この記事のポイント
- 指しゃぶりは乳幼児期によく見られる自然な行動で、多くは成長とともに自然に減っていきます。
- 無理にやめさせるより、不安や退屈など背景に目を向けることが、心への寄り添いになります。
- 歯並びへの影響が気になり始める年齢になったら、かかりつけ医・小児科に相談しながら進めます。
- 対象:子どもの指しゃぶりが気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 歯並びや口の発達への影響 | かかりつけ医・小児科 |
| 不安・退屈など心の背景 | 自治体のこころの健康相談 |
| 園での様子の変化 | スクールカウンセラー |
| 不安が強く長引くとき | 児童精神科 |
重要:指しゃぶりは赤ちゃんから幼児期によく見られ、多くは自然に減っていきます。強く叱るより背景に目を向けるのが基本です。歯並びへの影響が気になるときや、なかなか減らないときは、かかりつけ医・小児科に相談しましょう。
指しゃぶりは何歳まで大丈夫?
日本小児科学会「一般の皆様向け情報」 より:指しゃぶりは乳幼児期によく見られ、多くは成長とともに減るとされています。
- 赤ちゃんの指しゃぶりは、安心や探索のための自然な行動です。
- 多くは3〜4歳ごろにかけて自然に減っていきます。
- 歯並びへの影響は、長く続いた場合に気になり始めることがあります。
- 年齢だけで一律に判断せず、その子の様子を見ることが大切です。
心の背景に目を向ける
国立成育医療研究センター「子どものこころ・精神の不調について」 より:癖の背景には安心を求める気持ちがあることが多いとされています。
- 眠いとき・退屈なとき・不安なときに指しゃぶりが出やすくなります。
- 環境の変化(入園・下の子の誕生など)で一時的に増えることがあります。
- 「やめなさい」と叱るだけでは、不安が強まることがあります。
- まず安心できる時間や関わりを増やすことが、減らす土台になります。
無理のないやめさせ方
厚生労働省「こころの健康に関する情報」 より:子どもの気持ちに寄り添いながら進めることが大切とされています。
- 手を使う遊びや絵本など、指が自然に離れる時間を増やします。
- できた日をカレンダーで一緒に喜ぶなど、前向きな声かけをします。
- 寝るときは手をつなぐ・トントンするなど、安心できる入眠を工夫します。
- 「また吸ってる」と責めず、減った瞬間に目を向けて伝えます。
専門相談を考えるとき
国立成育医療研究センター「子どものこころ診療に関する情報」 より:気になる状態が続くときは早めの相談が望まれるとされています。
- 歯並びや口の発達が気になるときは、かかりつけ医・小児科に相談します。
- 不安が強く、指しゃぶり以外の様子も気になるときは相談を検討します。
- 園での様子の変化は、スクールカウンセラーと共有すると役立ちます。
- 不安が長引くときは、自治体のこころの健康相談も選択肢です。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 強く叱って急にやめさせる | 不安が高まり、別の癖につながることがある |
| 苦い薬を塗るなど罰で抑える | 安心を損ない、隠れて続けることがある |
| 人前で「まだ吸ってる」と指摘する | 恥ずかしさが負担になり逆効果になる |
| 年齢だけで「もうダメ」と決めつける | 出方には個人差があり、その子に合わない |
| 背景を見ずに行動だけを止めようとする | 不安そのものが解消されず長引きやすい |
よくある誤解
Q. 指しゃぶりは早くやめさせないと歯並びが悪くなりますか?
A. 長く続くと影響が気になることがありますが、多くは自然に減ります。気になるときはかかりつけ医・小児科に相談しましょう。
Q. 叱ればやめますか?
A. 強く叱ると不安が高まり、かえって続くことがあります。背景の安心を満たすほうが効果的です。
Q. 何歳になっても続くのは異常ですか?
A. 出方には個人差があります。なかなか減らず気になるときは、年齢だけで判断せず相談すると安心です。
Q. 苦い薬を塗るのは効果的ですか?
A. 罰のような方法は安心を損ない、隠れて続くこともあります。前向きな声かけと安心づくりが基本です。
Q. 指しゃぶりが気になるとき、どこに相談すればいい?
A. 歯並びや口の発達はかかりつけ医・小児科、心の背景や不安が強いときは自治体のこころの健康相談、園での様子はスクールカウンセラーに相談すると安心です。
この記事の根拠
- 日本小児科学会「一般の皆様向け情報」
- 国立成育医療研究センター「子どものこころ・精神の不調について」
- 厚生労働省「こころの健康に関する情報」
- 国立成育医療研究センター「子どものこころ診療に関する情報」
まとめ
- 指しゃぶりは何歳まで続いてもよいか不安になりがちですが、乳幼児期によく見られる自然な行動で、多くは何歳かにつれ自然に減っていきます。
- 無理にやめさせるより、不安や退屈など背景に目を向けることが大切です。
- 手を使う遊びや安心できる入眠の工夫など、前向きな関わりが役立ちます。
- 強く叱る・罰で抑える方法は、不安を強め逆効果になることがあります。
- 歯並びや心の背景が気になるときは、かかりつけ医・小児科に相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの状態や個別の状況については、かかりつけの小児科医や学校のスクールカウンセラー・専門の相談窓口にご相談ください。

