この記事のポイント
- 6〜9歳は「しっかり食べる」時期。献立は引き続き「主食・主菜・副菜」の3枠で、量を体格と活動量に合わせて増やします。
- 学校給食でバランスを学ぶ時期。家庭の献立は、給食で足りない朝食や夕食を補う発想で十分です。
- お手伝いを通して食に関わる力を育てる。自分で関わった献立は、食べる意欲にもつながります。
- 対象:6〜9歳ごろの食事の献立を整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 急にやせた・太った・食欲不振が続く | かかりつけ小児科 |
| 献立の栄養バランスや量の目安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 集団生活での食事や偏食の相談 | 保健所・市区町村の保健センター |
| 食事中にのどへ詰まらせた | 119番(窒息・誤嚥の応急) |
重要:6〜9歳は活動量が増え、必要なエネルギーも大きくなります。一方で、お菓子やジュース、外食が増えて脂質や塩分が偏りやすい時期でもあります。体重の急な変化や食欲不振が続くときは、自己判断せずかかりつけ小児科で相談しましょう。
量を増やした「主食・主菜・副菜」の献立
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:学童期はエネルギー・たんぱく質・カルシウムなどの必要量が高まることが示されています。
- 主食はご飯茶碗1杯〜1杯強。よく動く子はおかわりも自然なことです。
- 主菜は肉・魚・卵・大豆を日替わりで、成長に必要なたんぱく質を確保します。
- 副菜は野菜・いも・海藻・きのこで、ビタミン・ミネラル・食物繊維を補います。
- 牛乳・乳製品や小魚など、骨をつくるカルシウム源を献立に意識して加えます。
学校給食を起点に家庭の献立を考える
文部科学省「食育の推進」 より:学校給食は栄養バランスの学びの場として位置づけられています。
- 平日の昼は給食でバランスがとれているので、家庭は朝食と夕食を補う発想で十分です。
- 給食の献立表を見て、家庭で不足しがちな食材を夕食に足すと無駄がありません。
- 朝食を抜くと午前の集中力に影響するため、簡単でも主食+主菜は確保します。
- 休日は給食がない分、3食の献立で野菜やたんぱく質を意識して補います。
お手伝いで食に関わる力を育てる
こども家庭庁「授乳・離乳の支援」 より:食を通じた経験の積み重ねが、自立した食習慣の土台になるとされています。
- 米とぎ・盛り付け・配膳など、簡単な工程から献立づくりに参加させます。
- 自分で関わった献立は「食べてみよう」という意欲につながります。
- 買い物で旬の食材を選ばせると、食への興味が自然と広がります。
- 完璧さより「一緒に作る楽しさ」を優先すると、食習慣が前向きに育ちます。
平日を回す作り置きと時短
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:間食や外食も含めた1日全体のバランスで考えることがすすめられています。
- 週末に主菜のたねや下ゆで野菜を仕込むと、平日の献立がぐっとラクになります。
- 丼やワンプレートにすれば、主食・主菜・副菜を一皿でそろえられます。
- 外食や中食が続く日は、翌日の献立で野菜や汁物を増やして調整します。
- 甘い飲み物や菓子の取りすぎに注意し、水やお茶を基本にします。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 朝食を抜く習慣をそのままにする | 午前の集中力やエネルギー不足につながる |
| 甘い飲み物や菓子を無制限に与える | 糖分・脂質過多で食事の献立が偏る |
| 体格を気にして極端に量を減らす | 成長期に必要なエネルギーが不足する |
| 嫌いな食材を完食まで強要する | 食事そのものへの拒否につながる |
| 外食・中食だけで日々を回す | 塩分・脂質に偏り野菜が不足しやすい |
よくある誤解
Q. 給食があるから家の献立は手を抜いていい?
A. 平日の昼は給食でバランスがとれているので、家庭は朝食と夕食を補う発想で十分です。手を抜くというより役割分担です。
Q. たくさん食べるけど太りすぎが心配です。
A. 活動量が多い時期なので、よく食べるのは自然なことです。成長曲線に沿っていれば過度に制限しなくて大丈夫です。
Q. 朝は時間がなく、献立が決まりません。
A. 朝食は主食+主菜(おにぎりと卵など)の最小構成で十分です。前夜に準備しておくと回しやすくなります。
Q. お手伝いをさせると時間がかかります。
A. 最初は手間でも、食に関わる経験は食べる意欲や自立につながります。簡単な工程から少しずつで構いません。
Q. 量や食欲の不安は、どこに相談すればいい?
A. 体重の急な変化や食欲不振はかかりつけ小児科へ、献立の組み立ては自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
- 文部科学省「食育の推進」
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援」
まとめ
- 6〜9歳の献立は「主食・主菜・副菜」の3枠を、体格と活動量に合わせて量を増やします。
- 平日は給食でバランスがとれるので、家庭は朝食と夕食を補う発想で十分です。
- お手伝いで献立に関わると、食べる意欲と食の自立が育ちます。
- 作り置きや丼・ワンプレートで平日の献立の負担を減らせます。
- 体重の急な変化や食欲不振は小児科、献立の組み立ては自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

