この記事のポイント
- 6〜9歳のテスト対策は「前日に詰め込む」より「数日に分けて少しずつ」。短い時間でも回数を分けたほうが定着しやすい時期です。
- 大事なのは点数より「どこを間違えたか」の復習。間違えた問題を一緒に見直すことが、次のテスト対策につながります。
- 親は採点係ではなく伴走役。計画を一緒に立てつつ、最後は子ども自身が進められるよう少しずつ手を引きます。
- 対象:小学校低〜中学年(6〜9歳ごろ)の子どものテスト対策を支えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| テスト範囲や勉強のやり方が分からない | 担任の先生・学校 |
| 特定の教科だけ大きくつまずいている | 担任の先生・教育委員会の教育相談 |
| テスト前に強く不安がる・眠れない | スクールカウンセラー |
| 学習の悩みを継続的に相談したい | 自治体の教育相談窓口 |
重要:テストの点数が振るわないとき、家庭だけで抱え込む必要はありません。どこでつまずいているかは担任の先生がよく見ています。気になることは早めに学校へ伝え、必要なら自治体の教育相談やスクールカウンセラーも頼りましょう。
6〜9歳のテスト対策はいつから始める?計画の立て方
文部科学省「初等中等教育」 より:小学校の学習は、日々の積み重ねを少しずつ確かめながら進めることが基本とされています。
- テスト前日にまとめてやるより、3〜4日前から1日10〜15分ずつ分けるほうが負担が軽く定着します。
- カレンダーに「いつ・何をやるか」を子どもと一緒に書き込み、見える化します。
- 範囲が分からないときは、連絡帳やプリントを一緒に確認し、それでも不明なら担任に聞きます。
- 計画はゆるめに。終わらない日があっても翌日に回せる余白を残しておきます。
テストの点数より「間違えた問題の復習」を大切にする
文部科学省「学習評価の在り方について」 より:テストは順位づけよりも、子ども自身が理解度を確かめて学び直すためのものと位置づけられています。
- 返ってきたテストは点数だけ見て終わりにせず、間違えた問題を一緒に1問だけでも見直します。
- 「ケアレスミス」か「分かっていない」かを切り分けると、次のテスト対策の的が絞れます。
- 間違いを責めず「ここが分かれば次は解けるね」と前向きに言い換えます。
- 同じパターンの間違いが続くときだけ、似た問題をもう1〜2問やってみます。
どこでつまずいている?教科ごとの見つけ方
文部科学省「学習指導要領」 より:各教科で身につける内容は学年ごとに段階的に積み上がる形で示されています。
- 算数は前の単元が土台になるため、つまずいたら一つ前の学年の内容に戻って確かめます。
- 国語の読み取りが苦手なら、音読でつまずく言葉がないかを一緒に探します。
- 「全部できない」ではなく「この単元のここ」と具体的に絞ると対策しやすくなります。
- 自分で判断しづらいときは、担任に「どこでつまずいていそうか」を聞くのが近道です。
テスト前日と当日、親ができる関わり
文部科学省「家庭教育支援」 より:家庭では学習量より、生活リズムと安心できる雰囲気づくりが土台になるとされています。
- 前日は新しいことを詰め込まず、軽い見直しと早めの就寝を優先します。
- 「がんばれ」より「ここまで準備したね」と過程を認める声かけが緊張をやわらげます。
- 当日朝は朝食をとり、忘れ物だけ一緒に確認したら、あとは送り出します。
- 終わった後は点数を急いで聞かず、まず「お疲れさま」と受け止めます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| テスト前日に一気に詰め込ませる | 睡眠不足で当日の集中力が落ち、定着もしにくい |
| 点数だけを見て叱る | テストが「怖いもの」になり、勉強そのものを避けるようになる |
| 親が答えを全部教えて埋めさせる | 自分で考える力が育たず、本番で解けない |
| 他の子やきょうだいと点数を比べる | 自己肯定感が下がり、やる気を失いやすい |
| 復習をせず次々と新しい問題集を足す | 間違いの原因が放置され、同じミスを繰り返す |
よくある誤解
Q. テスト対策は何日前から始めればいい?
A. 6〜9歳なら3〜4日前から1日10〜15分ずつで十分です。長時間より、短く分けて回数を重ねるほうが定着します。
Q. 点数が悪いとき、追加の問題集を買うべき?
A. まずは返ってきたテストの間違いを復習するのが先です。原因を見ないまま量を増やすと、同じミスを繰り返しやすくなります。
Q. 親はどこまで手伝っていい?
A. 計画づくりや一緒の見直しは手伝ってよい時期です。ただし答えそのものは教えず、最後は子どもが解く形を残しましょう。
Q. テスト前に強く緊張する子にはどう接する?
A. 結果より「ここまで準備したね」と過程を認めると安心します。眠れない・体調に出るほどなら、スクールカウンセラーに相談を。
Q. 勉強のつまずきは、どこに相談すればいい?
A. まずは担任の先生に、どの教科のどこでつまずいていそうかを聞くのが近道です。継続的な相談は自治体の教育相談やスクールカウンセラーが頼れます。
この記事の根拠
- 文部科学省「学習評価の在り方について」
- 文部科学省「学習指導要領」
- 文部科学省「初等中等教育」
- 文部科学省「家庭教育支援」
まとめ
- 6〜9歳のテスト対策は、前日詰め込みより数日前から短時間に分けて計画的に進めます。
- 点数そのものより、間違えた問題を一緒に復習することが次につながります。
- つまずきは「この単元のここ」と具体的に絞り、必要なら担任に聞きます。
- 前日は早めの就寝、当日は過程を認める声かけで緊張をやわらげます。
- 学習のつまずきや強い不安は、担任・教育委員会・スクールカウンセラー・自治体の教育相談を頼りましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの学習や個別の状況については、担任の先生やスクールカウンセラー、自治体の教育相談窓口にご相談ください。

