この記事のポイント
- 3〜6歳の栄養バランスも「3色食品群」が便利。赤・黄・緑がそろえば、難しい計算なしにバランスは整います。
- 子ども自身に3色を教えられる時期。「赤は元気のもと」と遊び感覚で伝えると、食への興味が育ちます。
- 好き嫌い期は数日単位で見る。嫌いな色の一品で食卓を険悪にするより、出し続ける方が現実的です。
- 対象:3〜6歳ごろの栄養バランスを整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 体重・身長の伸びや食べる量の不安 | かかりつけ小児科 |
| 栄養バランスや献立の組み立て | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 集団生活での偏食・少食の相談 | 保健所・市区町村の保健センター |
| 食事中にのどへ詰まらせた | 119番(窒息・誤嚥の応急) |
重要:3〜6歳は好き嫌いがはっきりし、甘いお菓子やジュースで栄養バランスが崩れやすい時期です。偏食は発達上自然なことが多いですが、特定の食品しか食べない状態が長く続いたり、成長が気になったりするときは、自己判断せずかかりつけ小児科で相談しましょう。
「3色食品群」を子どもと一緒に学ぶ
文部科学省「食育の推進」 より:食を楽しむ経験の積み重ねが、食習慣の土台になるとされています。
- 赤(からだを作る):肉・魚・卵・大豆・乳製品など、たんぱく質源です。
- 黄(エネルギーになる):ご飯・パン・麺・いも・油など、主食を中心とした食品です。
- 緑(からだの調子を整える):野菜・果物・海藻など、ビタミン・ミネラル源です。
- 「今日の赤は何かな?」と一緒に確認すると、栄養バランスを遊びながら学べます。
3〜6歳に必要な栄養の考え方
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:幼児期後半はエネルギー・たんぱく質の必要量が増えることが示されています。
- 活動量が増えるので、3食+1〜2回のおやつで栄養を補います。
- たんぱく質・鉄・カルシウムは成長に欠かせず、赤の食品で意識して補います。
- おやつは「第4の食事」と考え、果物やおにぎりなど栄養を補う内容にします。
- 数字を追うより、3色がそろう食卓を続けることが栄養バランスの近道です。
好き嫌い期に栄養バランスを保つ工夫
こども家庭庁「授乳・離乳の支援」 より:食を通じた経験の積み重ねが、自立した食習慣の土台になるとされています。
- 好き嫌いは発達上自然なもので、1食食べなくても気にしすぎないことです。
- 「今日は緑が少なかった」なら翌日に足す、と数日単位で帳尻を合わせます。
- 嫌いな色の食品は好物に少量まぜる・小さく刻むなど工夫して出し続けます。
- 一緒に調理や買い物をすると、自分で関わった食材は食べやすくなります。
間食と栄養バランスのとり方
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:間食も含めた1日全体のバランスで考えることがすすめられています。
- 甘いお菓子やジュースで満腹になると、食事の栄養バランスが崩れます。
- おやつは果物・乳製品・おにぎりなど、不足しがちな色を補う内容にします。
- 食事前の甘いものは控え、食事をしっかり食べられるようにします。
- 飲み物は水やお茶を基本にし、ジュースは特別なときに少量にとどめます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 栄養バランスのために嫌いな食材を完食まで強要する | 食事そのものへの拒否につながる |
| 食事前に甘い菓子やジュースを与える | 満腹になり3色の食品が食べられなくなる |
| 1食の栄養バランスの完璧さにこだわる | 好き嫌い期には現実的でなく疲れる |
| 大人と同じ濃い味付けで栄養を補おうとする | 塩分・糖分の取りすぎになる |
| 偏食を「育て方のせい」と思い詰める | 発達上自然なことで自分を責める必要はない |
よくある誤解
Q. 毎食、赤・黄・緑を全部そろえないとダメですか?
A. いいえ。好き嫌い期は数日単位で3色がそろえばじゅうぶんです。1食ごとの完璧さは求めなくて大丈夫です。
Q. 野菜(緑)を全然食べず栄養バランスが心配です。
A. 緑は果物や海藻でも補えます。好物にまぜる・形を変えるなど工夫しつつ、数日単位で帳尻を合わせましょう。
Q. 好き嫌いが多いのは育て方のせいですか?
A. いいえ。3〜6歳の好き嫌いは発達上ごく自然です。出し続けるうちに食べられる食材は少しずつ増えていきます。
Q. おやつは栄養バランスを崩しますか?
A. 内容しだいです。果物や乳製品など不足しがちな色を補うおやつなら、栄養バランスを助けてくれます。
Q. 栄養バランスや偏食の不安は、どこに相談すればいい?
A. 成長や食べる量の不安はかかりつけ小児科へ、栄養バランスの組み立ては自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 文部科学省「食育の推進」
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援」
まとめ
- 3〜6歳の栄養バランスは「3色食品群(赤・黄・緑)」でゆるく考えると整えやすくなります。
- 子ども自身に3色を教えると、食への興味と栄養バランスの理解が育ちます。
- 好き嫌い期は数日単位で見て、嫌いな色も工夫して出し続けます。
- おやつは不足しがちな色を補う内容にし、甘いものの取りすぎに注意します。
- 成長や食べる量の不安は小児科、栄養バランスの組み立ては自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

