この記事のポイント
- 初語とは、意味のある最初の言葉。「まんま」「わんわん」など、何かを指して言う言葉が出てくる、言葉の発達の節目です。
- 1歳前後で出る子が多いものの、個人差はとても大きい。喃語や指さし、目が合うかなど、言葉以前のやりとりが育っているかが大切です。
- 促すコツは「たくさん話しかけて応える」こと。赤ちゃんの声や指さしに言葉で返す関わりが土台になります。
- 対象:0〜1歳半ごろの赤ちゃんの言葉が気になる保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 言葉・発達全般の不安 | かかりつけ小児科 |
| 健診での相談・育児の困りごと | 地域の保健センター |
| 言葉や関わりの専門的な相談 | 自治体の発達相談 |
| 継続的な支援を考えたいとき | 児童発達支援センター |
重要:初語が出る時期には大きな個人差があります。「言葉」だけでなく、「呼びかけに反応するか」「目が合い、指さしや表情でやりとりできるか」もあわせて見ましょう。気になるときは乳幼児健診の機会や、かかりつけ小児科で早めに相談すると安心です。
初語はいつ?発達の目安
厚生労働省「乳幼児身体発育・健康診査に関する情報」 より:言葉の発達は健診で確認される項目の一つで、目安には幅があるとされています。
- 1歳前後で最初の意味のある言葉(初語)が出る子が多いとされます。
- ただし時期は個人差が大きく、数か月の差はよくあることです。
- 初語の前に、喃語や指さし、身ぶりでのやりとりが育ちます。
- 健診はこうした発達の節目を確認するよい機会になります。
初語を育てる家庭での話しかけ方
厚生労働省「母子保健に関する情報」 より:日々の関わりのなかで言葉の土台が育つとされています。
- 赤ちゃんの声や喃語に、言葉で応える「やりとり」を大切にします。
- 「ワンワンだね」など、見ているものに言葉を添えます。
- 指さしには「あれはバスだね」と気持ちを言葉にして返します。
- ゆっくり、はっきり、表情豊かに話しかけると伝わりやすいです。
個人差をどう受け止めるか
国立成育医療研究センター「発達に関する診療」 より:発達には個人差があり、全体の様子から見ることが大切とされています。
- 言葉が遅めでも、理解ややりとりが育っていれば見守れます。
- 言える言葉の数より、コミュニケーションの育ちを見ます。
- きょうだいや友だちと比べず、その子のペースを基準にします。
- 気になるときは家庭で抱え込まず、相談先を頼ることが大切です。
言葉の前に育つ「やりとりの力」
日本小児科学会「小児科診療ガイドライン・活動情報」 より:子どもとの関わりのなかで言葉の土台が育つとされています。
- 目が合う・あやすと笑うなどの反応は、言葉の前の大切な育ちです。
- 指さしや身ぶりも、伝えたい気持ちの表れとして受け止めます。
- 一方通行の動画より、人とのやりとりが言葉を育てます。
- 無理に言わせようとせず、応える関わりを積み重ねます。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 月齢だけで「遅い」と決めつける | 個人差が大きく、不安をあおるだけになりやすい |
| 言葉を無理に言わせようと練習させる | やりとりの楽しさが失われ逆効果になりやすい |
| 同月齢の子と過度に比べる | その子のペースを見失い、焦りにつながる |
| 動画やテレビに長く頼る | 一方通行では言葉が育ちにくい |
| 不安なまま相談せず抱え込む | 必要な支援につながるのが遅れることがある |
よくある誤解
Q. 1歳で言葉が出ないと遅れていますか?
A. 個人差が大きく、それだけで遅れとは言えません。指さしや反応など、やりとりの育ちもあわせて見ます。
Q. たくさん話しかければ早く話しますか?
A. 量より、赤ちゃんの声や指さしに応えるやりとりが大切です。応答的な関わりが土台になります。
Q. 動画で言葉は覚えられますか?
A. 一方通行の視聴より、人とのやりとりが言葉を育てます。見るなら一緒に言葉を添えると効果的です。
Q. 喃語が多いのは良いことですか?
A. はい。喃語は初語につながる大切な育ちです。応えて返すと、やりとりがさらに広がります。
Q. 言葉の発達が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. まずはかかりつけ小児科や地域の保健センターへ。継続的な支援が必要なときは発達相談や児童発達支援センターにつなげます。
この記事の根拠
- 厚生労働省「乳幼児身体発育・健康診査に関する情報」「母子保健に関する情報」
- 国立成育医療研究センター「発達に関する診療」
- 日本小児科学会「小児科診療ガイドライン・活動情報」
まとめ
- 初語は意味のある最初の言葉で、1歳前後に出る子が多いものの個人差は大きいです。
- 言える言葉の数より、指さしや反応などやりとりの育ちを大切にします。
- 促すコツは、赤ちゃんの声や指さしに言葉で応える関わりです。
- 同月齢の子と過度に比べず、その子のペースを基準に見守ります。
- 気になるときは小児科や保健センター、発達相談へ早めに相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの発達や個別の状況については、かかりつけの小児科医や地域の相談機関にご相談ください。

