この記事のポイント
- **ひも通しは指先の細かい動きと「目と手の連携」**を育てる遊び。集中して取り組む経験にもなります。
- 何歳からかは1歳半〜2歳ごろが目安。最初は穴の大きいビーズや太いひもで、無理なく始められます。
- 最優先は安全。ひもの長さは短く、小さな部品の誤飲・首への巻きつきに必ず気をつけます。
- 対象:0〜2歳ごろの子どもとひも通し遊びを始めたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 手先の使い方や発達の進み方が気になる | かかりつけ小児科 |
| 健診で発達について相談したい | 地域の保健センター・乳幼児健診 |
| 発達全体について詳しく相談したい | 発達相談 |
| 集団での遊びや関わりの困りごと | 児童発達支援センター |
重要:ひも通しが上手にできるかどうかだけで発達を判断する必要はありません。気になることがあれば、ふだんの様子もあわせて乳幼児健診や地域の保健センターで相談すると安心です。
ひも通し遊びで育つ力とは
文部科学省「幼稚園教育要領」 より:手や体を使った遊びが、その後の学びや生活の土台になると位置づけられています。
- 指先でつまむ・通すことで、細かい手の動きが育ちます。
- 穴をねらって通す動作は、目と手の連携を養います。
- できたときの達成感が、もう一度やる意欲につながります。
- 静かに集中する時間が、落ち着いて取り組む経験になります。
何歳からどう始める?年齢別の目安
こども家庭庁「こどもの育ち支援」 より:発達には個人差があり、その子の今に合った遊びを選ぶことが大切とされています。
- 1歳半〜2歳ごろは、穴の大きいビーズと太いひもからが安心です。
- ひもの先が固く通しやすいものを選ぶと、最初の成功体験につながります。
- うまくいかない時期は無理に教え込まず、見せて待つ姿勢で十分です。
- 年齢はあくまで目安。興味が出てから始めても遅くありません。
何より大事な「安全」の話
国立成育医療研究センター「発育・発達」 より:乳幼児期は誤飲や事故への配慮が欠かせない時期とされています。
- 小さな部品は口に入れる前提で、必ず目の届くところで遊びます。
- ひもは首に巻きつかない短さにし、遊び終えたら片づけます。
- 遊んでいない時間に部品が床に残らないよう管理します。
- 口に入れても安全とされる大きさ・素材のものを選びます。
手作りで気軽に始める工夫
文部科学省「幼稚園教育要領」 より:身近な素材を使った遊びが、子どもの主体的な取り組みを支えるとされています。
- 太めのストローを短く切り、靴ひもで通すだけでも遊べます。
- 穴の大きい木のビーズなら、つまみやすく通しやすいです。
- 最初は数個から。並べる・抜くだけでも立派な遊びです。
- ひも通しに飽きたら、体を使う遊びとも組み合わせます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 小さな部品を子どもだけで遊ばせる | 誤飲・窒息の重大な事故につながる |
| 長いひもを首にかけられる状態で渡す | 首への巻きつき事故のおそれがある |
| 月齢に合わない細かいビーズを使う | つまめず失敗が続き、遊びが嫌になる |
| 「早くできるように」と練習を強いる | 集中する楽しさより負担が勝ってしまう |
| 遊び終えた部品を床に放置する | 後から口に入れる事故の原因になる |
よくある誤解
Q. ひも通しは何歳から始められますか?
A. 穴の大きいビーズと太いひもなら1歳半〜2歳ごろが目安です。ただし興味の出る時期には差があるので、その子のペースで始めて十分です。
Q. 上手に通せないのは発達が遅いから?
A. 手先の器用さには大きな個人差があります。通せなくても、つまむ・並べるだけで指先は育っています。比べず長い目で見ましょう。
Q. 市販品と手作り、どちらがいいですか?
A. どちらでも構いません。安全な大きさ・素材であれば、ストローや木のビーズを使った手作りでも十分に遊べます。
Q. すぐ飽きてしまいます。続けるべき?
A. 無理に続ける必要はありません。短時間で切り上げ、ほかの遊びと組み合わせると、また興味が戻ることもあります。
Q. 手先の発達が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. かかりつけ小児科や乳幼児健診、地域の保健センター、発達相談に、ふだんの様子もあわせて相談すると安心です。
この記事の根拠
まとめ
- ひも通しは指先の細かい動きと目と手の連携を育て、集中する経験にもなります。
- 何歳からは1歳半〜2歳が目安。穴の大きいビーズと太いひもから始めます。
- 最優先は安全。誤飲・首への巻きつきを防ぎ、必ず目の届く場所で遊びます。
- 手先の発達には個人差があり、できなくても比べず長い目で見ます。
- 発達が気になるときは、乳幼児健診や地域の保健センターへ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の保健センターにご相談ください。

