メインコンテンツへスキップ
3〜5歳🌍社会・環境

1〜3歳の協調性、まだ早い?順番やおもちゃの取り合いと家庭でできること

こども家庭庁・文部科学省の情報をもとに、1〜3歳の協調性の発達の目安と、おもちゃの取り合いや順番待ちで家庭でできる関わり方をまとめました。

012.kids 編集部公開: 2025年8月25日更新: 2026年6月19日8分で読めます
情報の信頼性

情報源:こども家庭庁・文部科学省 公式情報

作成:012.kids 編集部公開日:2025年8月25日最終確認:2026年6月19日現在参考文献:4

※記載内容は上記時点の情報です。制度・数値・窓口などは変わることがあるため、重要な事項は公式情報でご確認ください。

共有LINEX

この記事のポイント

  • 1〜3歳に「協調性」を求めるのはまだ早い。自己主張やおもちゃの取り合いは、この時期の自然な姿です。
  • 土台は「自分が大切にされる経験」。譲り合いより先に、安心して気持ちを出せることが育ちの基礎になります。
  • 家庭では「気持ちの言葉化」を手伝う。「貸してほしかったね」と代弁することが、後の協調性につながります。
  • 対象:1〜3歳ごろの子どもの関わり方に悩む保護者。

まず確認したいこと(相談窓口)

気になること まず相談する先
発達や関わり方の不安 かかりつけ小児科
園での友だちとの様子 担任・園
遊び場・親子の交流の場を探したい 自治体の窓口
おもちゃの安全・誤飲が心配 消費者ホットライン188

重要:1〜3歳でおもちゃを取り合う、順番が待てないのは「協調性がない」のではなく、発達の途中の自然な姿です。叱って直すものではありません。発達全般で気になることがあれば、健診の機会やかかりつけ小児科で相談しましょう。比べて焦る必要はありません。

1〜3歳の協調性は「これから育つ」段階

文部科学省「幼児期の教育(幼稚園教育要領)」 より:幼児期は人と関わる力の土台を育む時期であり、発達に応じた関わりが大切とされています。

  • この時期は「自分」が中心で、相手の気持ちを想像するのはまだ難しい段階です。
  • 友だちと同じ場所で別々に遊ぶ「並行遊び」が中心で、それで十分です。
  • 「順番」「貸し借り」は教え込むより、繰り返しの経験で少しずつ身につきます。
  • 協調性の芽は、まず「自分が受け止められている」安心感から育ちます。

おもちゃの取り合い、どう関わる?

こども家庭庁「こどもの居場所づくり」 より:子どもが安心して過ごせる場で、人との関わりを少しずつ経験することが育ちを支えるとされています。

  • 取り合いになったら、まず双方の気持ちを「使いたかったね」と言葉にします。
  • すぐ「貸してあげなさい」と迫らず、気持ちが落ち着くのを待ちます。
  • 同じおもちゃを複数用意すると、無理なくトラブルを減らせます。
  • うまく順番を待てた・貸せたときは、その場ですぐ認める言葉をかけます。

家庭でできる協調性の土台づくり

文部科学省「家庭教育・親子の学び」 より:家庭での日々の関わりが、子どもの社会性の土台を育てるとされています。

  • 「どうぞ」「ありがとう」を親が見本として日常で使ってみせます。
  • 簡単なやりとり遊び(ボールの転がし合いなど)で、交代の感覚を育てます。
  • 気持ちを代弁することで、子どもは自分の感情に名前を付けられるようになります。
  • できない日があっても、長い目で見守る姿勢が安心につながります。

関わるときに気をつけたい安全のこと

消費者庁「子どもの事故防止(製品安全)」 より:年齢に合わないおもちゃや小さな部品は、誤嚥事故の原因になりやすいと注意喚起されています。

  • 取り合いの最中でも、口に入る大きさの小物は手の届く所に置きません。
  • 投げ合いになりやすい硬いおもちゃは、けがを防ぐため様子を見て選びます。
  • 共有して遊ぶおもちゃは、対象年齢の表示を確認して用意します。
  • 興奮して転倒しやすい場面では、家具の角や床の安全にも気を配ります。

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「意地悪な子」と決めつけて叱る 発達途中の自然な姿で、自己肯定感を下げる
無理やりおもちゃを譲らせる 気持ちが置き去りになり納得感が育たない
ほかの子と比べて焦る・責める 個人差が大きく、比較は親子双方を追いつめる
取り合いを全部親が裁いてしまう 自分で気持ちを立て直す経験が育たない
口に入る小物を放置して遊ばせる 誤嚥・窒息の危険がある

よくある誤解

Q. 1〜3歳でおもちゃを取り合うのは協調性がないから?

A. いいえ。この時期は自己主張が育つ自然な姿です。取り合い自体が、人との関わりを学ぶ貴重な経験になります。

Q. 早くから「貸してあげなさい」と教えるべき?

A. 教えること自体は大切ですが、急がせなくて大丈夫です。まず気持ちを受け止め、少しずつ繰り返すなかで身についていきます。

Q. うちの子だけ友だちと遊ばない、大丈夫?

A. 1〜3歳は並行遊びが中心で、一緒に遊ばないのは普通です。同じ空間で過ごせていれば十分育っています。

Q. 順番が待てなくて困っています。

A. 待てないのが当たり前の年齢です。短い待ち時間から始め、待てたら認める声かけを積み重ねるとよいでしょう。

Q. 発達や関わり方で不安があるときは、どこに相談すればいい?

A. 発達全般の不安はかかりつけ小児科や健診の機会へ、園での様子は担任・園に相談すると安心です。

この記事の根拠

  • 文部科学省「幼児期の教育(幼稚園教育要領)」「家庭教育・親子の学び」
  • こども家庭庁「こどもの居場所づくり」
  • 消費者庁「子どもの事故防止(製品安全)」

まとめ

  • 1〜3歳の取り合いや自己主張は、協調性がないのではなく自然な発達の姿です。
  • 協調性の土台は「自分が大切にされている」安心感から育ちます。
  • 取り合いは双方の気持ちを言葉にし、急がず繰り返しの経験で育てます。
  • 比べて焦らず、できた瞬間を認める声かけを積み重ねます。
  • 発達の不安は小児科、園での様子は担任に相談しましょう。

大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や自治体の窓口にご相談ください。

共有LINEX
🌱

次のステージ:Early Stage6〜8歳

お子さんが成長したら、こちらもどうぞ

あわせて読みたい

当サイトの情報は公的機関や専門家の発信をもとに編集部が独自にまとめたものです。各情報源の機関が監修・承認したものではありません。健康や発達について心配がある場合は医師や専門家にご相談ください。