この記事のポイント
- 9〜12歳は社会への関心が広がる時期。環境問題やSDGsを「自分ごと」として考え始められる、環境教育の好機です。
- 家庭でできるのは「体験+対話」。ごみの分別や節電など、生活のなかの小さな実践を一緒にやることが土台になります。
- 不安をあおらず、前向きに。「地球が大変」と脅すより、「自分にもできることがある」という手応えを育てます。
- 対象:9〜12歳ごろの子どもの環境への関心を育てたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 学校での環境学習・授業の様子 | 担任・学校 |
| 地域の環境活動・エコイベント | 自治体の窓口 |
| 環境問題で子どもが強く不安がる | かかりつけ小児科・学校 |
| ネットで見た情報の真偽が不安 | 自治体の窓口・学校 |
重要:環境教育は「正解を覚えさせること」ではなく、子どもが自分で考え行動する姿勢を育てることが目的です。学習内容や子どもの様子で気になることがあれば、まずは学校や担任に相談しましょう。
9〜12歳はなぜ環境教育の好機なのか
環境省「こどものページ(環境学習・エコクラブ)」 より:子ども自身が体験を通じて環境を考える学びがすすめられています。
- この時期は抽象的な「社会のしくみ」を理解し始め、環境問題も考えやすくなります。
- 学校でもSDGsや環境を扱う授業が増え、家庭での会話とつながりやすい時期です。
- 「なぜ?」と理由を知りたがる好奇心を、環境への関心に結びつけられます。
- 自分の行動が世の中とつながっている感覚を持ち始める大切な年齢です。
家庭でできる環境教育の取り入れ方
環境省「環境基本計画」 より:暮らしのなかの実践を積み重ねる環境教育が重視されています。
- ごみの分別や節電・節水を、理由とセットで一緒にやってみます。
- 買い物のとき「どこから来た食べ物か」を話題にし、身近に感じてもらいます。
- 自然のなかで遊ぶ体験を増やし、守りたいという気持ちを育てます。
- ニュースの環境の話題を、家族で一緒に考える時間を作ります。
SDGsを身近にする関わり方
文部科学省「持続可能な開発のための教育(ESD)」 より:身近な課題から世界とのつながりを学ぶ姿勢が大切とされています。
- SDGsは「世界の約束ごと」として、子どもにも分かる言葉で紹介します。
- 17の目標のうち、子どもが関心を持った1つから掘り下げると続きます。
- 「自分の街でできること」に話を落とすと、行動に結びつきやすくなります。
- 完璧を求めず、できたことを一緒に喜ぶ姿勢が長続きのコツです。
環境問題で不安にさせない伝え方
文部科学省「学校における環境教育」 より:前向きに行動できる学びの設計が望ましいとされています。
- 「地球が終わる」と脅すと無力感につながるため、伝え方に配慮します。
- 「自分にもできることがある」という手応えを大切にします。
- ネットの極端な情報に触れたら、一緒に出典を確かめる習慣をつけます。
- 強い不安が続くときは、学校やかかりつけ小児科に相談します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 不安や恐怖をあおって行動させる | 無力感やストレスにつながりやすい |
| 親の考えを一方的に押しつける | 自分で考える力が育ちにくい |
| 「正解」を覚えさせることに終始する | 行動や関心に結びつかない |
| 出典不明の情報をうのみにする | 誤った思い込みを生む恐れがある |
| 完璧な実践を求めて叱る | 環境への関心そのものを遠ざける |
よくある誤解
Q. 環境教育は学校に任せれば十分ですか?
A. 学校での学びは大切ですが、家庭での会話や体験があると理解が深まります。両輪で取り組むのが理想です。
Q. 何から始めればいいですか?
A. ごみの分別や節電など、生活のなかの身近な実践からで十分です。理由を話しながら一緒にやってみましょう。
Q. 子どもが環境問題に興味を示しません。
A. 無理に教え込む必要はありません。自然遊びやニュースの話題など、関心が持てる入り口を探してみましょう。
Q. SDGsが難しそうで教えられません。
A. 親も完璧に知っている必要はありません。子どもと一緒に調べる姿勢が、いちばんの学びになります。
Q. 環境学習や子どもの不安について相談したいときは、どこに相談すればいい?
A. 学習内容は学校や担任へ、地域の活動は自治体の窓口へ。強い不安が続くときはかかりつけ小児科にも相談できます。
この記事の根拠
- 環境省「こどものページ(環境学習・エコクラブ)」
- 環境省「環境基本計画」
- 文部科学省「持続可能な開発のための教育(ESD)」「学校における環境教育」
まとめ
- 9〜12歳は社会への関心が広がり、環境問題を自分ごととして考え始められる時期です。
- 家庭では「体験+対話」を軸に、生活のなかの小さな実践を一緒に積み重ねます。
- SDGsは子どもが関心を持った目標から、身近な行動に落として伝えます。
- 不安をあおらず、「自分にもできる」という手応えを育てることが大切です。
- 学習内容は学校、地域の活動は自治体の窓口に相談しながら進めましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの学びや個別の状況については、学校の先生や自治体の窓口にご相談ください。

