この記事のポイント
- クリエイティブムーブメントは「自由に体で表現する」遊び。決まった振り付けなしに、音楽やイメージに合わせて動きます。
- 表現力や全身の運動経験を育てる遊びとして注目され、家庭でも音楽ひとつで始められます。
- 正解の動きはないのが特徴。上手・下手で評価せず、子どもの動きをそのまま受けとめます。
- 対象:体を使った表現遊びを家庭で取り入れたい1〜6歳ごろの子どもの保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 体の動きのぎこちなさが気になる | かかりつけ小児科 |
| 運動発達のペース全般が気になる | 地域の保健センター |
| 遊び方・関わり方を相談したい | 自治体の発達相談 |
| 専門的な支援につなげたいとき | 児童発達支援センター |
重要:クリエイティブムーブメントに「正しい動き」はありません。じっと見ているだけの子もいて、それも参加の一つです。動きのぎこちなさが続いて気になるときは、遊びの工夫だけで抱え込まず、かかりつけ小児科や地域の保健センターに相談しましょう。
クリエイティブムーブメントとは?どんな遊び
文部科学省「幼児期運動指針」 より:体を使った多様な動きの経験が、心身の発達を支えるとされています。
- クリエイティブムーブメントは、決まった振り付けなしに自由に体で表現する遊びです。
- 音楽に合わせて動く、風や動物になりきるなど、イメージを体で表します。
- ダンスのように「正しい型」を覚えるのではなく、感じたまま動くのが特徴です。
- スカーフや布を使うと、動きのイメージがふくらみやすくなります。
年齢別の取り入れ方
こども家庭庁「こどもの育ちに関する政策」 より:発達には個人差があり、年齢に合わせた関わりが大切とされています。
- 1〜2歳は、音楽に合わせて手をたたく・体を揺らすところから始めます。
- 3〜4歳は、「ちょうちょになって」など簡単なイメージで動きを広げます。
- 5〜6歳は、物語や場面に合わせて、続けて表現する遊びも楽しめます。
- 年齢より、その子が安心して体を動かせるかどうかを大切にします。
クリエイティブムーブメントで育つ力
文部科学省「幼稚園教育要領」 より:幼児期は具体的な体験を通じて学ぶことが重視されています。
- 感じたことを体で表す、表現する力が育ちます。
- 走る・回る・伸びるなど、全身を使った多様な動きの経験になります。
- 音楽やリズムに合わせて動くことで、リズム感や調整する力が養われます。
- 「こう動いたら面白い」と工夫する、創造する気持ちが育ちます。
関わり方とおうちでの工夫
国立障害者リハビリテーションセンター「発達障害情報」 より:体の使い方や表現の好みには個人差があり、無理のない関わりが大切とされています。
- 大人も一緒に動き、「こう動くんだよ」と正解を教えすぎないようにします。
- ぶつからない広さを確保し、まわりの家具に気をつけます。
- 見ているだけの子も無理に動かさず、参加のひとつとして見守ります。
- 「上手だね」より「楽しそうだね」と、評価より共感の言葉を選びます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 決まった振り付けを覚えるよう強いる | 自由な表現という遊びの良さが失われる |
| 上手・下手で評価して比べる | 表現することへの自信を失いやすい |
| 狭い場所で激しく動かせる | ぶつかって転倒・けがにつながる |
| 見ている子を無理に動かそうとする | 安心して参加する気持ちを損なう |
| 「もっと大きく」と動きを急かす | 動きの発達ペースは一人ひとり違う |
よくある誤解
Q. クリエイティブムーブメントは何歳から始められますか?
A. 1歳ごろから可能です。音楽に合わせて体を揺らすところから、年齢に合わせて少しずつ広げていけます。
Q. リズム感がないと楽しめませんか?
A. リズム感の有無は関係ありません。感じたまま動くことが目的なので、ゆっくりでも止まっても構いません。
Q. 見ているだけで動こうとしないのが心配です。
A. 見て楽しむのも参加のひとつです。無理に動かさず、安心できると自分から体を動かし始める子も多いです。
Q. ダンス教室に通わせたほうがいいですか?
A. 家庭で音楽をかけて一緒に動くだけでも十分始められます。習い事は本人が興味を持ってからで構いません。
Q. 体の動きのぎこちなさが気になるとき、どこに相談すればいい?
A. 動きのぎこちなさが続いて心配なときは、かかりつけ小児科や地域の保健センター、自治体の発達相談に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 文部科学省「幼児期運動指針」「幼稚園教育要領」
- こども家庭庁「こどもの育ちに関する政策」
- 国立障害者リハビリテーションセンター「発達障害情報」
まとめ
- クリエイティブムーブメントは、決まった型なしに自由に体で表現する遊びです。
- 表現力・全身の運動経験・リズム感を育て、音楽ひとつで家庭でも始められます。
- 正しい動きはなく、上手・下手で評価せず子どもの動きを受けとめます。
- 見ているだけの子も参加のひとつとして尊重し、無理に動かしません。
- 動きのぎこちなさが気になるときは、小児科や保健センター、発達相談に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

