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電子書籍vs紙の本:OECD調査で『紙の読解力 > 電子書籍』──ただし併用が現実解、Kindle・楽天Kobo・電子図書館の使い分け

OECD・PISAの調査では『紙の方が長文読解力に優れる』という結果が出ています。一方、電子書籍は『多読・持ち運び・読み上げ機能・調べ学習』に強み。Kindle・楽天Kobo・電子図書館の特徴、子どもの読書習慣作りに『紙と電子の併用』が現実解である根拠を文科省・国立国会図書館の情報をもとに整理。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-06-117分で読めます
情報の信頼性

情報源:文部科学省・国立国会図書館・OECD ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-06-11参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:OECD・PISAでは 『紙の方が長文読解力に優れる』
  • 電子書籍の強み:多読・持ち運び・読み上げ・調べ学習
  • 両方の併用が現実解:どちらか一方ではなく
  • 対象:4〜12歳のお子さんを持つ保護者

相談・確認のタイミング

文部科学省 より:

状況 連絡先
読書習慣がつかない 学校図書館・地域図書館
本を選べない・興味がない 図書館司書・学校
電子書籍リーダー選び 家電量販店
電子図書館の利用 地域図書館
長時間読書で視力低下 眼科
集中力・読解力の心配 担任・スクールカウンセラー

重要:「読書」の本質は紙でも電子でも変わらない。「読みたい本」が手元にあることが第一。

OECD・PISAの調査結果

文部科学省 全国学力・学習状況調査 より:

PISA読解力調査

  • OECDの15歳調査:3年ごと
  • 「紙の本でよく読む子」が読解力上位
  • 「デジタルでしか読まない子」は下位寄り

「紙の方が読解力に優れる」傾向

  • 長文の理解
  • 複雑な文章構造
  • 「全体を俯瞰する力」

仮説

  • 「ページをめくる」「指でなぞる」の身体性
  • 「スクロール」で情報が流れる
  • 「集中の質」の違い

全国学力調査(日本)

  • 「家に本がたくさんある子」が学力↑ の相関
  • 「読書時間」と学力の相関
  • 「電子と紙の区別」は調査未だ十分でない

紙の本のメリット

文部科学省 より:

「集中の質」

  • 他のアプリ・通知に邪魔されない
  • 「読書専用」の体験
  • 没入感

身体性

  • 「ページをめくる」感覚
  • 本の重み・厚み
  • 「ここまで読んだ」の体感

記憶定着

  • 空間的記憶:「あのページの右下に書いてあった」
  • 複数の感覚を使う:視覚 + 触覚 + 嗅覚

視力への優しさ

  • 画面光がない
  • 長時間読んでも目が疲れにくい
  • 就寝前の読書OK

「所有」の喜び

  • 本棚に並ぶ満足感
  • 「自分の本」を持つ体験
  • 古本・図書館で出会いも

電子書籍のメリット

国立国会図書館 国際子ども図書館 より:

多読・持ち運び

  • 「数百冊を1台で」
  • 旅行・移動中も読める
  • 「読みたい時にすぐ」

文字サイズ調整

  • 「視力の弱い子」も読める
  • 読みやすい大きさに
  • 「漢字にふりがな」自動表示

読み上げ機能

  • 「読書が苦手」な子の入口
  • 「目で追う + 耳で聞く」
  • ディスレクシア(読字障害)支援

調べ学習

  • 「分からない言葉」即検索
  • 辞書・百科事典との連携
  • 「マーカー・メモ」が消えない

価格・スペース

  • 「電子書籍が紙より安い」傾向
  • 「家のスペース」を取らない
  • 「絶版本」も読める

主要な電子書籍サービス

文部科学省 より:

Amazon Kindle

  • 国内最大手
  • 品揃え豊富
  • 「Kindle Unlimited」月980円で読み放題
  • 「Kindle Kids」モード

楽天Kobo

  • 楽天ポイント連動
  • 日本の電子書籍に強い
  • 「読みホーダイ」プラン

honto

  • 大日本印刷系
  • 紙と電子のハイブリッド
  • 書店との連携

コミックシーモア・ピッコマ

  • マンガに特化
  • 「待てば無料」プラン

児童書専用サブスク

  • 「ヨンデミー」「絵本ナビプレミアム」
  • 子ども向けに選書
  • 読み聞かせ機能

電子図書館

国立国会図書館 より:

公共図書館の電子貸出

  • 「LibrariE & TRC-DL」「OverDrive」等
  • 市区町村ごとに導入状況差
  • 無料で電子書籍が読める

利用方法

  • 図書館カード番号でログイン
  • 「貸出期限あり」:紙の本と同様
  • 同時に1〜3冊

「子ども向け電子図書館」

  • 国立国会図書館「国際子ども図書館」
  • 児童向け選書
  • 地域図書館の児童電子コーナー

コロナ禍以降の拡充

  • 2020年以降急速に増加
  • 2024年現在で半数以上の自治体が導入
  • 「無料」が大きな強み

電子書籍リーダーの選び方

国立国会図書館 より:

Kindle 端末

  • 目に優しい「E-Ink」画面
  • 長時間読書OK
  • 「ブルーライト少なめ」
  • 基本モデル 1万円台

iPad / Android タブレット

  • 「カラーで読みたい」
  • 絵本・マンガに向く
  • 「他用途」と兼用
  • 5万円以上が多い

スマートフォン

  • 「すでに持っている」
  • 画面小さく長時間は不向き
  • 「待ち時間に1話」用途

子ども専用 vs 共有

  • 「家族で1台共有」もOK
  • 「個別アカウント」で履歴分離
  • 子の年齢で判断

「Kindle Kids」「キッズアカウント」

文部科学省 より:

Amazon Kindle Kids

  • 「年齢制限」
  • 「読書記録」を親が確認
  • 「不適切コンテンツの非表示」

「ペアレンタルコントロール」

  • 「課金制限」
  • 「ブラウザ制限」
  • 「使用時間制限」

設定方法

  • 「Amazonキッズ+」サブスク:月数百円
  • 「キッズプロファイル」の作成
  • 子ども向けコンテンツに自動絞り込み

「読書習慣」を作る

文部科学省 子供の読書活動の推進 より:

朝読書

  • 学校で広く実施
  • 「10分」でも継続効果
  • 紙の本が中心

家庭での読書

  • 「家族の読書タイム」
  • 「親が読む姿」を見せる
  • 「読み聞かせ」継続

図書館の活用

  • 「無料で多読」
  • 「司書のおすすめ」
  • 「予約・取り寄せ」

「電子と紙の使い分け」

  • 長文・じっくり読み:紙
  • 多読・持ち運び:電子
  • 絵本:紙が圧倒的に向く

年齢別の使い分け

文部科学省 より:

0〜3歳

  • 紙の絵本一択
  • 「親と一緒に」体験
  • **「ページをめくる」発達

4〜6歳

  • 紙の絵本中心
  • 「電子は補助」:旅行時等
  • **「読み聞かせ」継続

小学校低学年

  • 紙が中心
  • 「電子の体験」も
  • 「自分で選ぶ」喜び

小学校中学年〜高学年

  • 「紙 + 電子」の併用
  • **「読みたい本」を電子で多読
  • 「じっくり読む本」は紙

中学生〜

  • 「自分で選ぶ」を尊重
  • 電子のメリットを活用
  • 「教科書も電子化」進行中

「読書離れ」の対策

文部科学省 より:

「読まない子」が増えている

  • 「不読率」:1か月に1冊も読まない子
  • 中高生で増加傾向
  • 「動画」「ゲーム」に時間を取られる

「読書離れ」への電子書籍

  • 「スマホで読める」入口
  • 「コミック → 文字本」への移行
  • 「動画的にビジュアル豊富」

しかし「深い読書」は紙が有利

  • 「電子で多読」と「紙で精読」併用

親の関わり

  • 「強制しない」
  • 「子の興味」を入口に
  • 「親が楽しむ姿」を見せる

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「電子書籍だけ」「紙だけ」の偏り 両方の良さを活かせない
絵本を電子だけで読み聞かせ 「めくる」体験・触覚刺激が薄い
就寝直前まで電子書籍 ブルーライト・睡眠の質↓
「タブレットでマンガだけ」 文字本との橋渡しを考えない
「電子書籍買い放題」で乱読 「深く読む」体験が育たない
「読書時間」を強制 嫌いになる
「親が読まない」家庭 子の読書習慣が育ちにくい
「電子図書館」の存在を知らない 無料リソースを活かせていない

よくある誤解

Q. 電子書籍と紙、どちらが良い?

A. 適材適所。じっくり読書は紙、多読・持ち運び・調べ学習は電子。両方併用が現実解。

Q. 子どもにKindle端末を買うべき?

A. 小学校中学年以降が目安。それ以前は紙の絵本中心、家庭のタブレットで体験から。

Q. 電子図書館は本当に無料?

A. YES。地域図書館の電子貸出サービスは無料。同時貸出冊数の制限あり。

Q. PISAで紙が優れる結果は本当?

A. 複数の調査で同様の傾向。「紙の方が長文読解力に優れる」とされる。

Q. 絵本も電子でいい?

A. 紙が向く。「めくる」感覚・触覚・親子のスキンシップが重要。

Q. 何科・誰に相談?

A. 読書習慣は 学校図書館司書・地域図書館、視力は 眼科、読書離れは 担任

この記事の根拠

  • 文部科学省 子供の読書活動の推進
  • 国立国会図書館 国際子ども図書館
  • 文部科学省 全国学力・学習状況調査
  • 文部科学省 学校図書館の整備

まとめ

  • OECD・PISAでは 『紙の方が長文読解力に優れる』 傾向
  • 紙の強み:集中の質・身体性・記憶定着・視力に優しい
  • 電子の強み:多読・持ち運び・読み上げ・調べ学習・電子図書館で無料
  • 両方の併用が現実解:年齢・場面で使い分け
  • 絵本(0〜6歳)は紙が圧倒的に向く
  • 小学校中学年以降で電子も併用
  • 電子図書館:地域の無料リソース活用
  • 「読書離れ」対策:電子は入口、紙で深く読む

大切なお知らせ:本記事は公的機関の情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。読書習慣作りは、学校図書館・地域図書館を積極的に活用してください。

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