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6〜8歳📚教育・学習

九九の覚え方:『意味の理解 → 段の順序 → 反復』の3段階と苦手段の攻略法

九九は小2算数の最重要単元。学習指導要領は『かけ算の意味理解』を最優先、教科書順序は5→2→1→3→4→6→7→8→9段。覚えにくい6・7・8段の攻略、聴覚型/視覚型の使い分け、家庭での反復ルーティンを整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-05-297分で読めます
情報の信頼性

情報源:文部科学省 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-05-29参考文献:3
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この記事のポイント

  • まず結論:九九は 「意味理解 → 段の順序 → 反復」 の3段階で
  • 教科書の標準順序5→2→1→3→4→6→7→8→9段
  • 難所:6・7・8段は誰でも苦戦、重点的に反復
  • 対象:小2のお子さんを持つ保護者向け

なぜ意味理解が先か

文部科学省 学習指導要領解説 算数編 では、九九の暗唱より 「かけ算の意味」の理解 を最優先としています。

「かけ算の意味」とは

1つあたりの数 × いくつ分 = 全体の数

例:

  • 3個入りのお菓子が4袋ある → 3 × 4 = 12個
  • 5円玉が6枚ある → 5 × 6 = 30円
  • 2本足の動物が5匹いる → 2 × 5 = 10本

なぜ意味が先か

  • 意味を理解しないと文章題で詰まる:「3+3+3+3」と「3×4」が同じだと分からない
  • 間違いに気づける:「3×4 = 10」と書いた時に「変だぞ」と自分で気づく
  • 小3以降のわり算・分数で土台になる

教科書の標準順序

学習指導要領解説 や多くの教科書での順序:

5 → 2 → 1 → 3 → 4 → 6 → 7 → 8 → 9 段

なぜこの順序か

取り組みやすさの理由
5段 5の倍数(5,10,15...)は身近、リズムが取りやすい
2段 2の倍数(2,4,6,8...)も馴染みあり
1段 「同じ数の繰り返し」で簡単
3段 答えが小さく覚えやすい
4段 2段の倍と関連付けやすい
6・7・8段 難所:答えが2桁、語呂が複雑
9段 「一の位を1ずつ減らす」規則性で覚えやすい

教科書順を守ると 段階的に難易度が上がる ように設計されています。

3段階の進め方

① 意味理解(1〜2週間)

  • 絵・おはじき・ブロック で「1あたり量 × いくつ分」を体感
  • 生活の場面(お菓子の配り方・お買い物)で説明
  • 「3個ずつ4セット」を絵に描かせる
  • 教科書をなぞる

② 段の順序学習(2〜3週間)

  • 1段ずつ集中 して取り組む
  • 音読 → 暗唱 の順序
  • 5段から始める(教科書順を守る)
  • 各段で 10〜15分 の反復

③ ランダム反復(1〜2か月以上)

  • すべての段を覚えたら、順序をシャッフル
  • 逆順 でも言えるように
  • 答えから問題を作る:「12は何×何?」
  • 文章題に応用

子どもの学習タイプ別アプローチ

各種教育情報 を参考に、子どもの認知特性で工夫:

聴覚型(聞いて覚える)

  • メロディーで暗唱(市販の九九ソング、自作歌)
  • 家族と一緒に声に出す
  • 車の中で繰り返し聞く
  • 録音して寝る前に聞く

視覚型(見て覚える)

  • 九九表をトイレ・壁に貼る
  • 色分けされた九九カード
  • アプリ・ゲーム で視覚的に
  • 九九の規則性を図で(9段の一の位パターン等)

体感型(動きと一緒に覚える)

  • 手拍子と一緒に
  • 指でカウント
  • 歩きながら唱える
  • ジェスチャー付き 暗唱

複数の方法を組み合わせると効果的です。

難所6・7・8段の攻略

共通の難しさ

  • 答えが2桁 になることが多い
  • 覚えやすい語呂が少ない
  • 似た数字 で混乱しやすい

攻略のコツ

6段

  • 5段の倍 で確認:5×3=15, 6×3=18(5×3+3)
  • 「ろくはちしじゅうはち」 の語呂を声に出す
  • 6×6=36 など覚えやすいものから

7段

  • 最も苦手な子が多い段
  • 歌・ラップで リズミカルに
  • 7×8=56 など、迷いやすい所を 重点反復

8段

  • 2段・4段の倍 で確認
  • 8×7=56(7段と同じ答え)に注意
  • 8×8=64 から覚える子も

苦手段の反復ルーティン

  1. 毎日5〜10分 その段だけ集中
  2. 答えが言えるまで 何度も
  3. 1週間続けたら次 ではなく、完全に言えるまで 続ける
  4. 時々ランダム に混ぜる
  5. 「合格」のご褒美:シール・スタンプ等

家庭での反復ルーティン

平日(10〜15分)

  • 音読1回(その日学習中の段)
  • 暗唱練習5分
  • 苦手な段の集中反復

週末

  • これまでの段の総復習
  • ランダム出題
  • 逆問題(答えから式を作る)
  • 文章題に応用

お風呂タイム

  • **「今日は○段」**と決めて一緒に
  • 早く言えるか競争
  • ランダム出題

就寝前

  • 録音した九九を聞く
  • 「○×○=?」と耳から問題
  • 眠る前の数分間

文章題への橋渡し

九九を覚えただけでは文章題は解けません:

文章題への展開

「3個入りのプリンが4箱あります。全部で何個?」 ↓

  • 何個ずつ? → 3個
  • 何箱(何セット)? → 4箱
  • 式は? → 3 × 4
  • 答えは? → 12個

「1あたり量 × いくつ分」の 意味 が分かっていれば、文章題でも迷いません。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「全部覚えるまで遊ばせない」 拒否感を生む、長期戦に
意味の理解をスキップして暗唱から 文章題で詰まる
きょうだいと比較する 自尊心を傷つける
「言えるだけ」で満足 文章題・応用問題で詰まる
教科書順を無視して難しい段から 挫折のもと
長時間連続で詰め込む 集中力が切れ効果が下がる
「なぜできない」と叱る 学習嫌いを生む
完璧主義 6・7・8段は誰でも苦手、焦らない

つまずきが続く場合

学習特性のサインかも

  • 何か月経っても全く覚えられない
  • 音読すら難しい
  • 数の概念自体が苦手
  • 書字・読みに問題

担任・スクールカウンセラー に相談、発達特性の評価 を検討する選択肢も。

早期相談のメリット

  • 学習方法の個別化
  • 無用な「やる気がない」誤解 を避ける
  • 特性に合った指導 で大きく改善することも

よくある誤解

Q. 九九は何歳から教える?

A. 小2が標準。学校のカリキュラムに沿って。家庭での先取りは無理に必要なし。

Q. 1年で覚えきれない子は?

A. 多くいます。6・7・8段は時間がかかるのが普通。焦らず継続を。

Q. 「丸暗記」と「意味理解」、どちら優先?

A. 意味理解が先、その上で暗唱。両輪が大事。

Q. 計算機を使えばいいのでは?

A. 九九は思考の基盤。わり算・分数・文章題・中学数学の土台。

Q. 何科を受診すれば?

A. 学習に強い困難がある場合は 小児科・小児神経科 で発達特性の評価。スクールカウンセラー発達障害者支援センター も。

この記事の根拠

  • 文部科学省 小学校学習指導要領解説 算数編
  • 文部科学省 小学校学習指導要領(算数)
  • 国立教育政策研究所

まとめ

  • 九九は 「意味理解 → 段の順序 → 反復」 の3段階
  • 教科書順 5→2→1→3→4→6→7→8→9段 を守る
  • 6・7・8段が難所、集中反復で攻略
  • 子どもの学習タイプ(聴覚/視覚/体感)に合わせて
  • 平日10〜15分の反復 が定着の鍵
  • 文章題まで応用してこそ九九の力が完成
  • 強い困難が続けば 学習特性の評価 を検討

大切なお知らせ:本記事は文部科学省・公的教育情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。お子さまの個別の学習状況については、担任やスクールカウンセラーにご相談ください。

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