この記事のポイント
- ごっこ遊びは「見立て」と「なりきり」の遊び。想像力・言葉・思いやりの力を育てます。
- 教えるものではなく、付き合う遊び。子どもの世界にのって一緒に楽しむのが一番のサポートです。
- 夢中になる時期に個人差は当たり前。ごっこ遊びを好まない子も、ほかの遊びで力は育ちます。
- 対象:2〜7歳ごろの子どものごっこ遊びを楽しみたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 言葉のやりとりがとても少なく心配 | かかりつけ小児科 |
| 発達全般のペースが気になる | 地域の保健センター・発達相談 |
| 友達との関わりが極端に難しい | かかりつけ小児科・発達相談 |
| 専門的な支援を考えたいとき | 児童発達支援センター |
重要:ごっこ遊びをしないことは、発達の問題を意味しません。遊びの好みは子どもによって大きく違います。言葉や人との関わりが複数の場面で気になるときに、かかりつけ小児科や地域の保健センターで相談すると安心です。
ごっこ遊びは何歳から?育ちの目安
こども家庭庁「こどもの育ち」 より:見立てやなりきりの遊びは、子どもの育ちの自然な過程とされています。
- 1〜2歳ごろは、積み木を電話に見立てるなど身近なまねから始まります。
- 3歳ごろには、おままごとやお店屋さんなど役のある遊びに広がります。
- 4〜5歳になると、友達と役を分け合いストーリーを作る遊びが増えます。
- 始まる時期や夢中になる度合いには、大きな個人差があります。
ごっこ遊びが育てる力
文部科学省「幼稚園教育要領」 より:見立てやなりきりの遊びは、表現力や人との関わりを育てるとされています。
- 別の人になりきることで、相手の気持ちを想像する力が育ちます。
- 場面に合うセリフを考えることが、言葉の幅を広げます。
- 役割を決め合う経験が、順番や約束を守る力につながります。
- 自分の思いを表現する楽しさが、自信や意欲を育てます。
家庭での関わり方
国立教育政策研究所「幼児教育研究センター」 より:大人が遊びの世界に寄り添うことが、子どもの表現を支えるとされています。
- 子どもが決めた設定にのって、お客さんや赤ちゃん役を引き受けます。
- 「こう遊ぶのが正しい」と直さず、自由な発想を大切にします。
- 空き箱や布など、見立てに使える素材をそばに用意します。
- 短い問いかけで世界を広げ、遊びが続くよう寄り添います。
無理をさせない心がけ
厚生労働省「子どもの発達と保育」 より:遊びは本人の興味に沿って進めることが望ましいとされています。
- ごっこ遊びを好まなくても、別の遊びで想像力は育ちます。
- 「ちゃんと役をやって」と求めず、本人のペースを尊重します。
- 大人が主導しすぎると、子どもの発想がしぼむことがあります。
- ほかの子と遊び方を比べず、その子なりの楽しみ方を見守ります。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 「正しい遊び方」を教え込む | 自由な発想や想像力をしぼませる |
| 大人が設定を仕切りすぎる | 子どもが受け身になり遊びが広がらない |
| なりきれないことを責める | 遊びへの意欲を失わせる |
| ほかの子と遊び方を比べる | 自信を失う原因になる |
| 遊びの様子だけで発達を決めつける | 不安だけが大きくなりやすい |
よくある誤解
Q. ごっこ遊びをしないと発達が遅れますか?
A. そうとは限りません。遊びの好みは人それぞれで、ほかの遊びでも想像力や言葉は育ちます。
Q. 親も一緒に遊んだほうがいいですか?
A. 子どもの設定にのって付き合うと遊びが広がります。ただし主導しすぎないことが大切です。
Q. 同じ場面を何度もくり返します。問題ですか?
A. くり返しは安心して世界を深める過程です。多くは時間とともに広がっていきます。
Q. ごっこ遊びに興味を示しません。
A. 夢中になる度合いには個人差があります。積み木や外遊びなど、本人が楽しめる遊びで十分です。
Q. 言葉や関わりが気になるときは、どこに相談すればいい?
A. 言葉ややりとりが複数の場面で気になるなら、かかりつけ小児科や地域の保健センター、発達相談へ相談すると安心です。
この記事の根拠
- こども家庭庁「こどもの育ち」
- 文部科学省「幼稚園教育要領」
- 国立教育政策研究所「幼児教育研究センター」
- 厚生労働省「子どもの発達と保育」
まとめ
- ごっこ遊びは見立てとなりきりの遊びで、想像力・言葉・思いやりを育てます。
- 教えるものではなく、子どもの世界にのって一緒に楽しむのがサポートです。
- 始まる時期や夢中になる度合いには、大きな個人差があります。
- ごっこ遊びを好まなくても、ほかの遊びで力は十分に育ちます。
- 言葉や関わりが複数の場面で気になるときは、小児科や保健センター、発達相談へ。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

