この記事のポイント
- カルシウムと鉄は成長期に不足しやすい。骨や血液の材料になる、見落とされがちな栄養素です。
- **数字より「毎食どこかに1品」**が現実的。牛乳・小魚・赤身肉・青菜を少しずつ組み合わせます。
- 鉄はビタミンCと一緒だと吸収アップ。組み合わせの工夫で効率よく補えます。
- 対象:小学生ごろの食事と成長を整えたい保護者。
まず確認したいこと(相談窓口)
| 気になること | まず相談する先 |
|---|---|
| 顔色が悪い・疲れやすい・成長が気になる | かかりつけ小児科 |
| 献立や栄養バランスの不安 | 自治体の栄養相談・管理栄養士 |
| 食習慣や成長の進め方 | 保健所・市区町村の保健センター |
| サプリやのどに詰まる食品の心配 | 119番(窒息・誤嚥の応急) |
重要:カルシウムや鉄は「サプリで一気に補う」よりも、毎日の食品からこつこつ整えるのが基本です。顔色の悪さや疲れやすさが続くときは、自己判断でサプリを増やさず、まずかかりつけ小児科で貧血などの可能性を確認しましょう。
カルシウムと鉄はどれくらい必要?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 より:年齢ごとにカルシウム・鉄の目安量が示されています。
- 学童期は骨の成長が盛んで、カルシウムの必要量が増えます。
- 鉄は血液の材料で、成長期や運動量の多い子で不足しやすくなります。
- 必要量は体格や活動量で変わるため、数字は幅をもって考えます。
- 目安に届かない日があっても、長い目で食事全体を整えれば十分です。
カルシウムが多い食品ととり方
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」 より:日々の食品からバランスよくとることがすすめられています。
- 牛乳・ヨーグルト・チーズは手軽なカルシウム源です。
- しらすや小魚、小松菜などの青菜にも多く含まれます。
- 豆腐や厚揚げなどの大豆製品も組み合わせやすい食品です。
- 1種類に偏らせず、毎食どこかに1品を意識します。
鉄が多い食品と吸収を高める工夫
厚生労働省「栄養・食育対策」 より:鉄は組み合わせ次第で吸収率が変わるとされています。
- 赤身の肉や魚、レバーは吸収されやすい鉄を多く含みます。
- ほうれん草や大豆などの植物性の鉄も日々の食事で役立ちます。
- ビタミンCを含む野菜や果物と一緒だと、鉄の吸収が高まります。
- 食後すぐの濃いお茶は鉄の吸収を妨げることがあるので控えめにします。
サプリより食品から整える
国立成育医療研究センター「栄養管理部の情報」 より:特定の栄養素はまず食品から整える姿勢が大切とされています。
- サプリでの過剰摂取は、かえって体に負担になることがあります。
- 鉄やカルシウムは食品からなら過剰になりにくく安心です。
- 偏食が強いときも、好きな食材から少しずつ広げます。
- 不足が心配なら自己判断せず、小児科や管理栄養士に相談します。
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| サプリで鉄やカルシウムを大量に補う | 過剰摂取で体に負担がかかることがある |
| 食後すぐに濃いお茶を習慣にする | 鉄の吸収を妨げることがある |
| 牛乳ばかり飲ませて食事を減らす | 鉄など他の栄養が不足しやすくなる |
| 小魚や硬い食品を小さい子に丸ごと与える | のどに詰まる窒息・誤嚥の危険がある |
| 顔色の悪さを食事だけで解決しようとする | 貧血など受診が必要な場合を見逃す |
よくある誤解
Q. 牛乳をたくさん飲めばカルシウムは足りますか?
A. 手軽な供給源ですが、牛乳だけに頼ると他の栄養が不足しがちです。小魚や青菜なども組み合わせると安心です。
Q. 鉄はほうれん草をたくさん食べれば大丈夫ですか?
A. 植物性の鉄は吸収されにくいので、赤身肉や魚も組み合わせ、ビタミンCと一緒にとると効率が上がります。
Q. サプリで補った方が確実ですか?
A. 過剰摂取の心配があるため、まず食品からが基本です。不足が疑われるときは小児科や管理栄養士に相談します。
Q. 数字の目安に毎日届きません。
A. 1日単位で完璧を目指す必要はありません。1週間くらいの単位で食事全体を整えれば十分です。
Q. カルシウムや鉄の不足が気になるときは、どこに相談すればいい?
A. 顔色や疲れやすさはかかりつけ小児科へ、献立の不安は自治体の栄養相談や管理栄養士に相談すると安心です。
この記事の根拠
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」「栄養・食育対策」
- 国立成育医療研究センター「栄養管理部の情報」
まとめ
- カルシウムと鉄は成長期に不足しやすく、骨と血液の材料になる大切な栄養素です。
- 数字より「毎食どこかに1品」。牛乳・小魚・赤身肉・青菜を少しずつ組み合わせます。
- 鉄はビタミンCと一緒だと吸収が高まり、食後すぐの濃いお茶は控えめにします。
- サプリでの過剰摂取は避け、まずは食品からこつこつ整えます。
- 顔色や疲れやすさは小児科、献立の不安は自治体の栄養相談へ相談しましょう。
大切なお知らせ:この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部がまとめた一般的な情報です。お子さんの体調や個別の状況については、かかりつけの小児科医や管理栄養士にご相談ください。

