られますか?
A. 2〜3歳ごろによく見られますが、時期には個人差があります。発達の自然な段階の一つです。
Q. 友だちと遊ばないのは問題ですか?
A. 並行遊びの段階では、直接遊ばなくても相手を意識しています。心配しすぎる必要はありません。
Q. 一人遊びばかりでも大丈夫ですか?
A. 一人遊びを好む子もいます。それ自体は個性ですが、気になる様子が続くときは相談を検討しましょう。
Q. 一緒に遊べるようにするには何をすればいい?
A. 無理に促さず、同じ遊びを楽しめる環境を整えます。大人がそっと橋渡しすると関わりが生まれやすくなります。
Q. 友だちとのかかわりが気になるときは、どこに相談すればいい?
A. まずはかかりつけ小児科や地域の保健センターへ。必要に応じて発達相談につなげてもらえます。
この記事の根拠
- こども家庭庁「こどもの育ちに関する情報」
- 文部科学省「幼稚園教育要領」
- 国立教育政策研究所「幼児教育研究センターの情報」
- 国立成育医療研究センター「成長発達部門の診療」
まとめ
- 並行遊びは「近くにいるけど別々に遊ぶ」2〜3歳ごろに多い自然な発達段階です。
- 友だちと遊ばないのではなく、やがて一緒に遊ぶ段階へ進む通り道です。
- 移り方には個人差があり、時期を急がずその子のペースを尊重します。
- 無理に一緒に遊ばせず、自然なきっかけを待つ見守りが大切です。
- 友だちとのかかわりが気になるときは、かかりつけ小児科や地域の保健センターに相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や専門家にご相談ください。

