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9〜10歳🌱発達・成長

作文が苦手な小学生、家でどう伸ばす?年齢別の声かけと書き出しのコツ

文部科学省や国立教育政策研究所の資料をもとに、作文力の発達の目安と、家庭でできる書き出しの工夫・声かけを整理しました。

012.kids 編集部公開: 2025年5月13日更新: 2026年6月19日8分で読めます
情報の信頼性

情報源:文部科学省・国立教育政策研究所 公式情報

作成:012.kids 編集部公開日:2025年5月13日最終確認:2026年6月19日現在参考文献:4

※記載内容は上記時点の情報です。制度・数値・窓口などは変わることがあるため、重要な事項は公式情報でご確認ください。

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この記事のポイント

  • 作文は「正しく書く力」より「書きたい気持ち」が先。原稿用紙のマス目より、まず話したことを文字にする体験から育ちます。
  • 書き出しでつまずく子が多い。「何があったか」「どう思ったか」の2つを口で言わせてから書くと進みやすくなります。
  • 直しすぎは逆効果。赤ペンだらけにせず、書けたこと自体をまず認めるのが長続きのコツです。
  • 対象:作文が苦手・書き出せない小学生(おおむね7〜10歳)の保護者。

まず確認したいこと(相談窓口)

気になること まず相談する先
字を書くこと自体を強く嫌がる・極端に疲れる かかりつけ小児科・発達相談
学校の作文や宿題でつまずきが続く 担任・学校
読み書きの困難さが気になる 地域の保健センター・発達相談
発達面の専門的な支援を相談したい 児童発達支援センター

重要:作文が苦手なこと自体は珍しくありません。ただし「字を書くと極端に疲れる」「読むのもとても苦手」が重なるときは、書く力だけの問題でないこともあります。気になるときは担任や、かかりつけ小児科・地域の発達相談に一度つないでおくと安心です。

作文力はどう育つ?学年ごとの目安

文部科学省「小学校学習指導要領(国語)」 より:書く力は「話す・聞く・読む」と関連づけながら段階的に育てるものとされています。

  • 低学年は「したこと・思ったこと」を短い文で書ければ十分です。
  • 中学年で、出来事を順序立てて、まとまりのある文章にしていきます。
  • 作文の伸び方には個人差が大きく、学年どおりに進まなくても焦りすぎないことが大切です。
  • まずは「書けた」体験を積むことが、次の作文への意欲につながります。

書き出しでつまずく子へのサポート

文部科学省「読書活動の推進」 より:読む経験の積み重ねが、語彙や表現の引き出しを広げると示されています。

  • 書く前に「何があった?」「どう思った?」を口で言わせ、それをそのまま書かせます。
  • 「楽しかった一つだけ」など、書く範囲を小さく絞ると進みやすくなります。
  • 普段の読み聞かせや読書が、作文で使える言葉のストックになります。
  • いきなり原稿用紙ではなく、メモや会話のメモ書きから始めても構いません。

直しすぎず、書く意欲を守る

国立教育政策研究所「教育研究・教育課程に関する調査研究」 より:学びの意欲を支える関わりが、力の定着につながると整理されています。

  • 誤字や言い回しを全部直すより、まず「書けたこと」を認めます。
  • 直すなら1〜2か所まで。赤ペンだらけは書く意欲をそぎます。
  • 「ここ、すごく伝わったよ」と具体的に良い点を返すと次につながります。
  • うまく書くことより、自分の言葉で書けることをゴールにします。

家庭でできる小さな積み重ね

国立教育政策研究所「幼児教育に関する研究」 より:言葉や表現の力は、日常の体験と対話のなかで育つとされています。

  • 一日の出来事を会話で「実況」させると、作文の下地になります。
  • 短い日記や、家族あての一言メモなど、生活に溶け込む書く機会をつくります。
  • 季節の行事やお出かけなど、書きたくなる体験を一緒につくります。
  • 比べる相手は他の子ではなく「前に書いたその子自身」にします。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
書けた文を赤ペンで全部直す 書く意欲そのものを失わせやすい
「もっと長く」「もっと丁寧に」と量を急かす 書くこと自体が苦痛になりやすい
他の子やきょうだいと書く力を比べる 自信を失い、書くのを避けるようになる
親が代わりに文章を作ってしまう 自分で考える経験が育たない
一度に上手に書かせようとする 段階を飛ばすと挫折につながりやすい

よくある誤解

Q. 作文が苦手なのは練習不足ですか?

A. 必ずしもそうではありません。書く意欲や体験の量、発達のペースなど要因はさまざまです。練習量だけで判断しないことが大切です。

Q. 早くから書かせたほうが伸びますか?

A. 早ければよいわけではありません。話す・読むの土台が育つほど、書く力も自然に乗ってきます。

Q. 誤字や文法は厳しく直すべきですか?

A. 全部直すより、まず書けたことを認めましょう。直すのは1〜2か所に絞ると意欲が保てます。

Q. 読書感想文が書けないときはどうすれば?

A. 「一番心に残った場面」と「そのときどう思ったか」の二つに絞って口で言わせ、それを書き出しにすると進みやすくなります。

Q. 作文や読み書きのつまずきが気になるときは、どこに相談すればいい?

A. まずは担任や学校へ。書くこと自体を極端に嫌がる・疲れるなど発達面が気になるときは、かかりつけ小児科や地域の発達相談に相談すると安心です。

この記事の根拠

  • 文部科学省「小学校学習指導要領(国語)」
  • 文部科学省「読書活動の推進」
  • 国立教育政策研究所「教育研究・教育課程に関する調査研究」「幼児教育に関する研究」

まとめ

  • 作文は「正しく書く力」より「書きたい気持ち」が先に育ちます。
  • 書き出しでは「何があった・どう思った」を口で言わせてから書かせると進みやすくなります。
  • 直すのは1〜2か所に絞り、書けたこと自体をまず認めます。
  • 比べる相手は他の子ではなく、前に書いたその子自身にします。
  • つまずきが続くときは担任や、かかりつけ小児科・地域の発達相談に相談しましょう。

大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や学校・地域の発達相談にご相談ください。

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当サイトの情報は公的機関や専門家の発信をもとに編集部が独自にまとめたものです。各情報源の機関が監修・承認したものではありません。健康や発達について心配がある場合は医師や専門家にご相談ください。