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6〜8歳📚教育・学習

通級指導教室とは:通常学級在籍+週1〜8時間の特別指導──LD・ADHD・自閉症等への対応、自校通級と他校通級、申請の流れ

通級指導教室は通常学級に在籍しながら週1〜8時間の特別な指導を受ける制度。LD・ADHD・自閉症スペクトラム・言語障害・情緒障害が主な対象。自校通級(同じ学校)と他校通級(他校に通う)の違い、申請の流れ、特別支援学級との違いを文部科学省・国立特別支援教育総合研究所の情報をもとに整理しました。

012.kids 編集部公開: 2026-03-11更新: 2026-06-127分で読めます
情報の信頼性

情報源:文部科学省・国立特別支援教育総合研究所・こども家庭庁 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2026-03-11最終確認:2026-06-12参考文献:4
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この記事のポイント

  • まず結論:通級指導は 通常学級在籍 + 週1〜8時間 の特別指導
  • 対象:LD・ADHD・自閉症・言語障害・情緒障害 など
  • 自校通級 vs 他校通級 の違い
  • 対象:6〜12歳のお子さんを持つ保護者

相談・確認のタイミング

文部科学省 より:

状況 連絡先
通級利用を検討 担任・特別支援教育コーディネーター
発達検査・診断 児童精神科・発達障害支援センター
「子が困っている」サイン 担任・スクールカウンセラー
通級申請の手続き 教育委員会・在籍校
他校通級の送迎 学校・自治体
「通常学級でつらい」 スクールカウンセラー

重要:通級開始まで申請から数か月かかることも。早めに相談を。

通級指導教室とは

文部科学省 通級による指導 より:

定義

  • 学校教育法施行規則第140条 に基づく制度
  • 通常学級に在籍しながら、特別な指導を受ける
  • 週1〜8時間

「特別の教育課程」

  • 「自立活動」:自己理解・コミュニケーション
  • 「個別最適化された学習指導」
  • 「障害による学習・生活上の困難の改善・克服」

利用者数の推移

  • 2010年:5万人 → 2024年:18万人 以上に増加
  • 「気付き」と「制度認知」が広まった結果

在籍数

  • 小学校で多い:中学校は少なめ
  • 発達障害への対応中心

通級の対象

文部科学省 より:

主な対象

障害 内容
言語障害 構音障害・言語発達遅滞・吃音
自閉症 自閉症スペクトラム障害(ASD)
情緒障害 心理的要因による情緒・行動の困難
弱視 視覚に支障
難聴 聴覚に支障
学習障害(LD) 特定領域の学習困難
注意欠陥多動性障害(ADHD) 注意・多動・衝動
肢体不自由 身体の動かしにくさ
病弱・身体虚弱 慢性疾患・体力虚弱

「医学的診断」が必要?

  • 必須ではない
  • 学校・教育委員会の判断
  • ただし「診断書」があるとスムーズ

通級が向く子の例

  • 「読み書きに時間がかかる」LD
  • 「集中できない」ADHD
  • 「対人関係が苦手」ASD
  • 「言葉の発音」言語障害

自校通級 vs 他校通級

文部科学省 より:

自校通級

  • 「同じ学校」内で通級指導
  • メリット:移動が楽、担任との連携
  • デメリット:「通級指導教室が設置されている学校」に限られる

他校通級

  • 「他の学校」の通級指導教室に通う
  • メリット:選択肢が広い、専門指導者がいる
  • デメリット:送迎・時間調整の負担

巡回指導

  • 「教員が在籍校に来る」形態
  • 「通級指導教室の教員が訪問」
  • 児童の負担が少ない

「制度の地域差」

  • 自治体により設置数差
  • 「学区に通級なし」のケース
  • 教育委員会で確認

通級利用の流れ

国立特別支援教育総合研究所 より:

標準的な流れ

  1. 保護者が担任・特別支援教育コーディネーターに相談
  2. 校内委員会で検討
  3. 教育委員会への申請
  4. 発達検査・行動観察
  5. 教育委員会の判定
  6. 通級開始

期間

  • 相談 → 開始まで2〜6か月
  • 「年度途中」開始も可能だが、4月開始が多い

必要書類

  • 保護者の同意書
  • 学校の意見書
  • 発達検査結果(あれば)
  • 医療機関の診断書(あれば)

「途中で変更・終了」

  • 「目標達成」で終了
  • 「学年・状況で変更」
  • 柔軟に対応

通級での指導内容

文部科学省 より:

「自立活動」が中心

  • 「自分の特性を知る」
  • 「困った時の対処法」
  • 「コミュニケーション」

具体的な指導例

障害 指導例
LD(読み書き) 文字認識訓練・タブレット活用
LD(計算) 数概念・操作活動
ADHD 集中時間の延長・自己コントロール
ASD 対人スキル・感情理解
言語障害 構音訓練・会話指導
情緒障害 不安への対処・自己肯定感

「教科の補習」ではない

  • 「教科指導」は通常学級で
  • 通級は「自立活動」中心
  • 「困りごとへの対処法」を学ぶ

個別指導 + 小集団

  • 基本は個別(1対1)
  • 「コミュニケーション目的」では小集団も

特別支援学級との違い

文部科学省 より:

項目 特別支援学級 通級指導教室
在籍 特別支援学級 通常学級
時間 大部分の授業 週1〜8時間のみ
教育課程 個別 通常 + 自立活動
学級人数 8人以下 個別/小集団
担任 支援学級担任 通常学級担任 + 通級指導教員
対象 比較的支援大 通常学級でも学べる程度

「通級から支援学級へ」

  • 通級で対応しきれない場合
  • 学年が上がる時に検討
  • 就学相談を再度

「支援学級から通級へ」

  • 成長で支援が軽減
  • 通常学級復帰の準備

中学校での通級

文部科学省 より:

2018年から本格化

  • 中学校での通級指導
  • 小学校から継続できる体制

「思春期の特性」を考慮

  • 「人と違う」を気にしやすい年齢
  • 「通級に行くこと」へのプライド
  • 配慮された時間設定

高校での通級

  • 2018年から制度化
  • 「個別対応」が中心
  • 設置校はまだ限定的

申請しても通級が受けられない場合

国立特別支援教育総合研究所 より:

よくある理由

  • 「枠が満員」
  • 「学区内に通級なし」
  • 「障害の程度が軽い」と判断

代替

  • 「校内の通常学級での合理的配慮」
  • 「スクールカウンセラー」
  • 「教育相談センター」での個別支援
  • 「放課後等デイサービス」:福祉

「合理的配慮」とは

  • 「障害者差別解消法」(2024年4月〜民間も義務化)
  • 「学校が可能な範囲で配慮」
  • 「席の配置」「テストの時間延長」など

「通級に通うこと」の説明

こども家庭庁 より:

子への伝え方

  • 「あなたが得意なことを伸ばす場所」
  • 「苦手を補う方法を学ぶ」
  • 「自分を知る」
  • 「特別」ではなく「個別」

周囲(クラスメイト)への説明

  • 「人と違うのは普通」と教える機会
  • 「学校の方針」を確認
  • 「いじめのリスク」への配慮

「親の心構え」

  • 「子の良さを見る」
  • 「成長を急がない」
  • 「専門家との連携」

「通級で改善」の現実

文部科学省 より:

効果が出やすい例

  • 「構音障害」:明確な改善
  • 「特定の学習困難」:道具・方法の工夫で
  • 「ソーシャルスキル」:練習で向上

「改善ペース」

  • 「数か月〜数年」スパン
  • 「劇的な変化は稀」
  • **「少しずつ前進」が本質

「通級で完治」とは限らない

  • 「特性は持ち続ける」
  • 「対処法を獲得する」
  • 「自分を理解する」が長期的な財産

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「通級=特別な子」と決めつけ 偏見、子のメンタルへの影響
「申請を後回し」 開始まで時間かかる、早めに
「子の意向を聞かない」 思春期は特にプライドへの配慮
「通級だけ」で家庭・通常学級と連携なし 効果が出にくい
「通級=劇的改善」と期待 数か月〜数年スパン
「他の子と比較」 お子さんのペースを尊重
「祖父母の反対」で諦める 子の利益優先
「医学的診断必須」と思い込む 学校判断でも可能

よくある誤解

Q. 通級と特別支援学級の違いは?

A. 在籍場所と時間。通級は通常学級在籍 + 週数時間、支援学級は支援学級在籍。

Q. 通級に通うと「特別」と見られる?

A. 「個別の支援」。配慮された時間設定で目立たない学校も多い。

Q. 申請から開始まで何か月?

A. 2〜6か月 が標準。早めの相談を。

Q. 医学的診断は必要?

A. 必須ではない。学校・教育委員会の判断で可能、ただし診断書があるとスムーズ。

Q. 通級で発達障害は治る?

A. **「特性は持ち続ける」**が「対処法を獲得」。完治ではなく成長。

Q. 何科・誰に相談?

A. 学校相談は 担任・特別支援教育コーディネーター、申請は 教育委員会、発達は 児童精神科・発達障害支援センター

この記事の根拠

  • 文部科学省 通級による指導
  • 文部科学省 特別支援教育
  • 国立特別支援教育総合研究所
  • こども家庭庁 こどもの発達

まとめ

  • 通級指導は 通常学級在籍 + 週1〜8時間 の特別指導
  • 対象:LD・ADHD・自閉症・言語障害・情緒障害 など
  • 自校通級・他校通級・巡回指導の3形態
  • 「自立活動」が中心:教科補習ではない
  • 特別支援学級との違い:在籍場所と時間
  • 申請から開始まで2〜6か月
  • 中学校・高校でも通級(2018年〜)
  • **「合理的配慮」**も選択肢

大切なお知らせ:本記事は公的機関の情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。通級利用の具体的な手続きは、必ず学校・教育委員会にご相談ください。

🌱

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